と~ま君の部屋

楽しい老後を送りたいとやっています。所詮人生回り道。修士(人間学、仏教学)。ぼけ防止・脳のリハビリでやってるブログです。

落語「黄金餅」におおいに教えられたよん。立川談志をyoutubeで聞いて。悪銭身につかずであるから。もっとも悪銭すらないけど、ボキは。

2018年01月20日 08時53分42秒 | とーま君の流儀2018

悪銭なんか持っていると落語の「黄金餅」と同じになってしまう。清廉潔白とまでは言わないけど、旅から旅でヒマァ~~~な老後を過ごしていた方が気楽で良い。

 

 

最初に結論があって、その後から理屈がついてくる。しかも屁理屈である。そういう行動の仕方をしてきてしまった。しまったと言うのは、失敗もあったからである。しかも、かなりの数であった。

なぜそんなことをしてきたかというと、ボキは潜在意識を大切にしてきたからである。潜在意識は、普段の行動を支配していると思うからである。ホントウの欲求とか願いを潜在意識が左右していると。

ま、そのことはそれでいい。これまでそれでなんも問題はなかった。大きな失敗はなかった。唯一、某大学大学院を中退せざるを得なかったのは予想外であったけど。しかも、健康を損ねてしまった。これは計算外であった。学費も準備していたし。時間はたっぷりあったし。

もう過ぎたことである。学費の分が、ボキに年間複数回の海外旅行になったと思えばそれで良いのだ。実はもっと中国に行ってみたいのだが、家人があまり乗り気ではない。体力のある限り、遠い国から行ってみよう、やってみよう、喰ってみよう(?)と楽しんでいるからである。

確かにそうだ。身体が動かなくなったら、飛行機に乗って海外に行けるわけもない。しかもヨーロッパのように遠いところだと、ボキはビジネス席でないと行けない。当然カネはかかる。これが一番悩みのタネである。

中国は近いからその点経済的には実に良い。時間もかからない。中国の飛行機も楽ちんになってきたし。大昔、桂林に行った時は、広州からなんとプロペラ機であったからである。ソビエトの飛行機だと言っていた。ガタガタと震えるような中古機だった。今はそうではない。機内食はあまりおいしくないけど。

その点、ANAやJALは快適である。機内食が実においしい。さらにある。去年露西亜に行った時は、JALの機内のトイレがなんとウオッシュレットであったからなおさらである。露西亜も時間がかかる。だからビジネスで行ったけど。

そんなわけで、ご隠居さんは旅から旅へと過ごしているのである。やることがないから、余計に旅に出たくなる。

退職してからもゼニゼニゼニゼニでは息が詰まる。もう良いではないか。

どうせ死んじゃうのである。それを計算していないと、後悔する。カネなんか、棺桶の中に持っていくわけにはいかないからである。落語の黄金餅ではないが、カネの入った餅を食ってそのまんま死んでしまって焼き場に行ってから後悔することになる。カネを欲しがる人々に囲まれてしまったら、それこそシマッタである。

これぞみっともない死に方である。

もっとも、ボキはそんなゼニはないから安心であるけど。

 

 

※落語黄金餅あらすじ

下谷山崎町の裏長屋に住む、金山寺味噌売りの金兵衛。

このところ、隣の願人坊主・西念の具合がよくないので、毎日、なにくれとなく世話を焼いている。

西念は身寄りもない老人だが、

相当の小金をため込んでいるという噂だ。

だが、一文でも出すなら死んだ方がましというありさまで、

医者にも行かず薬も買わない。

ある日、

「あんころ餠が食べたい」

と西念が言うので、

買ってきてやると、

「一人で食べたいから帰ってくれ」

と言う。

代金を出したのは金兵衛なので、

むかっ腹が立つのを抑えて、

「どんなことをしやがるのか」

と壁の穴から隣をこっそりのぞくと、

西念、何と一つ一つ餡を取り、

餠の中に汚い胴巻きから出した、

小粒で合わせて六、七十両程の金をありたけ包むと、

そいつを残らず食ってしまう。

そのうち、急に苦しみ出し、

そのまま、あえなく昇天。

「こいつ、金に気が残って死に切れないので地獄まで持って行きやがった」

と舌打ちした金兵衛。

「待てよ、まだ金はこの世にある。腹ん中だ。

何とか引っ張りだしてそっくり俺が」と欲心を起こし、

そうだ、焼場でこんがり焼けたところをゴボウ抜きに取ろう」

と、うまいことを考えつく。

長屋の連中をかり集めて、

にわか弔いを仕立てた金兵衛。

「西念には身寄りがないので自分の寺に葬ってやるから」

と言いつくろい、

その夜のうちに十人ほどで早桶を担いで、

麻布絶口釜無村のボロ寺・木蓮寺までやってくる。

そこの和尚は金兵衛と懇意だが、

ぐうたらで、今夜もへべれけになっている。

百か日仕切りまで天保銭五枚で手を打って、

和尚は怪しげなお経をあげる。

「金魚金魚、みィ金魚

はァなの金魚いい金魚中の金魚セコ金魚

あァとの金魚出目金魚。

虎が泣く虎が泣く、虎が泣いては大変だ

……犬の子がァ、チーン。

なんじ元来ヒョットコのごとし

君と別れて松原行けば

松の露やら涙やら。

アジャラカナトセノキュウライス、テケレッツノパ」

なにを言ってるんだか、わからない。

金兵衛は長屋の衆を体よく追い払い、

寺の台所にあった鰺切り包丁の錆びたのを腰に差し、

桐が谷の焼き場まで早桶を背負ってやってきた。

火葬人に、

「ホトケの遺言だからナマ焼けにしてくれ」

と妙な注文。

朝方焼け終わると、

用意の鰺切りで腹のあたりりをグサグサ。

案の定、

山吹色のがバラバラと出たから、

「しめた」

とばかり、残らずたもとに入れ、さっさと逃げ出す。

「おい、コツはどうする」

「犬にやっちめえ」

「焼賃置いてけ」

「焼賃もクソもあるか。ドロボー!」

この金で目黒に所帯を持ち、

餠屋を開き繁盛したという

「悪銭身につく」お話。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

1月19日(金)のつぶやき

2018年01月20日 06時45分33秒 | とーま君の流儀2018
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

光こそ、すべての源という気がするのだが

柔道をやると~ま君

サンスクリット般若心経

高齢\(^_^)/