心の友だち

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あるがまま~森田療法(5) 刑務所

2016-10-19 11:20:13 | あるがまま・森田療法

しばらく森田療法から離れていましたが、皆さんはまじめに実践していましたか。

自宅ではなかなか思うような効果をあげることはできないでしょうが、多少とも
リラックスできれば、「やってよかった!」ということにしましょう。

次の段階は軽作業ですが、まだその段階に入るには早すぎるようです。
少なくとも、今までの自分がいかに緊張していたかが納得できるまでは続けて
ほしいものです。

横になって寝る第一段階での注意点は、「何もしない!」ということです。
退屈なのでどうしてもテレビを観たり、本を読んだり、ゲームをしたりしたくなっ
てしまいます。
それではまったく効果がありません。
「横になって何もしない。」
これがキーワードです。

ところで、対人恐怖症の人はどちらかというとおとなしく、小さくなっている感じ
ですが、逆に、他人に対して攻撃的に出る人もいます。
自分の感情を制御できず、興奮して、気がついたら人を刺し殺していたなどと
いう人です。
こういう人にも森田療法は効果的です。

刑務所という世間から隔離された施設に収容し、自分を見つめ直す時間をた
っぷり与え、興奮しやすい性格を改善しようとします。
ここでも、「何もしない。」という基本的な発想は生きています。
娯楽は最小限に抑えられます。娯楽がたくさんあると、自分を見つめようとす
る意識が生まれてきません。

そうした刑務所暮らしをしている囚人が、何かの出来事から興奮して暴れるこ
とがあります。
そうすると「懲罰房」という狭い個室に入れられます。
何もないコンクリートで囲まれた狭い部屋に閉じ込められるわけです。
ちょうど森田療法の入院の際、個室に入れられるのに似ていますね。
本人は苦しいでしょうが、興奮を鎮めるにはなかなか良い方法なのです。

森田療法というのは、何も特別な方法というわけではなく、昔から当たり前に
行なわれていた方法に医学的解釈を与え、神経質治療に応用したということ
なのです。
古いとか新しいとかの問題ではなく、人間が生きているかぎり常に有効な自然
療法だと言えます。

(せっかく穏やかな気持ちになれた囚人が、実社会に戻された途端に、また以
前のような凶暴な性格に戻ってしまう!といったことがよくあります。前科のあ
る人間が平穏な生活を送るのは大変なことなのです。
森田療法にも同じことがいえます。
その点も検討はされているのですが、なかなか難しい面があります。)


* この記事は、『あるがまま~森田療法(5)刑務所』(2015・12・16)を加筆・
訂正したものです。




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