日々の記録

プレ後期高齢者にはまだ早い・・とは言え、認知症は心配です。

柚木麻子♫ バター BUTTER

2017-04-27 | 小説を読む
BUTTERの日々・・・・。きょうでおしまい。「BUTTER」読み終わった。
あれっ?帯がちがう。。

北陸地方を中心に展開する書店:明文堂書店のサイトより

「計算し尽くされた」とは、こういう作品を指す。


小説新潮連載中に読んだときには、週刊誌の女性記者が、世間に注目された事件を掘り下げていく展開をはらはらしながら読んだ。

書籍化された本をじっくりと通して読むと、切り口がいろいろと見えてくる。
圧倒的な力作。絶対に直木賞。あまりネットでは見かけない意見だけど。
恩田陸著「蜜蜂と遠雷」も出た直後はこんな感じだった。


〈クリスマスは七面鳥を焼くつもり〉
「家庭的」とはそもそも何なのか・レシピ・ぐるぐる回るちびくろサンボの虎たち、そして、バター。

「バター」に視点を当てた感想を

「バター不足」のクリスマスのあたりから始まる。
他人をめちゃくちゃにしながら、欲望を全開にして生きる梶井。
そのパワーは尋常ではない。付き合わされる人は自然にペースを乱してしまう。

発売日の新聞広告のフレーズに納得。
【この女と話してはいけない】


半年間、梶井を取材し、体重が10kg増え、梶井の攻撃ですっかり気力をなくした里佳は、
スーパーの乳製品売り場の「エレシバター」に目が釘付けになる。
〈あのエレシバターがこんな普通のスーパーに陳列されるようになるなんて。〉
高級品扱いされている者も人も、時間が経てばあるいは、価値観がちがえば、ありふれた存在。

里佳の強さ(しぶとさ)を表す言葉:「溶けたバターはすぐに再生するのだ」
しびれました!
416ページの、再び立ち上がる里佳の姿は感動的・・ちょっとちがうな・・ぴったりくる言葉がない。
とにかく、その姿にしびれた。

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