ちゃぼきっとんとようすけさん

推定12歳のワイマと推定2歳の茶トラの猫
どちらも骨と皮の状態でで出会っちゃった運命のいたずら!

【思い出話】雪の日の迷子事件

2017-02-12 00:33:24 | 日記
今朝は ガッツリ道路まで雪が積もっていて びっくりでしたよ

その後 一日降ったりやんだりの雪は水分が多く 降るほどに道路の積雪は解けてしまいました



10年前 2007年1月7日 この日は今日よりも しっかりと雪が積もったのでした


その頃は 今みたいに車でお山の公園に散歩に行ったりはせず

近所のお山でよく遊んでいました


整備されていないから 夏場は草が生い茂り 虫も大量にまとわりついてくるので とても行くことはできないけれど
秋から冬は 誰も来ない 山奥で 勝手にドッグランと称して ノーリードにしたりしていましたよ(遠い目)


チャボは 保護して10か月
あばら骨は隠れてきてはいても まだまだ ガリガリのホソホソでしたねぇ


初めての雪遊びに 大はしゃぎ



しっぽの上がり具合を見てくださいよ

あかね大先生だって 珍しい積雪に大興奮



二人で みなみさんに激突しちゃってますよ





二人で ビュワーーーンと駆けていく




行きすぎちゃったら 大急ぎで戻ってくる

またまた 走り去る二人



ここまで おいでぇ~~

こら~~ 待て~~~~

あはは♪ うふふ♪


とにかく ちゃぼのはしゃぎっぷりったらすごかった



ひとまたぎで渡れるくらいの小さな小川に沿って 細い道が続くのだが


ずんずん 奥まで行くと 治水の小さなダム?関?みたいなのが いくつかあって 行き止まりになる


道と小川を挟んで 二つの山の斜面になっており まあ 谷底を歩いているわけだ

その斜面を 目にも止まらぬ速さで 駆け上り

ダダダダーーーっと駆け下り 2メートルくらいの ほぼ垂直の崖くらい ピョンと飛び降りてしまうチャボ君に
ワイマの運動の能力の高さを見せつけられるようだった


帰り道 さぁ そろそろ撤収と オンリードにしようと呼び戻したところ

あかねと ちゃぼは 小川を渡って 道とは反対側の斜面を登って 遊んでいた


あかねは すんなり 帰ってきたけど チャボは どんどん 斜面を登っていってしまった


チャボの方が斜面の高い位置にいて 先に降りて 川を渡って私と娘がいる方へ 走って帰るあかねのことが 目に入らなかったようだった

普段のチャボは決してそばを離れたりしないのだ



名前を呼べば呼ぶほど あわてたように 急いで登っていってしまって とうとう 姿が見えなくなってしまった

後から思うと 谷底で呼ぶ我々の声が 反射して こだまのようになり

帰るべき方向とは 反対の方から聞こえてきてしまったのだと思う


その時は なぜ チャボが反対方向に行ってしまったのかわからなかった

ウサギか何か 小動物でも見つけて 追いかけてしまったのかと思ったのです


気が済めば帰ってくるだろう。。。。と



ところが 待っても 待っても 戻ってきません

心配でたまらない私に対して 娘は ほっとけば そのうち帰ってくるわと いたって 冷たい反応


しびれを切らした私が ちょっと見てくるわと 川を渡ろうとしたら

運動能力と体力に難ありの私に代わって しかたなく 反対側の山に登ってくれるという


オンリードにしたあかねも また フリーにして ちょっと探してきてと頼んでみた(気休めだけど)



あかねと 娘は どんどん山を登っていき みんな 見えなくなってしまった

取り残された みなみとワタクシ!



途中までは チャボの足跡をたどっていたけど それも わからなくなってしまったんですって

10年たって 今頃の告白ですけど その時娘は ほぼ 探す気なんてなく


「ああ めんどくせ  あかね チャボ君 連れてきて」と言って

私から見えないことをいいことに 山の途中で 休んでいたそうです



探して来いと言われた あかねは


すぐさま 娘から離れて どこかへ走り去り

娘は 「くっそーーー あかねまでいなくなったよーーー」と思ったそうです



ほどなく あかねは 娘のもとに帰ってきて その後ろから 嬉しそうにしっぽをブンブンさせた チャボがついて来たそうです


そして めでたし めでたし あかねを先頭に斜面をみんなで降りてきて

あかね 娘の順で川をとび越えて帰ってきました


ところが チャボ君


行きは こんな小さな小川 一気に飛び越えて行ったくせに
川に降りる 1メートルにも満たない段差を 降りられなくて 悲しそうにウロウロするんです


あんなに 意気揚々と 2メートルほどの崖を飛び降りていた 同じ犬とは思えない有り様ですよ



よほど 声がする方に走っていったのに 見失ってしまって 困り果てていたんでしょうね

なんせ 知らない山道に置き去りにされた過去がありますからね
トラウマですよねぇ

完全に自信喪失状態でした


私が 段差のより低いところまで 誘導して ようやく帰ってこられたというね

いまでも 我が家の一番の語り草になっている事件でした




《おまけ》
田んぼ道コースを歩いていた時
もちろん オンリードですから チャボは私の隣にいたわけなんですが

遠くの方をじっと見つめて 首を傾げ 聞き耳を立てている様子なんです

はて? と思って 耳を澄ますと

田んぼの向こうから かすかに 声がしたんです



田んぼの向こうのチャボが見つめる先は こんもりと ちょっとした 小さな森のようになっていて
そこから こだまのように声が聞こえて来たんです

そんな大声でしゃべってはいませんよ


その時気づいたんです

なんで 反対側の山に登っていったかがね
山の頂上のほうから私の声が聞こえてきて 登っていってしまったんだろうなって

あかねとは 経験値の差が大きく出た事件でしたねぇ



チャボは あの時 初めて ノーリードで遊んだんです 


【チャボ君 保護一周年のお祝い】


(2007年3月13日)

にほんブログ村

人気ブログランキングへ