雑司が谷に住んでます

歩いて生きてる

一週間ごとのリセット、現状維持で精一杯

2010-09-04 22:44:01 | 日記
老健施設で父と昼食とおやつを共にした。家族が居る時は自室で自分のペースで食べたり過ごすことができる。もちろん入浴やリハビリの予定が入っている時間は別だ。今日は前もって面会する時間を伝え、自室で昼食をとるので食堂へは移動しないようにお願いしておいた。そうしないと、いつものように食事の一時間前には談話室に集められ、食堂への移動をぼーっと待っていなければならないからだ。父は認知症はあるが主に物忘れと動作や反応が緩慢になっているだけ。自分の置かれる状況についてはよくわかる。自分ができないことは人にやってもらわねばならない自覚があるので辛抱しているが、これまでも長いこと放置されて待たされることには大分苦痛を感じていたようだったが、先週は「何時間も待たされてたまらない」「何が何だかよく分からないくらい待たされる」と父にしては珍しくはっきり口にしていたので、なるべく食事の時間に合わせて面会することにした。

一週間ぶりだが、父は比較的はっきりしていた。しかし、だいぶ肩の筋肉が落ち、顔の表情の焦点がだんだんぼんやりしてきていると感じる。無理も無い。自宅に居るときとは状況が違う。その他大勢の入所者の一人として世話を受けていると、私でも自意識がだんだん溶解してくるのではないかと思う。

母の「行きたいけれど暑いうちは無理だから涼しくなってから行くから」との言葉を伝えると、「もう年だから無理だろう」と答える。「年と共にだんだん動けなくなるのは十分にわかっている」と言うような口振りに、自分の事もそう思っているのかとはっとさせられた。熱中症で亡くなる人がたくさん出ているという話をしていたら、ふいに「自分も早いとこ…」と言いかけたきり黙ってしまったので、ドキリとした。父は自分が終わるのをここで辛抱しながら待っているのではないかと感じた。もう自分でも家へは帰れないと諦めてしまっているのではないか、と。そして、それ以上言わずに黙ってしまったのは、私に対する精一杯の思いやりのようで胸が詰まった。父の心の内にどれだけの思いがあるのだろう。

事務局で訪問床屋に父の散髪の予約をお願いし、健康診断を近所のクリニックに予約するようケアマネのYさんに伝言を頼む。部屋に戻って父に床屋の予定を伝えているとリハビリの迎えが来る。「変な時間にリハビリがあるね」と困惑顔の父。もうかなり眠くて身体の自由が利かなくなってなっている。少し後にしてくれるようお願いし、父にベッドに横になってもらい施設を後にした。スローペースの父にとって施設の一日は結構忙しい。

施設に馴染んできたれど、父の自宅での生活復帰はどんどん無理になって来ていると感じる。生活に必要な動作が、一つ一つ声を掛けても難しい。高齢の母にはもう無理だ。訪問介護をお願いしたとしても、母を介助しながら父の介護を続けることが今の私の健康状態ではできない。自分が入院してしまったら、もう、どうしようもない。だから余計に自宅近くの施設へ移したい。そうすれば、昼間だけでも自宅で過ごせる機会が作れると思う。近所の老健は多床室希望で入所待ちの状態である。いつになるか全くわからないので、個室であれば入所可能かどうか週明けにでも相談してみよう。

今夜は夕食は各自で済ませてもらうように頼んでおいた。一週間に一度の面会だが心身共にとても疲れてしまう。毎週体調を崩しては立て直し、また崩しては立て直す繰り返しだ。一週間がとても短い。なかなか先へ進めない。でも、もう気を病むのはやめよう。できることを考えて少しづつでもやって行こう。なので、毎週土曜の面会日の夕食は各自でやってもらうことにする。その分、自分の疲れを増幅させないよう、少しでも回復させるようにする。自分一人で無理を重ねるのは家族にも不毛だから。
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