バイク試乗/レンタルおよびツーリング日記

お勧めのツーリングコースや試乗、レンタルしたバイクについてレポートします。

マジェスティS

2013-12-16 00:08:05 | バイク試乗、レンタル ヤマハ
 12月15日から16日かけて、瀬戸市のバイク店、

イトーKTにてマジェスティSを 1泊2日 1万円にて

レンタルし、750キロほどツーリングしたのでレビューしたい。


今回のツーリングルート



1日目 320キロ

名二環(大森~名古屋西) ⇒ 東名阪(名古屋西~勢和多気) ⇒ 国道42号 

⇒ 国道311号 ⇒ 国道42号

2日目 440キロ

国道42号 ⇒ 和歌山県道24号 ⇒  阪和自動車道 (湯浅~和歌山)⇒ 国道24号

⇒ 紀の川広域農道 ⇒ 国道県道乗り継ぎ ⇒ 名阪国道 ⇒ 国道306号 

⇒東名阪(四日市~名古屋西)⇒ 名二環(名古屋西~大森)


性能

認定型式/原動機打刻型式
JBK-SG28J/G3B8E

全長×全幅×全高
2,030mm×715mm×1,115mm

シート高
795mm

軸間距離
1,405mm

最低地上高
90mm

車両重量
145kg

燃料消費率 *1

国土交通省届出値定地燃費値 *2
40.0km/L(60km/h) 2名乗車時

WMTCモード値 *3
37.1km/L(クラス2, サブクラス2-1) 1名乗車時

原動機種類
水冷・4ストローク・SOHC・4バルプ

気筒数配列
単気筒

総排気量
155cm3

内径×行程
58.0mm×58.7mm

圧縮比
11.0:1

最高出力
11kW(15PS)/7,500r/min


最大トルク
14N・m(1.4kgf・m)/6,000r/min

始動方式
セルフ式

潤滑方式
強制圧送ウェットサンプ

エンジンオイル容量
1.0L

燃料タンク容量
7.4L

燃料供給
フューエルインジェクション

点火方式
TCI(トランジスタ式)

バッテリー容量/種類
12V, 6.5AH(10H)/GT7B-4

1次減速比/2次減速比
1.000/8.787

クラッチ形式
乾式, 遠心, シュー

変速機形式
Vベルト式/オート

変速比
2.480~0.740:無段変速

フレーム形式
バックボーン

キャスター/トレール
26°00′/82mm

タイヤサイズ (前/後)
120/70-13 M/C 53P(チューブレス)/
130/70-13 M/C 57P(チューブレス)

ブレーキ形式 (前/後)
油圧式シングルディスク/油圧式シングルディスク

懸架方式 (前/後)
テレスコピック/ユニットスイング

ヘッドランプバルブ種類/ヘッドランプ
ハロゲンバルブ/12V, 60/55W×1

乗車定員
2名

価格
340,200円 (本体価格 324,000円)




エンジンフィーリング

 今まで50CCの原付1種を除けば、まともに乗ったことがあるスクーターが、T-MAXだけなので他車と比較できないが、

レスポンスのいい、心地よいエンジンフィーリングである。

 また静粛性は高く、起動性も寒い朝でも一発で起動するほど良好であった。

 動力性能は、メーター読み80キロ程度までは素早く加速し、105キロ程度までは常用域として使用できるが、

そこで頭打ちとなり、それ以上の速度をだそうと思うと、空気抵抗のないトンネルや下り坂の力を借りなければならない。


コーナリング、乗り心地

 足回りはかなり固く、路面のギャップを拾いまくるので、乗り心地ははっきり言って悪い。

 ただそのおかげで、タイトコーナーが続く峠でも、軽やかに走り抜けることができるし、高速道路にて100キロ

で走行する際も安定していて、安心感を感じられる。



 シートは体をホールドするために、大きな段差がついており、乗車姿勢が固定されるのでスポーツ走行に適しているが、多少窮屈である。



取り回し

 全長は多少長いが、基本的には原付2種サイズなので、言うまでもなく取り回しやすい。

ただ足つきはあまりよくないので、注意が必要である。



燃費

 燃費のことなど考えずガンガン回し、概ねリッター32キロ程度という結果だった。

250CCのVTRでも、30キロ強の燃費だったので、スクーターというハンデがあるにせよ、

もう少し頑張って欲しいところである。

 

メーター・スタイリング

 メータはかなり気に入った部分で、特にデジタルメーターの表示部分は新しく、新型であること感じさせてくれる。

 
 その反面スタイリングに関しては、原付2種の雰囲気が抜けておらずあまり好みでない。

どうせなら同じヤマハの上位機種である、マジェスティやT-MAXのテイストをもっと取り入れれば良いと思うのだが、

実際には下位の機種であるシグナスの影響が大きく、ライバルであるPCXの方が、新世代を感じさせる洗練されたデザインで

大きくリードしているように思える。

ただしいち早くLEDランプを採用したことについては、デザイン、安全の両面で評価できる。



 
収納

 間口はそこそこあるが、深さが足らないため、私が使用しているフルフェイスを収納することは不可能だったが、

愛用しているリックは余裕をもって収納できたので、1泊や2泊程度のツーリングでは十分なスペースだろう。




総評

 最近流行の兆しを見せている150CC~200CCのスクーターだが、まず最大のアピールポイントはその価格の安さであろう。

250CCで比較的安価なロードスポーツであるGSR250やCBR250でも、マジェスティSより10万円以上定価が高く、250CCで一番安いスクータである

フォルッアSIは20万以上上の価格帯である。

 しかも250CCのロードスポーツを買って、収納をこのマジェスティS並に整備しようと思えば、更に5万円以上の出費を覚悟する必要がある。

 走行性能についても、下道では峠も含めて、250CC同等に走りを楽しむことができるし、(ただし個人的には、バイクとスクータは

同じ二輪車だがその楽しみは大きく異なると思っている)高速道路でも、追い越し車線で流れをリードしようと思わなければなんの問題もなく

走行できる。(ただし片側1車線の高速道路で、飛ばしまくる車やトラックが後続についた場合は、路側帯に避難しなくてはならないが)

 総合的に、このマジェスティSの長所・短所をまとめると、


長所

 ・安価な車両価格
 
 ・スクーターならでわの収納能力

 ・視認性、デザインの良いメーター

 ・スポーティで安定感のある足回り

短所

 ・衝撃をタイレクトに伝える乗り心地。

 ・小排気量の割に悪い燃費

 ・イマイチ垢抜けないスタイリング


  といったところだろうか。

 バイクが最大の趣味で、バイクに掛けるお金は惜しくないという人には、もっと良いバイクはいくらでもあるが、

基本的には通勤、通学に利用し、休日には近場への日帰りツーリング、連休に年2,3回ロングツーリングをするといった、

半分実用、半分趣味のような使い方をする場合においてこのマジェスティSはベストの選択ではないだろうか。


 

  

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