あひる町の住人~高知ライフ~

2匹の猫との日々・釣りやギター、音楽の話・絵・ライブレポ・高知の話題など、ゆるーりと綴る悲喜こもごもの土佐日記です。

ザッハナイトその2「ザッハトルテ第1部」岡山県高梁市観光大使来る!~World Music Night vol,22 ~世界の音楽と料理を楽しむ夕べ

2016年10月21日 | 【ライブレポート】

2016年10月14日、高知市かるぽーと小ホールで開催されたWorld Music Night vol,22 ~世界の音楽と料理を楽しむ夕べ 「ザッハナイト」のライブレポート。今回はザッハトルテの第一部をご紹介します。

ザッハナイトその1「クロパン・クロポンと料理編」はコチラ♪


【ザッハトルテのご紹介】
アコーディオン、チェロ、ギターのユニット。ミュゼット、アイリッシュ、ジプシースウィング、ボサノヴァ、ロック、クラシックなど、「お茶の間にヨーロッパを」と題し、古き良き大衆音楽の雰囲気を取り入れた、彩り豊かなオリジナル曲を演奏している。全国のカフェ、ホールのみならずさまざまな場所で年間100回を超えるライブ活動をしている。
ZAHATORTE(ザッハトルテ)公式サイト




【ザッハトルテ第一部・ウエッコ劇場編】


アコーディオンの都丸さんチェロのヨース毛さんがステージに上がってきました・・・ドキドキ。

・・・ウエッコさん、遅れ気味?


あらら、曲が始まっちゃいました。まさかの遅刻!?



一曲目は「キンメギンメ」

・・・この曲の場合は何かが起こります。




「ヤァ!お待たせ!」とウエッコさん、満を持して登場。



赤いハンカチーフ・・・(´・ω・`)



ハンカチから・・・



バナナ!


いつもは中盤で行う手品で登場!会場(特にお子様)大喜び♪さすがですね。



スッとマカフェリギターを抱えて本業の超絶テクを披露。





「ドーモコンバンハ!!ザッハトルテです!」
声高らかに響くいつものウエッコさんのメンバー紹介♪




「ここはホールなんですけど、全国でも珍しくてデスネ、食事やお酒を飲みながらコンサートが楽しめてしまうという・・・酒飲みの高知ならではデスネェ!!



「なんなら最前列でむさぼってもいいですよ♪匂いでテンション上がりますからw」と都丸さん。

場内はすっかりザッハワールド一色のほっこりした空間になっていきました。




2曲目はザッハトルテの代表曲「あの空に虹を・・・」







ザッハナイトのはじまりはじまり(^^♪



【ウエッコ大使、高梁市の魅力を語る】



「昨日ですね、アテクシ、岡山県高梁市(たかはしし)の観光大使に任命されました。」

「いままでワタシは自称"ミュージシャン”でしたが、いきなり”大使"ですよ!」


・・・自称「ミュージシャン」(笑)




「普通に暮らしていたら、公的な肩書ってなかなかなれないですよね。」



ヨース毛さんのTwitterより♪


「その名も・・・『備中高梁伝えたいし!ギターのリズムで伝えたいし!』
・・・ビックリマークの『たいし!』ですね。人生初の名刺を作りました。欲しい方は差し上げます。」」




ライブ終了後、お名刺をありがたく頂戴いたしました・・・なるほど『大使』という漢字はどこにもないです。伝え『たいし!』です。いろんな『たいし!』ありそうですね(笑)



「今日は『たいし!』の初仕事じゃないですか、ここで高梁市の魅力を伝えてくださいよ!」
都丸さんのいつものムチャぶり開始。



「え…っと、そのまえにチューニングを…」
まるで寄席のようなウエッコさんの語りも若干くぐもる・・・(´・ω・`)

ココロのチューニングも済ませます。


「エー…まず高梁市出身の有名人は『ボヘミアン』でおなじみ葛城ユキさん、漫画『ドーベルマン刑事』の平松信二さん・・・」

「観光といえば、今話題の天空の城と呼ばれている備中松山城!」



岡山観光さんのHPより
おっと、ココ行ってみたい場所!!日本三大山城の一つです。



「えーと、そうそう、備中神楽が有名です! 引きこもりのアマテラスの神様を、イェーイ♪ってカーニバルをして騒いで引っ張り出すお話しなんですけどね」




「イェ~イ♪」

備中神楽おもてなしプロジェクトのHPより♪




「大使、だいじょうぶ?w」と、都丸さん。


ウエッコさんは無視して続けます(´・ω・`)

「あと、そう、種無しぶどうのピオーネの日本一の産地です。」

「それと、まぁまぁ小京都と呼ばれてるんですよ。高知からだとJR南風(なんぷう)に乗って→岡山→高梁と、特急が止まりますからぜひ観光がてら来てください!」



都丸さん
「大使の初仕事、30点くらいかなw」
赤点ですやん(笑)


でもウエッコたいし!気持ちは十分伝わりましたよ。おかげで高梁市に行きたくなりました(笑)

そういえば僕の大好きな映画・寅さんの舞台になっていたのが高梁市。2回もロケされています。

特に寅さんが坊主になった(笑)第32作の「男はつらいよ・口笛を吹く寅次郎」は僕の中ではベスト1!寅さんの人気ランキングでもベスト5に選ばれている作品です。ライブ終了後にウエッコ大使と寅さん談義をさせていただきました(^^♪





初期の名曲「ポーリーセット」と「ザッハトルテスイング」と続きます♪




【ウエッコさんの出身地・高梁市福地(しろち)ってどんなとこ?】

ウエッコたいし!の生まれ育った環境のディープな話になっていきました。


「当時は小学校で全生徒で10人いましたが、今は4人らしいですよ。そんなわけで、のびのびとギターが弾ける環境でしたね!」



ここで都丸さんも頷く。
「僕の実家は群馬なんですけどね、自動販売機まで往復4kmすよw」

ウエッコさん「そう、ウチも自動販売機まで片道2kmでした。でも、アテクシの実家は『何でも屋さん』なんで、毎日寝る前に店にあるアイス食べてましたけどね」ウエッコさんの実家は、福地(しろち)唯一の商店だったのですね。

「ガードレールないから、前から車が来てライトがまぶしくて田んぼに落ちたこともあります」



この方々を見ていると、のびのびと楽器を弾ける環境って、大事だなと思いました(笑)



ここまでは寡黙なヨース毛さんは愛知県春日井市出身。どんな環境だったんでしょうね…どこで育ってものびのびな感じしますが( *´艸`)



【私の好きな色】
最新アルバム「お茶の間トリップ」に収録の「私の好きな色」について語りだすウエッコさんの話が独特で面白い。



音には『色』があるんですよ。ワタシにとっての『黄色』は『Dコード』なんですね。『D』は黄色いなぁ~って、覚えたての頃は『D』一日中弾いていました。のびのびとギターが弾ける環境でしたからね。」


ちなみに「黄色いD」です。僕もこのコードから覚えたなぁ。



「そんで、『Am』って『赤』デスヨネ!・・・『赤』だと思う人!手を挙げて~!」



・・・場内3名ほど挙手(^^)/


マイナーコードが『赤』とは面白いですね。もっとダーク色だと思いましたから。


「さすが高知デスネ!他では誰も『赤』には手を挙げませんでしたから♪」


「ウエッコにつられたんじゃない?ウエッコは共感覚、かっこよくいうとシナスタジア使いスねw」と都丸さん。



「実は僕は『ピンク』が大好きなんですよ。若い頃、服も靴も全部ピンクでしたから。その頃お付き合いしていた女性に『ピンクは買わないで』と言われましたね。」


・・・そりゃそうだ(笑)
そういえば昔、ピンクのコンバース流行ったなぁ。僕も持ってました。



「そんで、『ピンク』のコードは『E♭M7(イーフラットメジャーセブン』なんですよ。という訳で、黄色とピンクと緑のコードで作った曲を演奏します。」


「ピンクと言えば『桃色』、岡山県は桃太郎ですよね!では聴いてください『私の好きな色』」


すごい、ウエッコたいし!まとめた(´ω`)





照明もピンクに染まる♪


ほのぼのして良い曲です。「お茶の間トリップ」のアルバムにも、いい曲がぎっしり詰まっていますね。



…しまった!緑のコードを聞きそびれた!(笑)





【変拍子が大好きな都丸さん】


都丸さん「『妖精の煙突』という曲を第一部の最後に演奏します。トルコにあるカッパドキアの奇岩が妖精の煙突と呼ばれているんですよ」


ググッてみると、この世とは思えない光景です・・・気球ツアーがオススメだそうな(´・ω・`)イッテミタイ。



そして、マニアックな音楽の話になりました。




「実はエジプトとトルコのベリーダンスは違うんですよ」



ほぉ~(´ω`)ざっくり調べてみると、3種類あるようです。



エジプシャン(エジプト)はアラブ音楽中心。円熟した女性が似合うそうです。肌の露出が少ないのですが、なめらかな女性らしさを細かく見せる踊り。
ターキッシュ(トルコ)はアップテンポで激しく、コスチュームもセクシー♪アラブの音楽を取り入れることもあるそうです。
レバニーズというのがその中間、ヨーロッパ感覚を取り入れたもの。

それぞれ曲調もダンス内容が違うようです。勉強になりました。





「カリトマトナベシーシャカ」の時のゲスト、超絶ベリーダンスのミナコさんはターキッシュなのかな…。





「なにやら『女性らしい体形』になるということで、最近はベリーダンサーの人口が増えてるらしいス。腰が特に痩せて『ボン!キュ!ボン!』てなるらしいスよ。」



「ダンサーと共演することが多いのですが、『都丸くんもどう?』て誘われるんスよね。…僕が『ボン!キュ!ボン!』ってなっても・・・W」


そこで、ベリーダンスといえば、音楽的には「変拍子」が多く、都丸さんが大好物の「変拍子」の話になりました(´・ω・`)

まとめると・・・
◆9拍子(カルシラマ/トルコ)→都丸さん、テンション上がるらしいです。
◆18拍子(スルクレ)→「カルシラマ」の親戚。拍子が割り切れないそうです。



都丸さんは変拍子を実際に演奏してくれました。別の都丸さんのスーパーバンド「カリトマトナベシーシャカ」でよく演奏されている曲でした♪



「都丸くん、ちょっと変拍子弾いてみてくださいよ」と、ウエッコたいし!。

突然変拍子に合わせて歌いだしました!



「びっちゅう、たかはし、つたえたいし!ウエッコ!びっちゅう、たかはし、つたえたいし!ウエッコ!」


お見事!!(^^)/



「妖精の煙突」は4拍子で「バラディ」というそうです。



インドの楽器「シュタール」のような演奏をギターソロで披露するウエッコたいし!本当にカッコイイ。



第1部・ウエッコたいし!劇場はあっという間に終了。



そして怒濤のカオス第2部へ…。



寡黙だったチェロのヨース毛さんのパフォーマンス炸裂!



そして更に盛りだくさんの内容♪

その3へつづく…。


※一部、写真提供下さった方々、誠にありがとうございます(*^^*)




【セットリスト第1部】
1,キンメギンメ
2,あの空に虹を・・・
3,ポーリーセット
  鍛冶屋のポーリー
  肉屋のスザンヌ
  ティンキー(trad.)
  牧場主ゴードン
4,ザッハトルテスウィング
 ~大使飲食宣伝
5,私の好きな色
6,妖精の煙突





【ザッハトルテ来高情報♪】


2017年2月10日(金)ライラホール
トルテとパンVol,5

【都丸さん来高情報♪】

2016年11月29日(火)「とまとなべ」いい肉の日のスペシャルなライブ@室戸屋ジロー3F
詳細はコチラ♪



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