つつじの書・・

霧島つつじが好きです。
のんびりと過ごしています。
日々の暮らしを、少しずつ書いています。

エッセイ:地震(地震その1)

2011-03-28 10:44:51 | エッセイ

エッセイ:地震(地震その1)

 まだ講評を頂いていませんが・・・・・。

 凄い揺れだ、地震、一瞬冗談でしょうと思った、こんなに揺れ

る地震に遇った事がない。教室の友達と顔を見合す。
椅子から立ち上がったが、再度の揺れに机にしがみつく。

もう終わるかと思ったが、大きな揺れが際限なく続く。隣の列
の友達が机の下に身を屈めている。見渡すと何人かがそうしてい
る。
初めて「地震の時は机の下に」と言うことを思い出した。
誰かが入り口のドアーを開けたが、直ぐに閉まってしまう。此方
の席から、椅子を挟んでと言おうとしたが言葉が出ない。
そうだ、逃げる時のことを考えなくてはいけない、上着に袖を通
した。

事務所の女性が直ぐに来た。「宮城県の方で大きな地震が起き
ました、こちらは震源地ではないので、慎重に」と言ったことで
我に返る。普段からこういう時の訓練をしているのだろうが、落
ち着いた説明と対応に、慌てふためいた自分が恥ずかしい。

先生が「お家の方たちもご心配でしょう、今日はこれまでに」
と言ったことで、解散になる。8階に降りると、沢山の本が落ち
て散らばっている。床にうずくまっている人もいる。大変な事が
起きたのだ。

兎に角外に出たい、階段に行くと、前の方に、赤ちゃんを抱い
たお母さんが、バギーを持っている。「持ってあげるから貸して」
と一緒に降り始めたが、がっちりしたバギーは重い。自分の鞄を
抱えながら後を追うが、足がもつれて弱音を吐きそうになる。
早足で降りる母親の肩で赤ちゃんの首が揺れる。
出口が見えた、追いついて、顔を見合わせた、若いお母さんだっ
た。

「建物の中に居たほうがいいでしょうか」と言う。「もうここ
まできたら表に出ちゃいましょう。食堂等で火が出れば、煙に巻
かれたりすることもあるかもしれない」

何気ない日常に、こんな大きな地震に遇うとは思いもしなかっ
た。
この後、被災地ではとんでもない事が起こっていた。

 

 

3月11日(金)午後2時45分過ぎ、エッセイの講座を受けていまし
  
た。
  
それから2週間後の講座で、先生から「是非この機会に、きちん

と文章に書いておきましょう」と提案がありました。

   

 

 

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何と・・・言葉がみつかりません。

2011-03-24 12:07:52 | つぶやき・・

 

大変な事が起きました。
被災した方に、何とお見舞いの言葉をおかけすればいいのか・・・。
日本を一つの家族と考えて、今回は被害に遇わなかった人たちが
その分働いて、最後までお手伝いをしていかなければと・・・。

サークルも今月はお休みしました。
おおオトナばかりなので、お手伝いには行けないし、交通の
邪魔にもなるし、今できる事は少しの募金ぐらいだと
電話で話しています。

でも、何かの時、出番があればいつでも・・・、
そのつもりです。

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最近の愛読書、私のふるさとに近い舞台です。

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