中国という勝者！負けた福見は潔かった

上海万博で経済的に成功を収めた中国だが広州で開催の
アジア大会の柔道は女子４８キロ級決勝で０９年世界選手権優勝の
福見が呉に判定負けする波乱がおきた。明らかに攻めながら、防戦一方
だった中国選手に旗が挙がった“疑惑の判定”に日本側からは不満が噴出した。
２本挙がった白の旗に、福見が顔色をなくした。大歓声が場内を揺らし、
畳脇に座る大会進行係やタイムキーパーまで喜ぶ異例の光景。
女子４８キロ級で昨年の世界女王が、開催国寄りの“疑惑の判定”に泣いたのだ。
「自分では勝っていると思っていました。でも投げないと意味がないので…。
負けと同じだと思います」と潔い。オリンピックで篠原監督が
見せたある意味での意地なのだ。