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日々の気になるニュース。ただし某NGOのお仕事が忙しい時はしばらく更新されないことも…。
 



ブルンジの人々は、権力の分散とフツ族とツチ族の民族対立に終止符を打つべく起草された新憲法承認の国民投票を行っている。

93年に2つの民族間で起きた内戦以来、ブルンジでの初めての国民投票に参加するため、夜明けから長い列が出来ている。投票者は、賛成の意を表すのに白のカードを反対の意を表すのに黒のカードを使う。
ブルンジの首都ブジュンブラに派遣されているBBCロブ・ウォーカー記者は、憲法は承認される見通しだが、本当の試練は国民投票後だとの観測だ。ウォーカー記者は、ブルンジ政府は内戦の再発を避けるために微妙な民族のバランスをとることに腐心する必要があると述べている。
独立以来、フツ族ツチ族双方の数十万人が虐殺されている。

妥協
国連の選挙監視団は、投票率は70%程度になると予測している。
多くの投票所で、開場の遅れなどの理由から2時間の投票延長が行われた。
「ブルンジは、歴史的にとても重要な一歩を踏み出そうとしている。我々は争いの暗黒の時代から民主主義の新しい時代へと向かっているのだ」とヌダイゼイエ大統領は述べた。
多くの地方の有権者は、新憲法の中身についてはほとんど知らない。しかし彼らは、それがブルンジの民族対立に終止符を打つことを望んでいる、とウォーカー記者は述べている。
「私にしてみれば、この投票の意味は、新しい憲法が成立し、統一政府が内戦終結のため機能することにある。そうなれば、6年間休まずに戦ってきた私も、ようやく休むことが出来るだろう」とフツ族兵士のEric Bigirumuhirwaさんは述べた。
新憲法は、全政党に新政府への選挙に参加する道を切り拓くものだと期待されている。議会選挙は4月に予定されていて、議会が新大統領を選出する。
ブルンジでは、今回の投票は、93年にフツ族のンダダイェ氏を大統領に選出して以来の選挙だ。ンダダイェ大統領は選出後間もなく、ツチ族の兵士によって暗殺され、内戦が勃発した。
新憲法は、ブルンジ独立以来権力を握ってきた少数派のツチ族とフツ族の政党と抵抗勢力による妥協の産物だ。

懸念
下院議会では、ブルンジの人口の84%にあたるフツ族が議席の60%、それに対して人口の15%にあたるツチ族が議席の40%を配分されることになっている。2つの民族は、軍と上院では等分に権力を分けることになっている。
この協定は、ほとんどの勢力にとって十分満足すべきもので、あるフツ族の抵抗組織は武装解除し、フツ族の各政党は国民投票に賛成票を投じるよう求めている。しかし、ツチ族の政党の中には新憲法に反対しているところもある。反対の理由は、新憲法がツチ族の安全保障が十分ではないというものだ。
ツチ族の中には94年に隣国ルワンダで起きたジェノサイドの再現になることを恐れている者もいる。この時には、80万人のツチ族とフツ族の穏健派がフツ族過激派に殺害された。(BBCのサイトから)

ツチ族とフツ族の民族対立は、最も凄惨な民族戦争として記憶されるものだ。ブルンジにもルワンダにも、過去の不幸を乗り越える寛容と勇気をもって未来に進んでほしい。

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