趣味人Tの伝言

日々の趣味活動についてご紹介

烏山線 大金駅 (撤去済み)

2022-11-23 15:36:43 | gallery:危険品庫

大正12年開業した烏山線の大金駅は縁起のいい駅名として有名です。

現在は撤去されていますが、2014年頃まで存在した危険品庫をご紹介します。

開業時から残っていた危険品庫は構内踏切の脇に建っていました。建物財産標を見ると大正12年12月となっています。駅の開業は4月ですので少し遅れて建てられたようですね。

この危険品庫の特徴は何といっても大谷石で建てられていること。

大谷石は大谷町周辺で採れる凝灰岩の一種で、宇都宮周辺では石蔵や塀などに用いられています。

所々にある大きな穴はミソと呼ばれる粘土鉱物が抜け落ちた跡で大谷石の特徴でもあります。

構外に雨量計が設置されていました。こちらは後年に設置されたもののようです。

メルヘンチックなトイレと、開業当初から建っていた旧駅舎も姿を消してしまいました。

現在は下写真のトイレと危険品庫の間付近に大金神社の祠が建立されています。

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肥薩線 吉松駅

2018-01-17 21:20:38 | gallery:危険品庫

いさぶろう・しんぺいに乗車して吉松までやってきました。

乗り換え待ちで途中下車してみると、駅前に石造りの倉庫がありました。

やけに天井が低く感じますが、その分奥行はそこそこあります。

人吉の危険品庫と同年代と思われますが、全体的に手入れがされており状態は良さそうです。

案内板がありました。近代化産業遺産【石倉】

要約すると明治36年(1903年)に建てられた現存最古級の石造りの遺産、とのことでした。

人吉の機関庫が明治44年製ですから、それより8年も古い建造物ということになります。

吉松駅が鹿児島本線や日豊本線のメインルートだった時代はさぞ賑わったのでしょうね。

跨線橋からはホーム側にある入口が見えました。屈まないと入れなそうです。

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肥薩線 人吉駅

2018-01-15 12:41:28 | gallery:危険品庫

人吉駅と言えば石造りの機関庫が有名ですが、今回の主役は単式ホームの傍らにいました。

ホームの先端は封鎖されているため跨線橋からの眺めになります。

見るからに古そうな石造りの倉庫ですね。トタン屋根から出る煙突が可愛らしいです。

両隣の建物より奥まった位置にあることから、昔はこの倉庫の前あたりまでホームだったのではないかと思います。駅を出た裏道から間近で観察することができました。

裏側と妻側に窓はありませんでした。人吉機関庫は明治44年製ということで、この倉庫も同世代の可能性があります。よく見ると石垣にめり込むような形で建てられていますね。

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鹿児島本線 八代駅

2017-12-11 23:17:18 | gallery:危険品庫

SL人吉の発車まで時間がありまして、八代駅構内を観察していたら石造りの倉庫がありました。

場所は1番線の肥薩おれんじ鉄道と鹿児島本線の乗り換え用簡易改札機付近です。

建物財産標が見当たらないため用途は不明ですが、サイズ的に危険品庫の可能性が大です。

大牟田のランプ小屋もそうでしたが、扉がシャッターに改装されていました。

左側に新しく建てたと思われる危険品庫が並んでいます。現代の危険品庫はコンクリート製ですが、明治から大正にかけて建設されたものは耐火性に優れるレンガや石材が用いられていました。

石の色が黒や白や茶色と斑です。同じ素材なのか気になるところですね。

黒い部分は煤汚れのような感じもしますが…

せっかくSLの出発点に建っているのですから、SL現役当時からの建物だという案内をするだけでも扱いが変わってくると思います。位置的におれんじ鉄道の所有物になるのでしょうか?

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