ガレージ「とんぼ玉」

愛機「TDM900A:千早」「TDR125:千波」「LTS125-C:千束」と共に歩むブログです。

原付二種かっ飛びツー(兼名所巡りその6、兼素掘り隧道巡り)

2015-08-19 23:12:00 | 遠乗り道中記(「千波」編)
 4月に開催した、以前の職場の二輪部新入部員M氏の歓迎ツーはM氏と管理人の2人きりという寂しいものだったため、リベンジツーを予てより予定していました。しかし、歓迎ツー以降の管理人は業務に忙殺され、リベンジツーの計画や準備がままならず、結果的には8月に開催の予定となったリベンジツーの参加者はまたしても、M氏と管理人の2人きりとなってしまいました…。M氏とは連続した2日間の休みが合ったのですが、M氏自身から房総の峠道を堪能したいとの希望があり、また、宿泊ツーは大勢で行ける時まで取っておこうという思惑も働き、今回は房総日帰りツーとなりました。

 当日の朝は途中のコンビニで集合としましたが、幸運なことに集合場所までの信号は悉く青信号で、かなり余裕を持って自宅を出発したとは言え、予定時間より実に50分近くも早く到着しました♪軽く朝食を摂りながら待っていると、程無くM氏も愛車のPCXで参上したので、予定よりも大分早く出発です♪

 コンビニから、道中にあるM氏お勧めの名水までは道に詳しいM氏が先行します。それにしても、PCXの速いこと!スクーターだからと侮れません。特に、停止状態からの加速では一寸でも油断すると「千波」が簡単に置いていかれます(笑)。また、時間が早い上にM氏は裏道を繋いで走ったので、交通量の少ないこと♪反面、何処をどう走ったのか、管理人には良く分かりませんでした…。かずさアカデミアパーク近くの県道33号まで来て、漸く見覚えのある景色と再会できました。

 県道92号と国道465号を繋いで、県道182号(志駒紅葉ロード)へと入ったら、滝の不動尊の看板に従って脇道へと入ります。同県道は何度か走ったことがありますが、全く気が付きませんでした。滝の不動尊へ到着すると、先客として地元の方と思われる老夫婦が軽トラックで水を汲んでいました。この滝の不動尊、名水百選にこそ選ばれてはいませんが、M氏が千葉県内で一番美味いと太鼓判を押すだけあって、本当に美味しい水でした♪


<滝の不動尊>

<竹樋を通って、冷たい水が絶えず流れ出ています。池には鯉も泳いでいました(笑)>

 気持ちばかりの喜捨をしたら県道182号へと戻り、この不動尊から水を引いていると思われる、県道沿いにある水汲み場へ。しかし、幾ら同じ水でも蛇口は無いでしょう、蛇口は…。一応飲んでみましたが、やはり味が違う気がしました(笑)。

 さて、ここからは前後を交代し、管理人が先導役です。ここ県道182号から道の駅三芳村鄙の里までは何度か走ったことのある道ですし、ここまで大分M氏に引っ張られたので、身体も「千波」も温まって準備は万端♪初めから飛ばし気味で行きますよ~♪交通量が少なく、限界性能も近い原付二種同士ですから、気兼ね無く自分のペースで走ります。出発時間が元々早かったこともあり、道の駅には大分早く到着してしまったので予定を変更し、そのまま安房グリーンラインへと突入~♪多くのコーナーが綺麗な縞々模様で彩られているお陰(笑)で、以前より快走度は下がったものの、それでもやはり楽しめる道であることに変わりはありません。M氏の歓迎ツーで走って以来、二輪で真面に遠出するのが実に4ヶ月半振りというのも、こんなにも走りを楽しめている理由の一つなのでしょうね、きっと。

 安房グリーンラインを往復し、心行くまで楽しんだら、道の駅へと直行します。到着したのは開店とほぼ同時(9時2分)でした。目当ての甘味まで突撃~!しかし、獲物は2つしか残っていませんでした…。まあ、購入できたので良しとしましょう♪既に気温は相当上昇しているので、要冷蔵な甘味を保冷剤で挟み、更に二重の保冷袋の中へ。黒色のトップケースは熱を吸収し易いので、これ位で丁度良いでしょう。


<道の駅にて、M氏のPCXと「千波」>

 ここからは和田の鯨を目指す予定でしたが、M氏は鯨を余り好んでは食べないとのことで予定を変更。県道296号と同186号で北上することにします。この県道186号、基本的には中心線のある片側1車線で、適度な曲がり具合に加えて交通量も少なく、実に快適でした。続く県道89号も決して走り難い道ではなく、寧ろ楽しい部類に入るのですが、所々が狭隘なので県道186号よりもやや気を遣いますね。渋滞必至の国道128号へと出たら、安房鴨川市街で早目に給油します(調子に乗って飛ばし過ぎたので、燃費の悪化を懸念して…笑)。

 給油を終えたら、県道24号で再び内陸部へと針路を取り、鴨川有料道路へ。原付料金は僅か20円でお得感が大きいのですが、この時は期間限定で無料開放中だったため、損はしていないのに何か損した気分です…(笑)。もう少し先へと進み、これまた無料開放中の房総スカイラインへと入りますが、今回は走り抜けることはしません。途中で舗装林道へと突入し、三島湖を目指します。管理人の要望でもある次の目的地は三島湖の北岸にあるのです。三島湖を回り込むように進んでいき、目的のものは一旦通過して、行き止まりの集落で引き返してきます。目的のものとはそう、素掘りの隧道です♪


<出口側(集落側)より隧道を臨みます>

<「千波」と記念撮影>

 この直後、集落の方から郵便配達のCUBがやってきました。急いで「千波」を路肩へと異動させて会釈をすると、乗っていた中年男性が微笑みながら会釈を返してくれました♪
 

<今度は入り口側から、態々向きを変えて撮影(笑)>

 それぞれの愛機を置いて、今走り抜けてきたばかりの隧道を歩いて戻っていくと…。


<画像右側が今歩いてきた方向、隧道の中に脇道(脇隧道!?)が…>

<脇隧道の方へと向かいます>

<脇隧道を抜けて階段を下りていくと、そこには小さな祠がひっそりと建っていました>

 再び愛機へと跨ったら、もう1つの隧道へ。こちらの隧道もとても特徴的です。


<隧道の中間付近にて。この画像ではその特徴がよく分かりませんね>

<進行方向に見えるのが往路の入り口側>

<隧道の中間付近(M氏が「千波」の前方から、PCXの前照灯で照らしてくれています 笑)>

<「千波」の後方が出口側(集落側)>

 上の連続した3枚の画像を見ていくと、この隧道がほぼ直角に曲がっていることが理解できると思います。そして、隧道の先に集落があることから、生活道路として使われていることも分かります。集落には四輪も停まっていましたが、この直角隧道を四輪で通過するのは相当勇気が要りそうですね。


<一番最初の入り口まで戻ってきました>

<実は、ここ三島湖はダム湖なんです>

 それにしても、国道から僅かに外れただけで、こんなに静かで不思議な場所があるんですね。その三島湖畔で、次の目的地である久留里線の上総亀山駅と亀山湖までの経路をどうしようかとM氏と相談したところ、「国道じゃ詰まらない。今来た道(舗装林道)を戻ろう」と即答が返ってきました。「あんたも好きねえ(笑)」

 房総スカイラインへ戻り、県道24号へと復帰したら、亀山湖を掠めて、上総亀山駅へ。もうお分かりですね。YSPチャレンジツーリングの名所巡りの一環です。


<久留里線の行き止まり、上総亀山駅前にて証拠画像を撮影>

 この時点で丁度正午、お腹も空いてきました。ツーリングマップルを眺め、近くにある手打ち蕎麦屋へ行くことに。お昼時ということもあってか、入れ替わりで客が入ってくるのでそれなりには繁盛しているようで、我々の直後にはCB1100乗りも来ました。入店して冷たい蒸篭蕎麦を注文し、一息付きます。ここまでのツーの進捗は順調であり、今後の予定を簡単に確認していた頃、蕎麦が到着。しかし、この手打ち蕎麦、蕎麦に関してはそれ程舌が肥えていない管理人でも違いが分かる位、特別美味しいと言えるものではなく、まあ普通でした。一緒に蒸篭蕎麦を食べたM氏も「汁(つゆ)は美味しいけどね、汁は」を連発していました(笑)。

 勘定を済ませて店外へ出た時、丁度雨が降り始めました。近くの大きな木の下へ愛車を移動させて暫く様子を見ましたが、段々と本降りとなり、一向に止む気配はありません。仕方無く店内へと戻り、少し雨宿りをさせて欲しいと申し出たところ、承諾してもらえました♪高機能携帯電話で確認すると、亀山湖を中心に丸く雨雲が存在して東に移動しており、小一時間で上がりそうな気配です。とここで、改めて今後の経路を確認します。実は、この後の目的地は正に雨雲が移動している東の方角にあるため、予定通りだと雨と共に移動することになりますし、素掘りの隧道も組み込まれていたので、降雨後の路面状況が非常に懸念されます。2人の思惑は一致し、予定していた目的地2箇所は今回は諦め、雨雲を避けるべく、北へ向かうことにしました。そして、この選択が見事に吉と出ます♪

 雨が殆ど止んだので、蕎麦屋のおかみさんに礼を言って走り出します。間も無く、それこそ数百mも入らない内に路面は乾き、先刻まで雨脚強く降っていたのが嘘のようです。国道465号から同410号で久留里方面へと向かい、県道32号を右折して月崎方面を目指します。途中、市原市民の森へと寄り道をしますが、この近くの行き止まりの舗装林道にまたまた素掘りの隧道があるんです。実は、前回の隧道巡りでナビの不調のために見付けられなかったのがこの隧道で、今回はそのリベンジとなります。

 この舗装林道の入り口が分かり難かったものの、新しいナビ「ゴリラ(CN‐GP540D)」の縮尺を最大限に大きくすることで見当を付け、発見することができました。また、先の房総スカイライン途中からの舗装林道でもそうでしたが、きちんと案内をしてくれることに驚きです。しかし、この林道月崎1号線は雑草の生え方が半端無く、然も、其処彼処に「蛇(恐らくは蝮)注意」の立て看板があり、蛇が嫌いなM氏と管理人を震え上がらせ、この林道に入ったことを(少し)後悔しました(笑)。


<1つ目の隧道は何の変哲も無い隧道です>

 程無く、そして蛇とも遭遇すること無く(笑)、目的の隧道へと到着です。


<良く見ると、隧道の中程で天井にぽっかりと穴が開き、日が射し込んでいます>


<その穴の開いた場所で、PCXと「千波」を並べて記念撮影♪>



<こちらは出口側>

<方向転換し、再び隧道を通過します>

 そして、M氏の希望で、前回管理人が訪れた、近くの3連隧道を再訪することに。先ずは3つの隧道を走り抜きますが、2つ目の隧道で、我々と同種(笑)とお見受けしたハーレー乗りと擦れ違いました。3つ目の隧道の先で方向転換し、来た道を戻りながら記念撮影するとしましょう。


<一番奥まった、観音掘りの柿木台第一トンネル>

<名も無き、美しい隧道>

<永昌寺トンネル>

 この時点で時間はまだ15時と早かったのですが、雲行きも余り芳しくないので、早目に帰宅することでM氏と意見が一致。県道81号と同168号で高滝湖を経て、途中のコンビニで水分と甘味(笑)を補給したら、うぐいすラインで帰路に就き、その途中で解散となりました。

 それにしても、予定外の変更はあったものの、全くと言って良い程雨に濡れませんでしたし、何より走りを満喫し、隧道のリベンジと名所巡りも果たせ、管理人にとっては数ヶ月振りの心の洗濯となったこともあって、大成功と言えるツーとなりました♪

 M氏へ、心の底から楽しいと思える一日を有難うございました♪次回こそ、歓迎ツーを「計画的に(笑)」企画したいと思いますので、もう少し待っていて下さいね。

 本日の走行距離:292km
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