気まぐれ五線紙 K-pop

 My Favorite CD Collection ( 284 Artists )

Biuret ( ビューレット )

2007-06-06 | Rock


Biuret、最高。
しかし、現在はまだマイナーで情報が少なく、最初このグループを特定するだけでもずいぶんと時間がかかってしまった。グループ名の「Biuret」も、英語から来ているのか韓国語から来ているのかが未だに解らず、「ビューレット」にすべきか「ピューレット」にすべきか迷う。
CDは2005年にシングルを1枚リリースしている。このシングルと今回のアルバムのグループが同一グループであることを確認するのに時間を要してしまった。
この2005年のシングル時代であろう写真には、4人の姿を見かけるので、おそらくドラムスがいたようなんだが、今はボーカルのバックはギターとベースのみという変則的なバンドになっている。ロックバンドでドラムス無しということは考えられないから、やはりその4人目がドラムスであったのだろうと思った。そこで、調べてみると、やはり엄진용:オム・ジニヨン(1985年生れ)という人がドラムスだったようだ。
彼らは、2002年に結成され、シングルデビューの前に4年ほどアンダーグラウンドで活躍していたようで、ライブ経験は300回を越すそうだ。

ネット上に、かなり長時間に渡るライブ映像がアップされているのを発見した。これを観ると、Biuretは문혜원:ムン・ヘウォンのバンドのようである。彼女が音楽的にリーダーである。年齢的にもギターの이교원:イ・ギョウォンとは4歳の歳の差が有る。
このアップされている長時間ファイルのライブも含め、いつものようなんだが、イ・ギョウォンが、おもしろく、よくしゃべる。しかし、MC担当というわけでもなさそうで、いつも(?)、ムン・ヘウォンが話しにかぶさってきて締めくくる。この三人のインタビュー映像も見たが、ベースの안재현:アン・ジェヒョンも含め、けっこう3人がかぶさりながらインタビューに答えている。意外に(?)仲がいいのかも。
ところで、この長時間に渡るライブ映像がじつにいい。じつはこのライブを観てBiuretをコレクションに加えることを決めた。EBS放送の「space 공감(共感)」というライブのようなんだが、51分もの長き渡るファイルをフラッシュビデオでアップしている。
(フラッシュビデオでこんなに長いのが可能なのか?)
EBS SPACE (今でもIDが有れば観れそう)
放送は、おそらく2006年の4月28日19:30と5月1日19:30(再放送?)だろうと思う。ただ、EBSというのは教育放送だと思うのだが?

このBiuret、ジャウリムというか、キム・ユナを少し思い浮かべるのだが、比較は出来ない。(くらべたりするとキム・ユナに怒られそう)
このライブを見る限りだが、ムン・ヘウォンのボーカルは、かなり攻撃的だ。歌う姿は怖いものもある。そして、彼女、裸足で歌う(最近であろうMBCのMusic Specialではハイヒールを履いていたが)。驚いたのは、ハンドスピーカーを使って、その音をマイクに通す。おそらく、CDなどの録音際、機械を使って音を変えることはよくやるが、それをライブで、アングラらしく専用の機械を使わず、安上がりに実現させたのではないか(?)と思う。音だけを聴く限りすばらしく効果的だが、映像的にはかなり異様だ。初めて観たときはビックリだ。寝転がって歌いもする。ジャンル的にはモダンロックなのだろうが、ギターはハウリングも使う。もちろん、客席にも降りるし、客をステージに上げもする。ライブの楽しませ方はうまい。一度彼らのライブに参加してみたものだ。(後ろの方で(笑))
1曲、ボンゴぽい民族楽器の太鼓奏者とムン・ヘウォンの二人だけでセッションをしている。これはおそらくアドリブと思うが、この時の彼女の顔、化粧を落とし、ずいぶん違う表情である。彼女の奥の深さ(幅の広さ)を感じる。

さて今回の正規1集だが、期待通りの音を聴かせてくれる。しかし、やはり彼らはスタジオよりライブの方がいい音を出すのだろう、EBS SPACEがいい。
作詞作曲は、4曲ほどイ・ギョウォンの共作もあるが、基本的にムン・ヘウォンによるものだ。

ところで、ムン・ヘウォンについて次のようなニュースがネット上に掲載されていた。
世界的なフランス3大ミュージカルの一つに「ノトルダムドパリ」というのが有るらしいのだが、その初韓国語バージョン公演の女主人公エスメラルダ役に抜擢されたらしい(ダブルキャストだ)。ボーカル、ダンサー合わせてだが、約1300人のオーディションだったようだ。よく分からないが、すごそう。
なんと意外なことに、彼女は大学在学時代に「ワイキキブラザーズ」という映画で、高校生バンドのボーカルである女主人公を演じている。輝国山人さんで確認したが、たしかにムン・ヘウォンの名が有る。ただ、輝国山人さんの書き方では「女主人公」、という感じではないのだが。
また、去年はミュージカル「ファン・ジニ」で主人公ファン・ジニ役でミュージカルに出ているようだ。(なんと!)
もともと彼女、ミュージカルにも夢があったそうな。
なんかすごそうなんだが、Biuretはどうするんだ。


【 PS 2009.04.22 2集 】
2集、当然、無条件にコレクション。KstarMallさんには掲載依頼して購入(なぜかサイン入りが送られてきた)。
まず、ジャケット写真だが(ジャケット形式は、1集にまったく同じ)、なんと姿形はドレッシーに優美に仕上げてきた。しかも、なんと、ところどころ星の雫がキラキラ煌めいている(これはシャレ?)。문혜원:ムン・ヘウォンなどは美しさを主張。まあ、たしかに綺麗で見入ってしまうが、しかし、なんとも言い難いが、私としては1集の写真に1票だ。
(もっとも、放送のステージは、こんなことはない。が、それでも、やはり、なんか普通ぽい(笑))
この美しさは、2集のアルバム曲を聴けば納得。1集のジャケット写真では違う。つまり、2集、ずいぶんと丸く、美しく洗練された曲たちが収まっている。

プロデュースは、Biuret、彼らである。作詞、作曲はやはりメインはムン・ヘウォンだが、이교원:イ・ギョウォンとの作曲の共作が2曲、作詞作曲とも共作が1曲。イ・ギョウォンの作詞作曲が2曲(2曲とも作詞がムン・ヘウォンと共作)、안재현:アン・ジェヒョンの作詞作曲が1曲となっている。
私としては、EBS放送の「space 공감(共感)」のライブから入ったため、このイメージが抜けず、2集はもの足りなく感じるが、ムン・ヘウォンの歌のうまさは、ミュージカルで培われたのか、一皮むけて格段にうまくなっている(考え過ぎかミュージカルっぽい(笑))。が、やはり、「space 공감」のライブがいい(笑)。



뷰렛
Biuret
ビューレット

■ Member
문혜원 ムン・ヘウォン 1980年2月3日生れ (ボーカル)
안재현 アン・ジェヒョン 1982年11月28日生れ (ベース)
이교원 イ・ギョウォン 1984年8月25日生れ (ギター)

■ Genre
Rock

■ Profile
Nate
Naver

■ Album
1集(Be Full of Spirit, Beautiful Violet) 2007年5月 (ムン・ヘウォン27歳) ・・・ シングルは2005年
2集(Dreams Come True) 2009年3月

■ myCollection
1集・2集

■ cdComment
1集のジャケット写真が音に合ってていい(ある意味、2集も)

■ Audition & ReleasedCD
Bugs
Mnet

■ Video
cyworld

■ Site
Daum Cafe




◆ 1集 ◆



01. Without U
02. 거짓말:嘘
03. 오늘밤은 잠든 후에도 곁에 있어줘:今夜は眠った後でもそばにいてちょうだい
04. Fly my Voice
05. Mama
06. Do you wanna get me? (낭만적 편집증:浪漫的偏執症)
07. Love and Hate
08. 사랑해요:愛してる
09. Violet
10. 웃지 않는 공주:笑わない王女
11. 푸른 사막의 끝:青い砂漠の果て


◆ 2集 ◆



01. 하루는:一日は
02. 행복해:幸せに
03. Dreams Come True
04. 눈물과 고통과 무기력의 시간:涙と苦しみと無気力の時間
05. If I Have
06. New Found Glory
07. No Pain No Gain
08. I Can't Stop Loving U
09. 그레텔:そのレッテル(?)
10. 잠자는 숲속의 공주:眠れる森の王女
11. Diamond

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