TULIP DIARY

日々の気楽なひとりごと

向田理髪店

2016年10月25日 | 読書日記
向田理髪店 奥田英朗 著 光文社
半年前に図書館で予約した本でした。ちょっと忙しい時期に読まなければならなくなってしまい、1週間で読まなきゃと思っていたらたった1日で読めてしまった読みやすい本でした。この本は書店で海の見える理髪店と一緒に並んでいて理髪店が舞台の小説は読んだことがなかったので興味が湧き読んでみた本でした。向田理髪店の舞台は北海道の中央にある、昔は炭鉱で栄えた笘沢町。現在は人より牛の数が多い過疎化した町で、床屋を営む53歳の主人公向田康彦と家族や町の仲間たちのお話です。北海道の夕張町をイメージする内容のお話でした。田舎町の悲哀やほのぼのしたところが面白おかしく描かれていて登場する町の人々がいろいろな問題を抱えながらも元気で毎日を送っている姿が頼もしかったです。どこの田舎町でもありそうな事情や問題点などがリアルに描かれていますが、ところどころで笑えるシーンもありました。海の見える理髪店は全体的に切なさが漂う印象が残っていますが、向田理髪店は田舎町で生きる人々のたくましさがいちばん印象に残りました。
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