Coffin Paper

現世や異世界の者達による雑談。

神ノ児戯

2016年11月20日 | 虚言戯作

 巨大な鳥居をくぐり抜けて、地上世界に戻ってくる。神明造の本殿を抜け、幾重にも結界が張られた神域に足を踏み入れた。
「・・・一ヵ月も放置しておると、戦力がダウンし、ログインボーナスも貰えず、何か損した気分になるのぅ」
 と呟きながら人間が定めた神域よりも遥かに広く、聖氣に満ちた参道を歩く。
 出雲の地から帰ってきた時は酔いを醒ます事も含めて、独りで住まいの館に帰る事にしている。

 参道を抜け、用心の為に更に強力な結界が張られた鳥居をくぐり、住まいの敷地内に入ると、地に座っている二人の姿が目に入った。
 二人に歩み寄ると、
「お主等、何をしておるんじゃ?」
「・・・大日孁貴神 (おおひるめのむちのかみ) 様・・・」
 正座をしている神が喉から絞り出す様に声を出す。その膝に血が滲んでいるのが見えた。
「見ての通り、お座りですわ」
 とその横で胡坐を組んでいた神、マサカドが答える。
「それは見れば分かる。何故、中に入らんのじゃ? それに、何時から居るんじゃ?」
「何かキヨマサはんが姐さんに用事があるとかで来たのはエエんですが、神無月なのを忘れて上旬から座ってます。霊依巫女さんに中で待ってていいと言ってもらえたんですが、キヨマサはんが 『主の居ない館に入るわけにはいかない』 って言い出して、このザマですわ」
「・・・はぁ、キヨマサは相変わらずの堅物じゃのう。取り敢えず、中で話を聞いてやるかの」
「御言葉でありますが、大日孁貴神様。私の犯した罪を考えますれば、御館に足を踏み入れる事など畏れ多くて・・・」
「ほぉ~、お主は冷たい奴じゃのう」
「・・・は?」
「立冬も過ぎて寒くなってきておる中でわらわに立ち話をしろ、と? あー、か弱いわらわに風邪を引けと言うのかー、酷いのー。あー、寒いのー、寒いのー」
 マサカドは、
「キヨマサはん、ここは姐さんの言う事を聞いた方がエエで」
「はい」
「ったく、最初からそうすればいいのじゃ」
 大日孁貴神は本殿の方に歩いていく。
 大日孁貴神が扉に近付くと自然に扉が開く。
「お帰りなさいませ」
 霊依巫女達が頭を下げて出迎える。
「うむ。何か変わった事はなかったかの?」
 大日孁貴神が尋ねると、
「特に何もありませんでしたが、御客様がいらしております。豊受大神様が御相手をされています」
「ふぅん。そうか・・・。 (じゃから、出雲には来なかったわけか)」
 大日孁貴神は後ろを指差し、
「あやつ等を風呂に入れてやれ。キヨマサの足の怪我の治療もな。後、握り飯でも食わせてやれ。ついでに酒も頼む」
「は。畏まりました」


 百畳はある本殿の上座に座ってスマートフォンを弄っていると、マサカドとキヨマサが新しい衣に身を包んで入ってくる。
「いあぁ、サッパリしましたわ。握り飯も季節柄、新米でごっつ美味かったですぜ」
「そうか、それは何よりじゃ。ま、楽に座るがよい」
 外で正座をしていたキヨマサは再び、膝を折って座ろうとする。
「・・・キヨマサ、わらわの言う事が聞けんのか? わらわは楽にしろ、と言っておるのじゃがな」
「し、しかし、神の御前で・・・」
「あー、やはり、お主は酷い奴じゃ。折角、傷が塞がったというのに、また傷口を開くようにして畳に血を付けて汚す気なんじゃな。酷いなー、あー、畳を変えるのも一苦労なのになー」
「キヨマサはん、姐さんは慇懃無礼は要らんと言ってるんですわ」
「は。では・・・」
 キヨマサは軽く胡坐を組むように座り直す。
 大日孁貴神はスマートフォンを持つ手を少し後方に伸ばす。控えていた霊依巫女が両手で受け取り、絹が敷かれた三方の上に置いた。


 大日孁貴神は肘掛に肘を置くと、
「さて、と。少しは落ち着いたようじゃから、話を聞いてやるかの」
「はい。私の身勝手な行いで、神々の計画を邪魔してしまい申し訳御座いません」
「身勝手な行いじゃと?」
「山の神が阿蘇を噴火させる事を知らずに、地震を起こし、大日孁貴神の御光を受ける人間を傷付けてしましました」
「フフフ・・・、アハハハ・・・。キヨマサは面白い奴じゃの。そんなもの、わらわの琴線には一切触れぬ事よ」
「ですが・・・」
 大日孁貴神はマサカドに視線をやり、
「マサカドよ。お主もここへ来る理由として聞いたはずじゃ。ならば、わらわの考えをキヨマサに言わなかったのか?」
「言いましたがな、姐さん」
「何と言ったのじゃ?」
「姐さんはこの国の主神であり、人間を守護する神ではない。儂の様に怨み辛み(つらみ)で多くの人間を殺せばしばかれるけど、警告や神罰で百人くらいなら殺しても何も言われない、と」
「うむ。で、キヨマサは?」
「儂の言う事は信用するけど、姐さんの解釈と儂の解釈に違いがあるかもしれないから、姐さんに直接聞くって聞かんのですわ」
「なるほどな」
 大日孁貴神はキヨマサに視線を戻す。
「ならば、聞こう。お主、人間じゃった時に虫を何匹殺した?」
「え・・・?」
「戦で敵軍を殺した時は、相手に対して多少なりとも哀悼の念があったはずじゃ。じゃが、虫に対してはどうじゃ? 歩いて踏み潰しているじゃろうし、戦場で馬に乗って操っていれば馬が踏み潰してもおるじゃろう。人間に対しては哀悼を示していたのなら、寝る前に虫達にも哀悼を奉げていたのじゃろうな?」
「・・・御座いませぬ」
「そういう事じゃ。と言って、別に人間を軽視しておるわけではないぞ。わらわ達、神にとっては、人間も犬も猫も魚も鳥も虫も同じ命という事じゃ。人間はその辺で虫が死んでいても然程悲しまないように、神はその辺で人間が死んでいても然程悲しみが無いという事じゃな」
「・・・・・・」
「それに、どうやらお主はわらわの事を見縊ってはおらぬか?」
 その言葉にキヨマサの声が大きくなる。
「そ、そのような事は決して御座いませぬっ!」
「フフ、冗談じゃ。じゃが、はっきりと言わねば納得せぬようじゃからの。少し長くなるぞ」
「はっ」


「わらわの国で祭主を務めている者達、お主等の時代だと 『朝廷』 と言ったか? 今は 『皇室』 とか何とかという呼び名のようじゃが。その者達の役目は国の安寧とわらわ達、神への感謝を祈る事じゃな。他の神を信仰する人間達と違うところは 『教え』 というものが無い。祭主そのものの姿が 『教え』 とでも言おうか。この国の人間達はそういう考えの様じゃな。じゃから、大きな戦に負けた事が理由にあるにしろ、言動や行動に細心の注意を払い、欲深い醜態は晒さずに、 『人間としての在り方』 を見せておる。ここまでは分かるな?」
「はい」
「うむ。そして、たった一つだけ 『教え』 に似た物がある。それは 『先祖を敬う事』 じゃ。先祖を敬い、その先祖の先祖を敬う。そうしなければ、 『今の自分という存在が無かった』 わけじゃからな。そして、それだけではなく、先祖を辿っていけば、人間の時代から神代、そして、最初、原始に辿り着く。わらわの先祖でもある 『高天原の神』 じゃな。まぁ、その代表としてわらわ達、 『神』 に辿り着くという事じゃ。だから、 『先祖を敬う事』 は、 『わらわ達、神を敬う事』 に繋がると言ってもいい」
「心得ております」


「フフフ・・・。キヨマサよ、その教えに背を向けた愚かな人間共に罰を下したのじゃろう?」

「・・・・・・」
「わらわが何も知らぬと思っておるのか? お主の地元でお主の功績を称える ≪ぼした祭り≫ がよりにもよって、 『半島の穢れモノ共によって名称が変えられた』 じゃろ? 地元の民が地元の何らかの理由で変更をしたのなら理解もできよう。じゃが、そうではないクズ共によって変えられたわけじゃ。


『土地を護ってきた先祖であるお主よりも、半島の穢れモノの言う事を聞いた事』 が許せなかったのじゃろう?

『先祖を敬う事』 を放棄した民共が許せなかったのじゃろう?

じゃから、地震を起こして 『警告』 した。しかし、大地震にも関わらず被害を最小限にしたわけじゃ。そして、一番の被害を 『お主の居城にした』 のじゃろ? 違うか?」


「御見逸れ致しましたッ!」


 キヨマサは両手を着き、額を畳に押し付けるようにして頭を下げた。


「それにの、キヨマサ・・・」
「はっ」
 キヨマサは顔を上げる。
「お主のその心意気に感心した山の神が噴火をさせたと思うぞ。わらわ達の神罰に計画など無いからの」
「他の神々にも既に御見通しと言うわけで御座いますか?」
「そういう事じゃ。序でに言えば、お主が私欲で罰を下したとしても、あの程度の事では怒ったりせぬわ。マサカドやミチザネ・・・」
 大日孁貴神の話が止まり、
「ん? そう言えば、何でマサカドなのじゃ? キヨマサの所なら、此処へはミチザネに案内させればよかろう?」
 マサカドは溜息を吐き、
「姐さんと同じで、ネットですわ」
 大日孁貴神の瞳が輝く。
「ほぉっ! あやつもゲームの面白さを理解しておるのか。で、何のゲームじゃ?」
「ゲームはしてまへん。書物でおます」
「書・・・物・・・?」
 マサカドの視線を察したキヨマサは、
「全てではありませんが、ミチザネ殿の死後に出された書物、古代の大陸国の書など、あらゆる物がネットで見る事が出来るようです。更には、海外の言語をも理解出来るようになったようで、海外の古文書も読んでいる為に部屋から出てくる事がほとんどありません。なので、マサカド殿にお願いしたのです」
「はぁー、全く面白味の無い奴じゃ。怨霊となって暴れまわっていた時の方がまだマシじゃ」
「御言葉ですが、大日孁貴神様。そうやって書物に触れる事によって神力が高まっているようで、 『本当に勉学に励む者』 には加護が与えられています。神としての御役目は果たしているものかと・・・」
「・・・そう言われると何も言えんの」
 大日孁貴神は小さく溜息を吐いた。


 そして、
「ちと話を戻すが、実を言うとな、わらわはキヨマサ、お主を責める事は出来んのじゃ」
「・・・? それはどういう事でしょうか?」
「神無月の中旬頃、出雲の隣で地震があったじゃろ?」
 それを聞いてマサカドは、
「やっぱり、姐さん達の余興やったんですな」
「分かるか?」
「そりゃあ、もろバレですわ。いくらこの国に怨みを持っているクソ共が仕掛けるにしても、神無月は外しますわ。流石に八百万の神と全面戦争なんて選ばんでっしゃろ」
「それもそうじゃの」
「しかし、わざわざ出雲の隣というのは危険ではありませんか? 神々は大丈夫ですが、大社の結界などが損傷する恐れもあります」
 とキヨマサが言う。
「フフ、お主は冷静じゃの。じゃが、大社は壊れても結界はビクともせぬわ」
「姐さん、それはいいとしても何で出雲の横を選んだのでっか?」
「それはな・・・」
 大日孁貴神は少し間を取り、


「ビンゴじゃ!」

『ビンゴ!?』

 マサカドとキヨマサの声が重なる。
「いやぁ、わらわもキヨマサではないが、最近の民共には腹が立っておるんじゃ。少し前までは、

『神無月は神様が出雲に集まっているのですよ』

と時事ネタとして言われておった。ところが、ここ二、三年はどうじゃ? 右を向いても、左を向いても、上を見ても、下を見ても、

『ハロウィン、ハロウィン、ハロウィン』 じゃ。

神を何じゃと思っておるんじゃ? せめて、

『出雲で神様達もハロウィンでコスプレをしているかもしれませんね』

くらいの気が利いたコメントをしたらどうじゃ? そう思うじゃろ?」
「で、神罰でっか?」
「いや、お主が言ったように余興じゃよ。全国各地の代表を一人選んで、ビンゴをやったんじゃ。で、一番最初に揃った者の地域にドーンじゃな」
「キヨマサはんよりえげつないでんな」
「たわけ、神を愚弄する奴等にはドーンとやってやればよいのじゃ。のぅ、キヨマサ?」
「は、はぁ・・・」
 キヨマサは困って曖昧に返事をした。


 大日孁貴神は襖の方を向き、
「それにしても・・・、豊受の奴は何をしておるんじゃ? いつもなら絶妙のタイミングで酒を持ってくるはずじゃが・・・」
「御客様の御相手に忙しいので御座いましょう」
 と霊依巫女が言うと、
「いや、わらわを蔑ろにはせぬ奴じゃ」
 そう言って、 「パン、パン」 と手を叩く。
「おーい、豊受、酒じゃ、酒を持てぃ」
 と言った。

 しばらくして、ゆっくりと襖が開き、足で開けるのが見えた。
「じゃから、足で開けるのは・・・」
 大日孁貴神が注意をするのを遮って、
「うぃ~、遅くなったな・・・。・・・って、アレ? 何でアマちゃんがここに居るんだい? 出雲に行っているはずだけど・・・」
 顔は赤く、足取りがふらふらとしていた。
「・・・相当出来上がっている様じゃの」
 豊受大神は担いでいた酒樽を下ろす。
「まぁ、いいか・・・。おーい、こっちで飲み直そうよ~」
 と豊受大神は襖の外に向かって大きな声を出した。
「お、おい、何を言っておるんじゃ?」
 大日孁貴神は吃驚して肘掛を倒した。
「・・・さん、ネェさん何処~?」
 奥から声がすると、
「おお~い、こっち、こっち」
 と酒樽を開けながら豊受大神が言うと、
「あ~、居た居た。アタシはまだまだイケるわよ~」
 千鳥足でもう一柱の神が入ってくる。
「ダーキニー! 客ってお主の事じゃったか!?」
「アハハハ、アマちゃん! お久~・・・って出雲に居るんじゃないの? アタシも行こうと思っていたんだけど・・・」
「たわけっ! もうとっくに神無月は終わっとるわ。それに此処ではなく、直接出雲に来ればよかろう?」
「アハハ、それがさぁ、アマちゃんに用事があって来たのはいいけど、神無月って事を忘れていたのよ~。そしたら、豊受のネェさんが居て、ちょっと一杯のつもりで飲んでいたら今になってたってわけ」
「アハハハ、そりゃあしょうがないよねぇ」
 と豊受大神も一緒になって笑う。
「はぁ、まあよい。それで、用事・・・の前に 『揚げモフ』 はどうした?」
 ダーキニーの眷属である白狐について尋ねた。
「ああ、あの子は、豊受のネェさんに可愛がられて向こうで昇天してるわ」
「あやつはモテモテじゃのぅ。後でわらわもたっぷり可愛がってやるとするかの、ムフフフ・・・」
 ダーキニーはマサカドに気付き、
「あ、マサカドちゃん、お元気?」
「ダーキニーの姉さん、ワシはこの通りピンピンしてまっせ」
「で、そっちの人はだぁれ?」
 キヨマサが頭を下げる。
「このお方はキヨマサはん。九州地方を守護しているんですわ」
 マサカドが紹介すると、
「ああ! 穢れた半島をボコボコにしたんだよね? んで、いつもお酒が呑める準備をしていたんでしょ」
「い、いえ。確かに半島には出兵致しましたが、酒を呑める準備はしておりませぬ」
「え!? だって、何時も腰にお金と酒の肴をぶら下げていたんでしょ?」
「いえ、あれは 『万が一』 の為に・・・」
「万が一、目の前のお酒が無くなった時のお金で、摘まみが無くなった時は腰の物を食べるわけね」
「腰にぶら下げていたのは味噌ですよ」
「『通』 の呑み方ね。極めると塩を舐めてお酒を呑むって聞いたわ」
「アハハハ、キヨマサ、観念せぃ。お主の用心は理解されにくいようじゃ」
 やり取りを聞いていた大日孁貴神が笑う。
「まぁ、こうなったらしょうがない。こやつ等と一緒に呑んでやってくれ。キヨマサ、マサカド」
「はっ」
「まぁ、儂は美味い酒が頂ければOKですわ」


 三つ目の酒樽が空になった頃、
「ところで、ダーキニー。わらわに用事って何じゃ?」
「全くさぁ、人間ってどうしてこうも莫迦が多いのかしらねぇ。まだ私達の事を舐めているのよね~」
「何があったんじゃ?」




grape
2016年9月

日本における神様のひとり・稲荷大明神。全国の稲荷神社には、狛犬の代わりに御先稲荷 (おさきとうが) が祀られています。

中でも多いのが、白狐。その名の通り白い毛をもち、人々に幸福をもたらす善狐です。

名古屋市北区の山田天満宮境内にある 『こがね稲荷大明神』 も、白狐を祀っている神社のひとつ。ここには石像の白狐の他に、陶器でできた10cmほどの白狐がいます。

しかしある日、陶器でできた2体の狐が姿を消してしまったのです。そして代わりに置かれていたのは、神社の設置した看板でした。







「破壊目的か何かは知らないけどさぁ、 『聖なる、清められた地にあるから』 眷属ちゃんも力が発揮できるわけよ。破壊じゃなくて 『自身の願いを成就する為』 だとしても、逆に考えれば分かるじゃん。

『一匹の人間の小汚い欲 (願望) を毎日ぶつけられる』

って。それも 『聖なる地』 で浄化されるから耐えられるんであって、ゴミみたいな力しかない人間如きの清めなど泥水に一滴の真水を落とすようなものよ」
「それだけ、人間が傲慢になってきたのかもしれぬな。 『呪念も自身で何とか出来る』 と・・・」
 大日孁貴神は盃の酒を呑み干すと、
「まぁ、好きにせぃ。


どうせ、一族郎党、鏖にするんじゃろ?

莫迦共が死んだところで何も変わりはせぬからな」
「まぁね、一応、アマちゃんに言っておいた方がいいかな~って」
「フフフ、そうやってわらわに会いに来てくれておるんじゃろ。遠慮などせんでも良いものを・・・」
「そ、そんな事はないんだからねっ!」
 ダーキニーは横を向く。
「アハハハ、照れるな照れるな。ところで、酒の摘まみになるような面白い話はないのか?」
 マサカドは、
「ほな、ここは一つキヨマサはんに、半島をいてこました話でもしてもらいましょうや。虎退治に半島のクズ共に連戦連勝した武勇伝を頼んますわ」
「い、いや・・・そ、それは・・・」
「それはいい。さぁ、キヨマサ、聞かせて貰おうかの」
「あ、アタシも聞きたいわ。半島のゴミがどれだけ弱いヘタレクズだったのかを」
「キヨマサはん、覚悟を決めなあきまへんで」

「(完全に酔っぱらっているな・・・仕方あるまい)」

「ゴホンっ! では・・・。時は天正十九年、一五九一年八月の出来事でありますッ! 時の天下人・・・・・・」




ジャンル:
小説
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« もはや、左翼は、完全に、人... | トップ | 誹謗中傷よりも酷いことが一... »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

虚言戯作」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL