月にかかる虹

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第九候・菜虫化蝶(なむしちょうとなる)

2017-03-19 04:34:21 | 七十二候
新暦三月十六日から三月二十日頃・青虫が羽化して蝶になる時期

菜虫とは、大根やキャベツなどアブラナ科の植物を食べる虫のこと。
その代表が紋白蝶の幼虫である青虫。

蝶の幼虫が食べる葉にはそれぞれ好みがあり、揚羽蝶はミカン科の植物で『柚子坊』とも呼ばれる。
大和小灰蝶(やまとしじみ)は方喰(かたばみ)。

幼虫である菜虫と成虫である蝶は蛹という時期を介して、かけ離れた姿に変態する。
蝶は、夢虫、夢見鳥などとも呼ばれる。
荘子が蝶になった夢を見たという『胡蝶の夢』の故事からこう呼ばれるようになった。
華麗な変身をとげる蝶に、夢を実現した喜びを感じる。


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