村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

幽玄 夜咄の茶事

2016-12-10 02:05:26 | 茶事 茶会 他会記
家では何度も夜咄の茶事をした
三十代から面白がってしていたので
回数はけっこう多い
客としては
毎年想望庵様の除夜釜と
他には二三回あっただけだが
夜咄と聞くだけで
行ってみたくなる
あの暗闇でお茶などしたくなる
予定ではこの冬には
夜咄をするはずだったが
諸事情あり取りやめた
することば出来ないが
行く事は出来る
自分だけ今日は夜咄へ
誠に申し訳ない
でもいそいそ わくわく

席入は四時
待合から腰掛に向かう
汲みだしは腰掛けでとか
煙草盆を動かし
円座を置いて待つと
運ばれてきた汲出は
ふーふー 熱いお汁粉 
暗闇の中に始まる夜咄の茶事は
互いに芝居の演者
俗世にどっぷり浸る
平坦な日常を
非日常に変えてくれる
いいねぇ夜咄

迎付ありて席入
挨拶をして前茶
そのあと初炭 
夜咄らしい懐石
菓子は蒸したてのそば饅頭
もう全て嬉しい

中立すると
外は別世界
喚鐘が鳴り
手燭の交換で後入り
続き薄茶
そのあと炭だが
ほうろくが持ち出され
炭を上げ残る炭を
埋み火にする

小さな膳に年越しそば
またまた一献し
挨拶 退出
満ち足りて露地に降りる

銅鑼が鳴った
これは
送り鉦カネとか
送り銅鑼と言われるもの
鳴り始めたら
銅鑼の音を味わいつつ
名残惜しみつ露地を進む
さあ 帰ろうか
俗世界へ


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