村雨庵 茶の湯日記

日々是茶の湯

後拾遺和歌集から初夏の歌が五首

2017-05-03 02:39:59 | 紫廼茶話会
今日は
紫兎先生の火曜会のお稽古
ひとりお休みしたので
三名にてのお稽古
ネコ様が初炭と濃茶と薄茶
食事を挟んで私が貴人清次
想望庵様が続き薄茶

初風炉の茶のすがすがしさを
存分に味わった


掛物は
飛鳥井雅親筆
後拾遺和歌集から初夏の歌が五首

飛鳥井雅親
あすかい-まさちか
1417-1491
室町時代の公卿,歌人,書家。
応永24年生まれ。
飛鳥井雅世の長男。
父に歌道をまなび,
内裏,将軍家などの
歌道師範として活躍した。
書道飛鳥井流(栄雅流)の祖。
正二位,権(ごんの)大納言。
延徳2年12月22日死去。
74歳。号は柏木。
法名は栄雅。
著作に「筆のまよひ」,
家集に「亜槐(あかい)集」など。
(日本人名大辞典より)


見渡せば波のしがらみかけてけり
卯の花咲ける玉川の里 
相模

夜だに明けばたづねて聞かむほととぎす
信太の杜のかたに鳴くなり
能因 

ありあけの月だにあれや郭公
ただひとこゑのゆくかたもみむ
宇治前太政大臣頼通

ほととぎす来鳴かぬよひのしるからば
寝る夜もひとよあらましものを
能因

ねてのみや人はまつらむほととぎす
物思ふやどは聞かぬ夜ぞなき
小弁



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コメント
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