年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

築地市場で午前2時からの仕事あります。

2016年10月11日 | 築地市場にて

日ごろ挨拶をしている冷蔵庫の管理人との雑談で水産部仲卸さんの従業員が豊洲騒動で経営者が不安になり、家族経営をするためリストラの意向を示されたと言って、次の仕事がないかと相談された。午前2時から働き、築地で20年以上まじめに仕事をしていると言う。すぐに働き場があるというと伝える。ただし同じ築地で働く以上円満退社でなければいけないと伝える。

 今日当人から伝言で勤めている仲卸さんへ退社の申し出をしたら、正社員になり、昇給すると言う。会社としては無口だったのでまさか退社するとは思っていなかったようだ。築地で20年以上働く人は貴重だ。

 色々な築地で働く人の動揺が伝わってくる。先行きが見えない。やっとまとまって豊洲へ行く気分になったが東京都の情報公開のミスでまた一からの出直しとなる。築地市場協会の苦悩が実感する。50年かかった合意が壊された。地下の汚染が食品に入ると思っていないが豊洲で働く人は閉鎖空間で長時間滞在するので不安がある。我々は炭鉱のカナリアではない。

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