えびす顔の造花卸売問屋元社長からの手紙

かすかな希望を抱いて幸せを自慢する尊大な手紙。重複掲載御免。造花仏花の造花輸入卸売問屋ニューホンコン造花提供

2012今宮戎 えべっさん

2012年01月10日 14時46分18秒 | 幸せ
 東日本のみなさん こんにちは

きのう今宮戎の宵えびすに参ってきました。
穏やかな天気で祝日、商売繁盛を願う人たちでいつも以上の大賑わいでした。
今年は景気が上向きますように。

以下は10年前の2002年に今宮戎・えべっさんに詣でた時の体験です。
それを一年ちょっと後に友人へ伝えた手紙です。
毎年えべっさんの時期に再掲載しています。
「えびす顔の造花卸問屋社長からの手紙」恒例の幸せ自慢です。
長文です。酔狂な方はお付き合いください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

一年半ほど前に、生まれて初めて
体の中からこみ上げてくる「幸せ」を体験しました。
きっかけは些細な出来事なのですが、
40数年の人生の中でたった一度の体験です。

父と当時中一の息子と「今宮戎」に詣でた時です。
お参りを済ませ、スマートボールで息子が景品を当て、
ジャンジャン横丁の串カツ屋で食事をしました。

突然、
「ああ、俺はなんて幸せなんだろう。
世間は不況で、みなさんは苦労されている。
商いは大変だけど、まずまず人並以上の生活をさせてもらってる。
こうして親子三代揃ってえべっさんに参って、遊んで、食事して。
こんな幸せなことはない。有り難いことだ」
幸せって、頭でなく胸の奥から込み上げてくるんですね。
体がじーんと震えるんですね。

実は、それまでの二年間、親族に関してかなり困難な問題があり、
解決の目途がやっとついた時でした。
そして、親しい人たちが数ヶ月の間に4人もお亡くなりになり、
その傷が癒された時期でもありました。
体も不調で、2年ほど体温が37度を下らない日がありませんでした。

私は恵まれた家庭の中で育ち、
何不自由なく大学院にまで行かせてもらい、
第一志望の新聞社に就職。
記者としても自分の目指すことの幾ばくかをこなしました。
父を手伝うようになってからも、会社を順調に伸ばしました。
よい妻がいて、長女、長男も順調に育ち、両親も元気で、
六人一緒に世間並み以上の暮らしをしている。
端から見れば、とても幸せなのでしょう。

しかし、幸せと思ったことは一度もありませんでした。
記者時代はいつも何かに追われ、
今の仕事についてからも、どうも自分が望んでいることと違う。
そんな風に自身を眺めていました。

その私が、初めて「幸せ」を感じたのです。
あの時から、段々段々、その幸せが大きくなってきています。
今は、ちょっとしたことをしても、「有り難いことだ。幸せなことだ」と
思うようになってきました。

この手紙を書いていても
「こうして、Kさんに手紙が書ける。有り難いことだ」と感じます。
先日も、会社の周りを掃除して、ウンチを拾っていて、
「こうして、綺麗にできる。ありがたい」と心が言っていました。
今月は売上がかなり落ち込み、掃除をしている暇があったら、
専務として他にもっとすることがあるんじゃないかとも思いながらですが。

公私とも毎日、トラブルや問題が起き、その都度、
悩んだり、怒ったり、めげたり、他人を羨んだり、妬んだり、
そして、この幸せがいつまで続くのかと心配しながら、
それでもなお、日々幸せを感じて、暮らしています。

ただ、その幸せの危うさも感じています。
「幸せ」って、全てに満たされている状態ですよね。
それ以上のものはありません。
もう、向上する必要がないのですね。
と言うより、その先がないのだから、上がることはできないですよね。
「幸せ」って不思議です。

こんな時代に悠長なことを言っている。
「ノー天気、アホぼん」なのかも知れません。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

また訳が分かったようなことを書いてしまいました。すんまへん。
最後までお読み頂きありがとうございます。


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4 コメント

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Unknown (だははSHI)
2012-01-10 19:28:26
「体がじーんと震える幸せ」を感じはった10年前。
ちょうど10年前なんですね。そんな風にちゃんと、幸せやと感じた事があるやろかと自身を振り返りますが。。。

私は、大して金持ちでもなく、ふつうくらいの暮らしやと思いますが、自分は震災で親や兄弟や友人をなくすことなく、一応それなりに暮らせてる。。。それは身に余るほどの幸福だとは思います。いつもこんなんでええのやろか?とはおもうのですが。。。
なんか胸の奥からじーんと震えるような幸せを実感できる。。。それはない。。いや久しくないのかもしれません。そういう実感があったかも知れないけど、忘れているのかもしれません。

一番幸せなんは、やっぱりでも、胸の奥からじーんと震えるような幸せを実感すること、そのことが幸せなんかもしれないなぁとつくづく思います。

今年もよーさんそんな実感ができたらええですね。

おおきに♬
RE:Unknown (だははSHI)さん (司元)
2012-01-10 23:17:09
 コメントありがとうございます。

 10年も経つと、ほんまに体が振るえる幸せ感じたんやろかと、幻のように思えてきます。
 
 ところで今年のえべっさんは私1人、
息子を誘ったら、「今、日本橋に行ってきたとこや」
娘は誘う前に「行かへんで」

 来年も・・・。
Unknown (貼箱屋@熊谷)
2012-01-10 23:49:22
いいお手紙ですね。

そうですね、”幸せ”ってなんでしょうね、不思議です。
大金持ちでも全然幸せでない人もいるし、まったくその逆の人もいる。

”幸せ”って十人十色、なんですね。

自分自身が「幸せやな...」と感じられる人が幸せなんじゃないかな...と...

あれっ?... な、なんだか、何を書いているのか判らなくなってしまいました...
RE:Unknown (貼箱屋@熊谷)さん (司元)
2012-01-11 07:37:17
 「自分自身が「幸せやな...」と感じられる人が幸せなんじゃないかな.」
 
 せやと思います。
 ほんま幸せなことです。

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