高知発 NPO法人 土といのち

1977年7月に高知県でうまれた「高知土と生命(いのち)を守る会」を母体にした、45年の歴史をもつ共同購入の会です。

食と農のつながりを求めて

2013-03-17 22:14:18 | イベント報告
「NPO法人土といのち」総会・講演会
食と農のつながりを求めて

 岩佐和幸(高知大学人文学部)


農と食のつながりは?
どういう問題が?
では、どうすればいいのか?


食のグローバル化による影響
◇健康・生命への影響
世界最低レベルの自給率。ブラックボックス化

◇環境への影響
フードマイレージ(食べ物の産地から手元に届くまでの距離)
バーチャルウォーター(農産物を輸入するということは、その国の水も搾取しているということ)

◇海外産地への影響
現地労働者の安い賃金
乱開発と環境破壊(例えばエビの養殖、例えばパーム油の多用)

◇日本農業・地域社会への影響
衰退する農業・担い手

◇グローバルな食料事情への影響
人口2%の日本人が、世界の食料の1割近くを独占し、途上国は飢餓
ランドラッシュ(外国の土地を囲い込んで自国の食料を作り自国のものとする)


グローバルな「ブラックボックス」から顔の見えるつながりへ
「NPO法人土といのち」の社会的意義
◇「顔の見える関係づくり」の歴史的蓄積
1977年設立以来、生活の場である地域(高知)を足場に、生産者と消費者の関係の再構築を展開。今日、食ー農の新たなつながり作りは、世界的潮流

◇オーガニックを軸としたつながり
有機農業をめざす生産者(土)と、安全なものを求める消費者(いのち)とのつながりは、食ー農のつながりのモデル

◇食の大切さの社会的発信
食とは単なるモノの消費ではなく、経済・社会・環境と結びついた行為。
食べ物の選択=生き方の選択




管理人記
レジメからの抜粋です。
「土といのち」の存在意義を再確認できました。
岩佐さんありがとうございました。


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