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宇和島の石鹸屋だより 6月1日記

2017-07-11 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
愛媛県宇和島市 八坂石鹸の増田明宏です。

【 5月号からの続き 】
忙しく、粉石けんを作っている頃、
滋賀県でリサイクル石けん協会が発足し、八坂石鹸も参加することになりました。
ただ、会員はほとんど石けんに関しては素人。
石鹸屋さんはあまりいませんでした。

私もまだ駆け足の石鹸屋でしたから、教わることが一杯あると思い、期待して入会しました。
ところが製造方法は、廃油を原料にしている点だけおなじで、全く違った作り方でした。
各工場によって違うものですが、リサイクル石けんですので、
匂いや中性脂肪、未鹸化石鹸など処理の点で合格点をもらえるほどのものはなく、期待外れでした。
しかも機関誌もあまり発行せず、初めての協会ですから右往左往するばかり。
そんなわけですぐに廃協になりました。

でも1990年、約15年たって今の協会が出来上がりました。
もちろん日本中のリサイクル石鹸屋は、入会したのですが、
八坂石鹸は、入らず 独自の石けん製造を目指しました。
というのは、協会の本部、支部などの石鹸を取り寄せたのですが、頭をひねりました。
製造の仕方をビデオを見ながら行い、
指導者もなく、釜と粉砕機をセット販売するものでした。
今は違っているかもしれません。

リサイクル石鹸は、廃油が原料なので不純物か多く、
精製をしながら製造しないと、もしくは精製した廃油を使って製造しないと、
いいものはできません。
炊き込み法や鹸化法です。
ある程度 訓練された鹸化士でないと難しいと思います。


私も40年焚いて、振り返ってみると5年以上勉強をしたと思います。
父の指導もあり、早く焚くようになったので、習得が早かったのでは。
今も勉強中ではありますが。
廃油を使って いい石鹸を作るには、
精製する技術も心得、注意深く焚き込む、それが大事です。


今、リサイクル石けん協会は外国にも支部があり、広がっているようですが
いい石けん作りを目指してほしいと思います。
安全で環境に良いリサイクル石けんの製造技術を絶やしてはいけないと思っている この頃です。

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2017年7月号より転載しました。
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