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宇和島の石鹸屋だより 4月3日記

2017-05-15 09:00:00 | 生産者からのメッセージ
愛媛県宇和島市 八坂石鹸の増田明宏です。



私が「複合汚染」を読んで石鹸屋を継ごうと帰ってきた頃、県の依頼がありました。
廃油を使って石けんを作ってくれないかとのことでした。
その頃廃油は、下水を詰まらせる廃棄物で苦情が多く、
県としても何とかしたいと色々と考えた末、
石鹸になることを知り、八坂石鹸に相談に来たのです。

宇和島支部の婦人会が自分たちの家庭から出る廃油を回収し
それを洗濯粉石けんに作り替え、
自分たちのブランド(友愛石鹸)として売買したいとの依頼でした。

その頃の回収していた廃油は、じゃこ天屋の廃油。
色が真っ黒。
それから出来上がる粉石けんは、匂いも臭く、こげ茶色の石鹸でした。
それでもクリーニング屋さんは、工業用の安い粉石は、そんなものだと思われてました。

婦人会が回収してきた廃油の色にビックリ、薄い琥珀色です。
これから出来上がる粉石けんは、本当に上等な粉石けん。
ただ匂いは、少しですがありました。
その匂いを取るために焚き方を工夫して、二度焚きをしました。
これが良かったのでしょう。
婦人会からきちんと依頼がありました。
52年の頃です。

又漁協婦人部でも、海を守ろうと、合成洗剤追放運動がおこり、
石けんを使うことが業務のように思われていました。
県と漁協の協力を得て、八坂石鹸も忙しくなりました。

53年ごろ滋賀県からリサイクル石けん工場を作りたいと、男性が見学に来られました。
この方が琵琶湖条例の元となるリサイクル石けんの普及に努力された方です。
計画規模が大きいので八坂石鹸の工場は参考にならなかったようですが、
琵琶湖を守る気持ちと私の宇和海を守りたいとの思いは同じでした。 (次回に続く)

※ この記事は、NPO法人土といのち『お便り・お知らせ』2017年5月号より転載しました。
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2 コメント

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Unknown (はたむら かおり)
2017-05-16 17:36:43
八坂さんの粉石けんのほかに使っている洗剤に 実は 滋賀県のものがあります。なんだか 心が温かくなりました。
八坂さんの真摯なお気持ちと そういえば似ている頑固気質でお優しい石鹸屋さんです。
これからも八坂さんと同じく 使い続けていこうと思います。
Unknown (管理人)
2017-05-17 10:07:51
かおりさん、暖かいコメントありがとうございます。
八坂石鹸・増田さんが家業を継いだのが40年前、「土といのち」の前身が創設されたのも40年前。これは奇遇ではなくて、そういう時代だったのだと思います。
これからもよろしくお願いします。

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