壺井八幡宮  社報

壺井八幡宮の社報「香呂峰だより」や、境内の花や風景等の写真をまとめた「境内だより」です。

第30号 平成28年5月号

2016年05月02日 | 社報 香呂峰だより

《はじめに》
まずもって、「平成二十八年熊本地震」でお亡くなりになられた方々に謹んでお悔やみ申し上げます。多くのニュースに接していると、地震での一次被害、避難生活という二次被害、空き巣等の三次被害、さらにはマスコミ各社による心無い取材による精神被害も多いと聞いています。
時間はかかるとは思いますが、皆様が普通の生活に戻り、心から笑える日が少しでも早く来ることを心から御祈念申し上げます。

壺井八幡宮 宮司 高木 大明

 

《神社のあれこれ》
例大祭について
「例大祭(または例祭)」とは神社の一番大事なお祭りのことです。基本的には神社毎に年間1回となります。その神社の由緒に深くかかわる日が祭礼日となっており、多くの場合、「その神社が創建された日」や「ご祭神に深く関わりがある日」が例祭日になります。当社の場合、壺井八幡宮の例大祭が5月15日、壺井権現社の例大祭が10月17日に斎行しています。
ところで、規定には「大祭・中祭・小祭及びその他諸祭」とお祭りが分けられており、それぞれの規模や装束が決められています。大祭に区分される毎年行われる祭典は「例祭・祈年祭・新嘗祭」です。それぞれの祭典の主眼は「誕生日・豊作祈願・収穫のお礼」となります。農耕儀礼が神社祭祀に大きくかかわっていることがよく分かります。

 

《お宮さんについて》
前回、新しく奉製した「安産守り・子供守り」お守りを紹介致しました。今号では当社オリジナルのお守りの一つである「刀守り」をご紹介致します。
 
当社に伝わる、源義家公御随身「天光丸の御太刀」のミニチュアを御霊代に、禍除け・厄除け・勝運といった御神徳があります。
身に着けやすい大きさですので、財布に入れて持ち歩くのもよいと思います。

 

《憲法について》
前号に引き続き憲法について勉強したいと思います。
◇  ◇  ◇
【改正のポイント②】
天皇は日本国の元首である事を
法的に明確にする
憲法第一条では天皇の法的地位は「日本国の象徴」とされています。ただし政府の公式見解では「天皇は元首と言って差し支えない」としており、国際的にも天皇は日本国を代表する元首であると認識されています。
また、天皇は宮中祭祀を通じて、国家国民の幸福と安寧を祈ってこられました。ところが、天皇は「象徴」という国の機関であることから、宮中祭祀は国事行為でも公的行為でもなく、「私的行為」とされていることは非常に残念なことです。天皇を中心に国民が精神的に統合されているところに日本国の国柄があり、そのことこそが我が国が世界に誇りえる歴史伝統なのです。
したがって、憲法を「天皇は日本国の元首であり、日本国民統合の象徴である」と改めることが必要であると考えます。
(次号に続く)

 

《日本の国旗について》
むかしむかし、聖徳太子が外国に手紙を出された時に自分の国を「日いずる国」と仰いました。それが元になって「日の本の国・日本」と言うようになったと言われています。
日章旗(日の丸)の赤い丸は昇ってくるお日様を表しています。また白い所は「綺麗な心」を表しています。台湾やフィリピン等暖かい国が太陽を国旗にあしらっています。逆に砂漠の多い国では
照り付ける太陽ではなく涼しくしてくれる夜の月や星を好んで用いています。

 

《今号の標語》
昭憲皇太后 御歌

みがかずば 玉の光は いでざらむ 人の心も かくこそあるらし

 

《壺井八幡宮 祭典・行事予定》

【5月】
15日 壺井八幡宮 例大祭

【6月】
5日 小笠原教場奉納神事
30日 夏越の大祓式
※30前後の土日は特別祈願祭を斎行致します。