ツトムさん家の写真日記。

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第699回 葛飾柴又 帝釈天 中。 寅さん産湯 彫刻ギャラリー。

2012-07-17 18:33:08 | 旅行

2012 06 27(水)

京成電鉄柴又駅から草餅・塩せんべい・川魚料理などが軒を連ねる賑やかな参道を経て、帝釈天二天門(山門)に到着。
見上げるような堂々とした二天門明治29年(1896年築)。
 

二天門の軒先を飾る透かし彫り彫刻に見惚れます・・・。


二天門の守護神は共に天邪鬼を踏みつける増長天広目天、平安時代の作といわれ迫力満点の尊像です。
  
二天門から入山すると左手に大きな背の高い鐘楼(昭30年築)が見られます。
この鐘楼は高さ15m、総ケヤキ造りで関東一の大きさです。

鐘楼下の近くには映画「男はつらいよ」の口上でフーテンの寅さんが産湯に使ったという御神水がこんこんと湧き出していました。
寅さんにあやかって霊水で喉を潤し、手を清めます。 
隣に立つのが浄行菩薩像、霊水を掛けながら癒したい部位を擦ると霊験があるとか・・・。
 

帝釈天は寛永6年(1629年)に開創され経栄山題経寺と号し、宗派は日蓮宗で昔は千葉県市川市の中山法華経寺の末寺でした。す。

柴又帝釈天の本堂かと誰しもが間違う“帝釈堂”(拝殿・昭4年築)。堂前の枝ぶりの素晴しい樹は“瑞龍松”と呼ばれ樹齢は約400年とか・・・。
 
帝釈堂拝殿の右前に置かれた三人の幼児が支える青銅製の容器は雨樋からの天水受けだったのでしょうか?不明です。

帝釈堂の拝殿と後方が内殿。


帝釈堂拝殿の内部、沢山の彫刻が飾られていましたが、撮影禁止なのでした。
 

帝釈堂拝殿の奥にある内殿(本尊は帝釈天の板本尊・大正4年築)の彫刻ギャラリーを訪ねてみました。(拝観料400円)
 
帝釈天が出現し、御神水が湧き出る様子を描いた絵馬なども掛けられていました。

内殿外壁一面に彫られた彫刻群に圧倒されます。
法華経説話を誰でも見て判るように造られた精緻な法華経説話彫刻作品!!


「塔供養の図」(作・金子光清)                    「慈雨等潤の図」(作・石川信光)
 

「法師修行の図」(作・横谷光一)                 「病即消滅の図」(作・今関光次)
 

内殿外壁は上から下まで、びっしりと隙間なく素晴しい彫刻で埋め尽くされています。
 
これらの木彫は大正11年から昭和9年にかけて完成したケヤキ彫刻とこ事。

帝釈天の彫刻で圧倒された後、回廊をわたって池泉式庭園の“渓園”(すいけいえん・昭40年造園)で静かなひと時を・・・。


庭園を見渡す入母屋平屋建ての“大客殿”(昭和4年築)の各部屋も開放されていました。
床の間に立つ枯れ木のような床柱は日本一大きな南天の床柱。(伊吹山産、樹齢1500年)
 
部屋に飾られた屏風は横山大観が描いた「群猿遊戯図」。

池泉式日本庭園を取り巻くように長い回廊が造られています。 回廊の途中には御神水も湧き出ています。
 

帝釈天の主だった建物。 左から帝釈堂、中央は本堂、右が釈迦堂。


帝釈天の祖師堂(本堂)、本尊は大曼荼羅。          釈迦堂。江戸時代末期の建築で寺内最古の建物。
 

釈迦堂脇の二体の銅製仏像は御釈迦様でしょうか・・・?


さすが有名な柴又の帝釈天、掲載しきれない見所が沢山あります、是非訪ねて寅さんの想いに浸ってわ如何でしょうか・・・。

次回は矢切の渡し、山本亭、寅さん記念館。


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