丸岡明氏について

昨日、2月12日日曜日の産経新聞から(新島襄の寒梅軒と堀辰雄の風立ちぬ)

2012年賀正

2012-01-01 | 日記
 
2012年初日の出とともに
 
2012年平成24年 賀正

 2008年リーマンショックで始まったヨーロッパ金融不安
こうしてユーロ圏は経済冬の時代に突入した。
ドイツ一国でユーロ圏全体を支援する状況が発生している。

ドイツと日本は経済発展において類似性がある。
共通している気質が経済活動に影響をもたらしている。
真面目で規則を守り職人気質を保ちモノづくりが得意である。
完璧な高品質のモノ作りを維持するが故に頑固でもある。
これが日本のドイツの工業製品は世界中から高い信頼性を得ることになる。
結果的に富の蓄積が行われた。日本もドイツも一生懸命にモノづくりに励んだ。外貨が貯まり倹約で貯蓄も増えた。その結果、他国に出費を強いることになった。なんと不可解な事であろうか。

 イタリア、スペイン、ポルトガルの諸国はラテン気質に恵まれておりフランスやベルギーもその気質に含まれると言える。この諸国は歴史遺産も多くカトリックを背景に成熟文化をもち社交的で人生をエンジョイすることに長けている。
イタリアはモノ作りに優れているがデザインやブランドイメージを強化していることが特徴的だ。

 世界は小さくなっておりヨーロッパ経済の金融混乱は日本にもその影響が及んでいる。
日本はIMFやEFSF(欧州金融安定基金)などを通じてヨーロッパユーロ圏に多額の資金を拠出している。
こうしたことでヨーロッパにたいして日本は比較的経済が良いとされており、円高ユーロ安が必然的に生まれている。
日本はユーロ圏の長所、ヨーロッパの伝統的な良い側面に目を向けて気質や世界にその存在を知らしめる向上を怠らないようにしなければならない。製品の信頼性をより保ちつつも生活や人生を楽しむことの工夫を編み出すことが大事であろうか。
外交力に口八丁手八丁の交渉力を身につける必要があり、バイリンガルの教育機関を整える必要がある。

 中高一貫や高大一貫をめざし、あわせて高等教育の統廃合を進めつつグロバール化を推進させて、教育機関の中核をバイリンガルな三か国の教育機関を平行配置する複合外交教育を整備することに今後はなるだろう。

 ユーロ圏のドミノ倒しがギリシャ、アイルランドで始まりスペイン、イタリア、ベルギー、オーストリア、フランスと目標国が目立ちすぎる。ドイツ以外がドミノ倒しに参加していることになる。
ユーロ圏の財政赤字はGDPで表す。
日本を8ブロックに分けてユーロ圏の諸国のGDPを比較するとポルトガルは北海道の18兆円とGDPが同等である。
スイスは41兆円で東北に匹敵する。オランダとアイルランドの二ヶ国で中京北陸の77兆円。
中国地方のGDPは30兆円でギリシャと同格。四国地方は13兆円でルーマニアに匹敵する。
九州地方のGDPは50兆円でオーストリアとフィンランドの二ヶ国分。
関八州の首都園はフランスの200兆円、ドイツの265兆円、イタリアの164兆円らを束ねる額のGDPだ。
神奈川県がまもなく近い将来人口1千万人になり、東京、神奈川だけでもそのGDPはユーロ圏17ヶ国に近い。
日本のGDPは2010年で479兆2千億円となった。
ゆえに円高ユーロ安は当然の方向性である。

 諸外国の消費税と比べて低くて当然であり、要するに政官人数削減 公務員給与削減 共済年金の廃止かつ基礎年金一元化をおこなう事である。二宮尊徳公による報徳精神の現物経済の水平基準である分度と推譲を行うことである。
初日の出の光をあびて

  大極に建つならば至誠やむ事なき

 ジョン万次郎(末裔が大磯在住)が坂本龍馬や福沢諭吉にたくした自由、平等、博愛、民権の思想を受け継ぎ広げることである。こうした思想は近世ヨーロッパの産業革命を成し遂げた国々に広がり、徳川幕府最後の将軍、徳川慶喜も西周(慶喜の専属教育係、大磯で没する)から知らされて理解をしていた。西周も自由民権運動の陰の功労者では無かろうか。「哲学」という漢字を編み出して経済学の祖でもある。帝国主義や両議院の議会制民主主義や選挙や納税の仕組み等、欧州列強の存在とその発展基礎を理解しようと努めた。ゆえに勝海舟らに託して江戸城を無血開城する事を実行することになる。同志社大学を建学した新島譲の建学精神は自由主義、国際主義、キリスト譲主義となっており「良心」を社会に生かすことを教育の核としている。これは自由民権運動の「博愛」に通じると捉えている。会津白虎隊の凄惨な少年隊士の集団自決地獄を見た、妻の八重子や義弟の山本一馬の影響があるとされている。クリスチャンの島崎藤村は新島謙の墓地を訪れたことがきっかけで真言宗地福寺の300年とも400年とも育った龍の如くのびた「梅の木」を見て大磯の地で孤高を保つ決心をして、梅の香り(清く自立した)のごとく後世を過ごしたいとしたのである。敬意を示すために弔うお花やお線香を添えるだけでなく、自立して清く全うすることに共感する人が訪れていただきたい聖地です。
選挙公約をすぎたこととすぐ忘れてしまう、どこかの県知事さんが向かうところではなさそうだ。

 坂本龍馬の一番若い亀山社中隊員、中島信行(初代衆議院議長)が神奈川県を拠点にして自由民権運動の中心的指導者になり、民権政治を残した。中島信行の妻、湘煙しょうえん(1864年〜1901年・墓地浄土宗大運寺・フェリス女大名誉教授)は女性の地位向上をめざす運動に参画して奮闘した。ゆえに公立小学校内敷地に私立女学校(慶應義塾大学出身の先生が就任)があり、善福寺内に女子児童を対象にした寺子屋・敬業学舎があった。大正初期には福沢諭吉の門下生、高橋精一郎(慶應義塾大学塾長代行、元文部大臣、名誉町民)が教師を務める。善福寺住職が江南女子高校を開校に尽力して(戦後になり男女共学)の初代校長に就任する。
湘煙の女性の地位向上の理想を築く系譜は羽仁もと子(映画監督羽仁進の母)や日本共産党の宮本百合子そして市川房枝らに引き継がれる。
のどかな湘南の町にある議会の過半数(全国で一位)が女性議員である理由の下地がここにあると言える。

 中島信行が自由民権運動で撒いた博愛の精神は、キリスト教を信仰する旧中郡金目村の民権者により私立の盲学校を起こして今日の県立の盲学校に発展した。その初代校長に就任したのは、旧中郡二宮出身の伊達時である。自由民権運動に影響を受けた農業民衆で農学校(秦野高校、平塚農業高校)も建設されて、さらに1889年農業(肥料)の協同組合が日本で初めて旧中郡は北金目村に設立された。同心社という名前で。これがのちの農協のモデルとなる。博愛の精神は医薬分業の制度発展にも寄与した。平塚市と合併して最後の北金目村の村長となった方が医薬分業の提案骨子の発言を行う。(昭和27年衆議院厚生委員会)

 旧中郡周辺から選出された衆議議員となる河野一郎(1898年〜1965年)、亀井善之(1936年〜2006年)、甘利明(現衆議員自民党)らが農林水産大臣に抜擢されるのを第一志望としていたのもこうした背景があるだろう。

 勤労に役立つことを願う、これ同心なり。万民は一人のために一人は万民のために 民権に栄光あれ。
                                2012年元旦 
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