哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

切だつ絶壁(水墨画)

2017-06-25 07:09:54 | 水墨画
瀞峡の果つる辺りの目の前は
切り立つ岩の驚くばかり       樋田哲仙

 瀞峡は熊野川の志古が発着場としてジェット船の船旅である。激しい音を立てて初めは平凡な景色が過ぎるが進につれて最後の瀞八丁と呼ばれる辺りは切り立つ岩が目立ってくる。眼前に迫る絶壁は他所には見られない光景である。熊野の秘境である。 
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古今集第八百九十四番押し照るや(書)

2017-06-24 07:08:00 | 
押し照るや難波の御津に焼く塩の
からくも我は老いにけるかな         詠み人知らず

 難波の港のあたりで、焼いた塩の辛いこと。それに劣らぬは私の年取ったからさ。   

 
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法隆寺子規の句碑(写真)

2017-06-23 07:13:37 | 写真
子規の句碑あるを尋ねて法隆寺
聖霊院の池の畔に     樋田哲仙

 正岡子規の名句「柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺」は発表当時さほど評価を受けなかった。子規は日清戦争に従軍中喀血して、郷里に帰り静養し、回復するや帰京の途中、奈良、斑鳩に立ち寄っている。明治28年10月のことである。境内の聖霊院の前の鏡池の畔に句碑は建つ。
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梅雨時に咲くタイサンボクの花(水墨画)

2017-06-22 07:17:42 | 水墨画
降り注ぐ芳しき香に振り仰ぐ
泰山木の純白の花      樋田哲仙

 タイサンボクの木は珍しくもないが、かといってどこにでもあるわけでもない。寺社や公園に見かけることが多い。大木となるため家庭には不向きのようだ。枝の頭頂に咲き、下か見ると葉に隠れて見えにくく、観賞用ではない。花は芳香が強く、木に近づくとすぐに分かる。
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古今集第八百九十三番数ふれば(書)

2017-06-21 07:16:56 | 
数ふればとまらぬのもをとしといて
今年はいたく老いぞしにける      詠み人知らず

 流れ去ってとどまらないので、[疾し」ということかもしれないものだが、改めて数えてみると、今年は大層年老いたものだ。
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法隆寺の正午の鐘(写真)

2017-06-20 07:12:20 | 写真
昼時にたまたま合ひて法隆寺
子規の名句の鐘を聞きをたり       樋田哲仙

 法隆寺を訪ねて、予期もせぬ法外な幸運に巡り合えた。無料休憩所の売店の女性ととりとめのない話をしていると、女性が正午が近いから鐘がつかれると教えてくれた。急いで階段をのぼり、薬師堂の脇の鐘つき堂へむかった。まさに今つかんとするところであった。子規が句に詠んだ鐘である。これほどラッキーなことはない。
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この景に月が出ていたら(水墨画)

2017-06-19 07:09:37 | 水墨画
月の出の刻限までに間のありて
待つは叶はぬ信濃路の旅        樋田哲仙

 月を観賞するには騒然とする市街地では似合わない。寂しさを伴う田舎の風景がよい。林とか山がある条件が必要となる。赤みを帯びた満月が山の稜線に登り始めると歌が生まれそうだ。昼間ではそうはならない。夕方までは時間がありすぎて待ってはいられない。が、想定するだけで信濃路の旅に満足である。  
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古今集第八百九十二番大荒木の(書)

2017-06-18 07:10:05 | 
大荒木の森の下草老いぬれば
駒もすさめず刈る人もなし      詠み人知らず
 
 大荒木の森の下草がこわばってきたので、馬も食わなければ刈る人もない。
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法隆寺児童らの列(写真)

2017-06-17 07:10:38 | 写真
いく校の児らがノートに列なして
ひと日を学ぶ法隆寺かな       樋田哲仙

 法隆寺は歴史も古く、科書にも登場して、全国に名を馳せた寺である。境内には多数の学校の児童らが一日学習として来ている。5,6年生か先生に引率される光景を見かけた。さすがに法隆寺の光景である。
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北アルプスの北穂高(水墨画)

2017-06-16 07:19:44 | 水墨画
感動は河童橋より目の前に
北アルプスの北穂高かな       樋田哲仙

 上高地のかっぱ橋から北アルプスの秀峰を目前にしたときはさすがに胸が熱くなった。やっと実景を見る感動であろう。下調べもせずに上高地を狙ったのは無謀に近かったが、中央自動車道の駒ケ岳SAで詳しく教わって行けたのは長年の夢が叶った瞬間である。  
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古今集第八百九一番笹の葉に(書)

2017-06-15 07:11:48 | 
笹の葉に降りつむ雪のうれを重み
本くだりゆくわがさかりはも      詠み人知らず

 笹の葉につもった雪のために、笹は先端が重くなり、根元から傾いてゆく。私の盛りも下り坂となっては、寂しいものだよ。
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矢田寺のアジサイ(写真)

2017-06-14 07:08:57 | 写真
水無月は所狭しと紫陽花に
名の知られたる大和矢田寺       樋田哲仙

 法隆寺からさほど遠くない矢田寺はアジサイの寺として広く知られている。6月半ばになると境内の一画は多様なアジサイで見事に彩られ、大勢の人が訪れる。矢田寺は矢田山の麓に建ち、大和盆地を一望する位置にある。
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長野の旅は(水墨画)

2017-06-13 07:13:32 | 水墨画
しばらくを腰を下ろして眺めゐる
ありふれし景も旅を癒せり      樋田哲仙

 月に一度は車の旅に出ている。晩年になり追い込んで精を出している感がある。長野のビーナスラインは雄大で遠望が利く。林の中を抜けることもある。ビーナスラインを逸れて松本へ下るときには長い林を走り、疲れる頃には車を停め、腰を下ろして眺める景色は平凡でも旅の疲れをいやす。 
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古今集第八百九十番世の中に(書)

2017-06-12 07:12:37 | 
世の中にふりぬるものは津の国の
長柄の橋と我となりけり     詠み人知らず

 世の中に古びたものが二つある。一つは摂津の国の長柄の橋と、もう一つはほかならぬ私のことだである。
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石垣の上に関善光寺(写真)

2017-06-11 07:16:35 | 写真
気のつけば見どころいまだ残りたる
美濃路の旅は念入れてゆく     樋田哲仙

 美濃にしても飛騨にしてもいくらも旅をしていないことに気づく。関東と違い、近いので、もっと名所、観光地を巡っていなければいけないはずだが。今回、美濃加茂、関辺りを重点的にめぐっている。日本昭和村、関善光寺、神社仏閣とあるはあるはで忙しくめぐっている。写真は石垣の上の善光寺側面から。
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