哲学の科学

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塞翁が馬について(1)

2017-09-24 | yy59塞翁が馬について

(59 塞翁が馬について begin)




59 塞翁が馬について

高校生の頃、筆者は次の漢文に返り点を打って読んだ記憶があります。

近塞上之人有善術者馬無故亡而入胡人皆弔之其父曰此何遽不為福乎居數月其馬將胡駿馬而帰人皆賀之其父曰此何遽不為禍乎家富良馬其子好騎墜而折其髀人皆弔之其父曰此何遽不為福乎居一年胡人大入塞丁壮者引弦而戦近塞之人死者十九此獨以跛之故父子相保故福之為禍禍之為福化不可極深不可測也(紀元前一三九年以前 淮南子巻一八人間訓) 

あるいはうまく読めなかったのかもしれませんが、記憶では読めたことになっています。後で中身を知ったので楽に読めたと記憶しているのでしょう。外国語の文章は、中身を知っていれば簡単、知らないと難解です。
高校生に読ませるにはちょうど良い長さなので、教科書に使っていたのでしょう。
人生訓としてたいへん意味深いと言う人が多いようですが、まあ、中身は簡単なことを言っているようです。挫折にあっても落ち込まずに前向きに生きたらどうか、ということですね。

昔から日本人に好まれた故事であったらしく、十三世紀、北条義時に敗れた後鳥羽上皇が隠岐へ追放されたとき(承久の乱)人生を振り返って詠んだとされる和歌、
―いつとなく北の翁がごとくせばこのことわりや思ひ入れなん―
にある北の翁とは塞翁を指しています。










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