旅するウメボシイソギンチャク

アートと自然を私なりの視線で紹介します。虫眼鏡を持って歩くも好し。深い海を夢想するも好し。

寺田倉庫でデビッド・ボウイに会う

2017-02-06 11:29:32 | 日記
東京都品川区天王洲 寺田倉庫G1ビルで開催している
「DAVID BOWIE is」をウメボシ夫婦は鑑賞
デビッド・ボウイの生前の活動をたっぷり2時間かけて音楽とともに楽しみました
会場は幅広い年齢層、しかも多種多様な国の人たちで賑わいます
改めて彼の才能に驚かされる展示でした












寺田倉庫本社には「建築模型」を展示しながら保存する
というユニークなミュージアムがありました
どの模型にも興味津々ですが、私的にお気に入りの2点






もうひとつ





絵画顔料と筆、墨、膠などを展示している「PIGMENT」です
ちょうど箔貼りのワークショップの最中でした

展示されていた辰砂及び水銀朱は、昭和10年前後に日本画家が使用していたものとされています
なんて色みの幅が広いんでしょう 

「1980年以降水銀朱の多くが、彩度は高いが色に深みがないといわれている。これは
紀元前から水銀朱生成には天然硫黄を使用してきたものが、現在は石油精製から出る硫黄分を
使用するようになったためである。現在水銀朱は欧米では製造禁止されて久しく、日本でも
2016年に2社のうち1社が後継者不足で製造中止となり、ついに1社のみとなった。鉛白に代わる
透明感のある不変の白が存在しないように、水銀朱に代わる顔料は存在しない。美術という
特別な領域を守るために日本(世界)最後の水銀朱製造を永遠のものとし、品質向上を願い
世界の宝物にしたい。」

ことばが響きました 












きれいに彩られて、歩道に置かれた植木も喜んでいます
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 銀座で怪談噺 | トップ | さすが熱海温泉 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事