旅するウメボシイソギンチャク

アートと自然を私なりの視線で紹介します。虫眼鏡を持って歩くも好し。深い海を夢想するも好し。

釉薬の宇宙

2014-09-25 09:03:07 | 日記
およそ60倍から120倍まで拡大できるハンディ顕微鏡をネットで入手
一見おもちゃのようですがなかなか侮れない
驚きの世界が視野に入ります

ピンポイントで合わせるのがちょっとたいへんですが…
















北一明作 小さなツボ
人工衛星から見た地球のよう 



曜変天目茶碗(ようへんてんもくちゃわん)
使用する土の成分に、焼成方法に
あるいは蛍石、リチウム、鉄分の干渉か、試行錯誤のうえ
「ひとつの現象」として確信した

ある釉薬研究をしてきた人のブログに記載がありました




その人は甲府の火成岩の粉を何も考えずに焼成したら
禾目天目が突然あらわれたと記しています


このツボ 
小さいけど、すごいんです






もひとつおまけに
珪化している木の化石(三畳紀・マダガスカル産)





以前池袋ミネラルショーの抽選で当たったものですが
仮道管がみえ珪化しているのがよくわかります 
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5 コメント

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まさしく未知の惑星!!! (コメットハンター)
2014-09-25 16:49:16
 まさしく未知の惑星ですね。すごい、すごい!!!。火成岩中の鉱物が溶けて(リキダス(笑))急冷(ソリダス(笑))しているようですね。それか塗ってある釉薬のせいですかね?。釉薬も長石や粘土、灰のようですので、同じようなものか?。
私もジャンク市で買った100倍のハンディ顕微鏡を持っているのですが、いつもピント合わせに苦労します。顕微鏡を動かさずに対象物を動かしています(笑)。これを写真に写すのは私では不可能ですね。良い腕しています。珪化木も良いですね。
 これらの画像、未知の世界に踏み込んだ感じですね。
祝! 撮影 (閑人亭)
2014-09-25 18:36:47
撮影おめでとう!
面白いですね~。
誰も見たことのない焼きものの釉薬の微小世界。 
一碗に宇宙を見る、とは某女性社会学者の評言ですが、まさしくそのとおり。
うれしいです。
伝えられてうれしい (つるちゃん)
2014-09-28 11:55:31
コメットハンターさん、閑人亭さん、ありがとうございます。わからないものに出あった時、自分なりの発見があったとき、なぜそうなのかをすこしでもわかりたいと思う衝動ですかね。

先日松井貞文さんという作家の作品を見る機会がありました。震災のあと、石、土、種など当たり前のように存在する何気ないものに愛おしさを感じるようになったと話していました。
またまたガラス質 (コメットハンター)
2014-09-29 21:04:02
 御嶽山の水蒸気噴火では時期が悪く、悲惨な結果となったのですが、マグマ噴火と水蒸気噴火の火山灰の違いは「ガラス質」の物質があるかどうかで見分けるようです。新しいガラス質と古いガラス質の区別は自分でも可能かも?。陶器の表面も釉薬を塗って焼くとガラス質になりますね。噴火のガラス質の件はご存知かも知れないことですが老婆(爺)心ながら(笑)。
 つるちゃんも好奇心の塊ですね。好奇心は青春そのものです。これが無くなったら若くても老人(笑)。好奇心の衝動---良い言葉ですね。
何事も楽しんで (つるちゃん)
2014-10-07 20:07:12
古いガラス質と新しいガラス質の区別がよくわかりません。マグマから新しくできたものか、古い岩石中にあったものか、また見分け方をまた教えてください<m(__)m>

御嶽山噴火後まもなく訪れた台風18号で、土砂崩れになった東海道線。由比-興津間の現場脇を通りましたら、竹林が崩れ土砂がコンクリート壁を突き破っていました。すごい!

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