ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

徳松とうふ

2014-01-20 05:00:00 | 大阪にて

正月早々、南禅寺まで湯豆腐を食べに行った話を載せましたが、豆腐自体は「豆の味がして・・・」と仲居さんが言うほど、あまり美味しくなかったという感想でした。実は正月の朔日に親戚がやってきたので、急遽湯豆腐を出したのですが、その豆腐の評判が良くて、ぼんくら家の面目躍如だったのです。南禅寺へはその親戚も一緒だったので、2度目の高い豆腐が以外にも美味しくなかったという結果になってしまいました。

             

その豆腐を『徳松とうふ』と呼ぶのですが、名前の由来はよく知りません。私の家からは南下して住吉区の粉浜商店街まで自転車か徒歩で向かいます。歩けば30分程度のところです。南海電車に乗ると、住吉大社駅で降りることになります。勿論粉浜駅で降りても商店街には行けますが、その豆腐屋は住吉大社側からの方が近いのです。粉浜商店街へは駅を降りて住吉大社の方へは行かず、西側に出て高架下を難波方面に歩けばすぐに分かります。

             

線路沿いに歩くとすぐにモニュメントがあるのに気付きます。平安時代は王朝貴族の住吉詣が頻繁に行われ、この一帯はみやびに包まれていたと言います。年末に訪れた時はごった返し、繁盛していた商店街も正月が明けると人通りも少なく、閑散としています。それでも正月を彩る琴の音が耳に心地よく染み渡ってきます。

                       

商店街に入って最初の四つ辻を右に曲がると、どの帽子も1着1000円の店が有ります。ここは以前A竹君に教えて貰っていた帽子屋、小さな店ですが種類は豊富で、こんな帽子が1000円?と目を疑うような品物もありますが、私などは恥ずかしくて被れるような帽子ではありません。この日は普段はあまり被ることのないハンチングを買いました。勿論1000円に消費税がかかります。店の年老いたおばさんは私が5050円を渡すと9000円もお釣りをくれようとします。正月ボケだったのでしょうか、私はこれ5000円と私の出した札を指差しました。残念なことに今年の4月からは1080円になるのですね。

             

駅から歩いて5分も経たないうちに通路右側の目的の豆腐屋に到着できます。屋号は井川豆腐店、阪神タイガースで活躍し、大リーグでは散々な目に遭い、一昨年オリックスに戻ってきたあのピッチャーを思い出しますが、この豆腐屋とは全く関係ありません。これほど美味しいと思える豆腐を売っているのに構えは全く小さなお店です。あまり多く作ってないのかも知れません。

             

1丁400gで値段は320円、今や豆腐はスーパーなどでは50円を切る値で売られている時代、量は多いと言えども320円は高いと言えます。でも食べるとその値段に納得できます。何はともあれ南禅寺の豆腐よりは安いのですから。この日は3丁買って帰りました。ひょっとしたら『徳松とうふ』の由来は初代が井川徳松という人だったりして。


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