つくすの折にふれ

旅の思い出などを

列車乗り旅(行き止まり駅を訪ねて)①

2017-07-14 05:16:20 | 旅行

 今年も列車乗り旅をしてきました。
最初は、昨年と同じように「青春18切符」を使って普通列車の旅をしようと計画してきました。5日間普通列車で東北地方を中心に北関東から新潟県を入れたエリアを旅するというもので、何度も検証して、これなら可能という計画ができました。
 しかし、この切符では、新幹線の営業開始に伴って第3セクターが運営することになった「IGRいわて銀河鉄道」(旧東北本線の盛岡-目時間)、「青い森鉄道」(旧東北本線の目時以北)、そのほかに陸中海岸を走る「三陸鉄道」などには乗車できません。そのため、5日間を費やしてもそれほど多くの路線に乗れないことが欠点でした。そのうちに日程を検討したところ、青春18切符の使用可能期間では、自分が旅に出られないことが分かりました。
 それではと、「大人の休日倶楽部パス」を使ってはどうかとコースの再検討をしてみました。こちらは、4日間有効のパスですが、新幹線や在来線の特急にも乗れますし、3セク鉄道にも乗れるのです。したがって4日間でも密度の濃いコースを組むことが可能と分かりました。切符代はこちらの方が高いのですが、これで行こうと決めて早速コースの見直しをしました。宿泊地のホテルも安い料金のところが見つかり、急速に準備を進めたのでした。
 今回はパスの使用可能期間の最後の4日間、つまり7月1日から4日まで、珍しく土日が入った日程で出かけてきたのでした。
 第1日目7月1日(土曜日)は、あいにくの雨模様でした。野田市駅5時30分発の大宮行きに乗りますので、5時10分には家を出ました。いつものケースで行きます。中には、いつものように「いいちこ・シルエット」が2本、焼き干し飯がどっさりが、着替えなどと一緒に入っていますのでけっこうな重さです。小さな折り畳み傘をさしてゴロゴロと引っ張って行きました。そして定刻どおり駅を出発しました。
 大宮では、6時30分発のやまびこ41号に乗ります。土曜日とあって自由席は満員です。自分は宇都宮まででしたのでデッキに立って行きました。同53分に着き、行き止まり線の終点駅「烏山」へ向かう烏山線に乗り換えました。7時11分発の電車は真新しくてきれいです。当然この時間ですから、土曜日とはいえ高校生の乗降があります。この電車は、宝積寺駅まで東北本線を走ってから烏山線に入ります。非電化区間の烏山線に入っても列車は静かです。ディーゼル機関は付いていないようです。
 そのうちに車内にエネルギーの動きを示すパネルがあることに気づきました。それを見ると、宇都宮・宝積寺間の東北本線を走る間にパンタグラフから電気を取り込んで電車を動かすと同時に蓄電池に電気を貯めておいて、その蓄電池の電気を使って非電化区間を走る仕組みになっているのです。すごいものだと思いました。こんな仕組みを初めて知りました。
 烏山駅に8時02分に着きます。折り返し同26分発の宇都宮行きにそのまま乗車してもどりました。9時22分に着きました。ここからは、やはり行き止まり線の日光線に乗ります。この電車は、かなりの混雑でした。また、有名な観光地だけに外国人の乗客もかなりいて賑やかでした。したがって同32分発の電車もかなりの混雑でした。
 ここにも、気分を悪くさせる年寄りがふたりいました。電車の端の席は3人掛け用でした。そこに大きなバックパックを置いてでれっと足を延ばして2人で座っているのです。あの雨の日にバックパックを背負って歩こうというのですからそれなりのスポーツマン爺だと思うので、マナーは十分わきまえているでしょうにかなりの混雑の中でずっとそのままでした。自分と同世代くらいだと思うのですが、目をそむけたくなるようなこのような年寄りがかなり目につくようになっています。ずっと不愉快でした。
 10時21分に日光駅に着きました。雨はかなり強く降っています。でも、この日光駅舎も駅周辺もなかなかいい雰囲気の景観でした。たくさんいた乗客も迎えのバスやタクシーなどに乗って出かけていき、駅にはほんの小人数しか残っていませんでした。11時ちょうどの復路便まで時間がありましたし、広々とした待合室にほとんど人がいませんでしたので、ケースをあけていいちこと愛用の切子のグラスを出してこの旅で初めてのお酒をいただきました。それから電車に乗り込み、宇都宮にもどりました。
 ここから三陸方面へ向かいます。ですから12時29分発の新幹線やまびこ49号で仙台へ向かいます。この区間は指定席を確保してありましたからゆったりと旅ができます。けっこう混んでいました。13時37分に仙台へ着いて、石巻へ行く14時22分発の「仙石線」石巻行きに乗り換えます。この線は仙台市街と近郊都市を結ぶ線ですので、土曜日でしたが、高校生や大学生で混んでいました。しばらくは座ることはできませんでした。松島海岸に出たところで座ることができました。それからは海沿いを走り、石巻へ15時46分に着きました。
 ここでまた、15時51分発の「石巻線」女川行きに乗り換えます。女川は行き止まり駅です。漁港のそばを走って16時17分に着きました。そこから、折り返しの便は、同25分発の石巻線・小牛田行きになります。そのまま乗車して17時35分に前谷地で降りました。ここからは「気仙沼線」に乗り換えます。ホームで待ちながら時刻表を調べたのですが、柳津行きがあるばかりで乗りたい列車は表示されていません。タブレットで調べても、自分が乗ろうとしている18時07分発の列車は表示されています。ちょうど柳津行きの列車が入ってきましたので運転士さんに確認しました。すると、駅の外側に止まっている赤いバスを指して、あのバスがその列車の代わりですと教えてくれました。
 つまり、ここから先の「気仙沼線」は柳津から先がBRT区間なので、この駅からそれが運行しているのでした。気づくのが早くて助かりました。BRTとは、バス・ラピッド・トランジットのことで、公共車両優先システム、バス専用道、バスレーン等を組み合わせることで、速達性・定時性の確保や輸送能力の増大が可能となるバスシステムのことだそうです。鉄道自体の大震災からの復旧よりも早く輸送力を確保するために導入されたシステムということです。
 そこでこの駅からこのバスに乗り込みました。気仙沼まで2時間半かかります。最初は景色も見えていましたが、気仙沼に着くころにはすっかり夜になってしまいました。ここで、21時06分発の「大船渡線」BRTに乗り換えです。さすがにバスに乗り続けると疲れてきます。バス自体も路線バス仕様ですので観光バスのような快適さはありません。22時29分に大船渡に着きました。ここが最初の宿泊地です。駅周辺の開発整備は進んでいるようでしたが、まだまだ大規模な工事が行われているようでした。
 この日の宿、ホテル「福富」へチェックインしました。きれいなホテルですが、玄関ホールから宿泊フロアへ行くのには上履きに履き替えることになっています。ホテルの人がいうことに、この周辺が工事中でドロドロの靴で入ってくることがあったためこのようにしているのだと申し訳なさそうな説明でした。荷物を部屋に入れて、遅い夕食に出かけることにしました。駅周辺に新しい建物があって、そこに飲食店があるように見えましたので、その辺を目当てに出かけました。
 「けむり」というお店に入りました。なんとなくビールが飲みたくて生ビールをまず一杯いただきました。するとお酒が飲みたくなり、二合徳利で1本つけていただきました。女性がていねいに燗をつけてくれました。いい燗でした。カツオの刺身を肴に飲みました。ハタハタの文字も見えます。これも頼みました。専用の小型コンロが出されて目の前で自分好みに焼き上げていただきました。11時過ぎに入ったので、あっという間に12時の閉店時間が近づきます。締めに半人前のもりそばをいただいて打ち止めとしました。3人の女性でお店をやっているのですが、握手までして送り出してくれたのでした。とても暖かくていい雰囲気のおいしいお店でした。
(つづく)
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