つくすの折にふれ

旅の思い出などを

6年ぶりの台湾旅行 ①

2016-02-29 09:21:20 | 旅行
 6年ぶりに台湾へ行ってきました。
 自分たちの「れいの会」と称するグループは、34年前から、月例でお酒を呑む会を行ってきています。このメンバーも、ぼつぼつと、仕事上で現役から離れ始めることになり、時間が自由にできるようになったので、有志で旅行するようになって8年目になります。いいメンバーばかりなので、いつもいい旅行を楽しむことができているのです。
 一昨年の冬の青森旅行、昨年の長崎・五島旅行と、国内旅行が続きましたので、次は海外へ行きましょうという気分が醸成されていました。さらに、いつのまにか目的地も台湾というコンセンサスができていました。
春節が明けた17日から20日までの3泊4日の旅行でした。この旅行には野田市から8名、松戸市から2名の計10名が参加しました。
 このうち野田組は、成田空港までの行程をジャンボタクシーで行くことにしました。関宿台町から出発です。午前5時過ぎに出発した車は、中里、岩名、清水、野田、上花輪新町と、市内を南下しながら参加者をピックアップして空港へ向かいます。この行程を、高速道路を使って行きました。柏インターから常磐道へのって、つくばジャンクションから圏央道へ入り、最後は、新空港道へ入って空港へというコースをとりました。この方が、時間が計算できることと、トイレ休憩も取りやすいので正解だったと思います。
 次に、同じメンバーで成田空港へ向かうときは、野田市街から出発して北上しながらピックアップし、関宿から境インターへ出て、圏央道に入れるようになります。今回とは逆に、旧野田市組が先に起きてということになりますね、とは、車中での話題でした。
 空港には7時前に着きました。空港入り口での検問がなくなったのはいつだったでしょうか。検問無しは、自分たちの旅行では初めてでした。
 JTBの団体カウンターで手続きして航空券等をいただいて、チャイナエアラインのカウンターでチェックインを済ませます。そして、ボウルボウルといういつものカフェテリアで軽く朝食をとりました。液体のパンの人の方が多く、旅行の無事を祈って乾杯したのは申すまでもありません。また、今回のツァーには特典として空港ラウンジの利用券が付いていました。せっかくだから寄ってみようと思ったのですが、その場所へ行くのが思いのほかむずかしく、ラウンジへの移動が面倒になり、あきらめて搭乗口へ向かいました。
 そして、9時30分発の飛行機に乗り込みました。ほぼ満席状態でした。機材はエアバスでした。自分は窓際の席だったのですが、そのせいもあって自分のモニター画面がよく見えません。コントローラーを使って、なんとか映画を見られるようにしたのですが、いまいちコントローラーとの相性が悪かったのか、十分にこのシステムを使いこなせませんでした。それでも、映画を見たり、機内食を食べたり、居眠りをしているうちに台湾に着きました。
 気温は19度ぐらい、どんよりとした天気です。まず、入国審査があります。ここがかなり長い列になっています。遊園地の人気アトラクション待ちと同じように、テープでつくられたルートをとろとろ歩きます。審査ブースはたくさんあるのですが、以前と同じようにいくつも開いていないのです。そのうちに、ブースも開いて流れるようになりました。そして、荷物を受け取って台湾に入国します。
 LOOK JTBの札を持った係員が待っています。そして、自分たちのガイドさんにつないでくれます。李正誠さんというベテランガイドさんです。ここから、バスに乗って台湾新幹線の「桃園」駅へ向かいます。座席が高い位置にあるハイデッガーの大型バスです。この旅行中、どの観光地でも大型バスでした。自分たちグループの10人しか乗り込みません。このツァーには、関西方面からの2組4人のお客さんもいるのだそうですが、そちらからの飛行機が遅れているため、自分たちが先行することになっていたのでした。
 そして、桃園駅に着きます。なかなか立派なきれいな駅です。乗り込むのにすこし時間がありましたので、車内用の飲料を購入します。台湾では、駅の売店はすべてセブンイレブンが運営しているようです。どの駅へ行っても、また、ごく小さな売店もすべてそうでした。台湾ビールなどを購入しました。
 台湾と日本の時差は1時間遅れです。台湾時間14時40分発の「左営」(高雄)駅行きに乗り込みました。日本の新幹線そっくりの車内です。普通席でしたが、日本のよりもすこしゆったりした座席の配置でした。さっそく飲料を配ります。そして台湾ビールで静かに乾杯しました。なかなかおいしいビールでした。最初の出会いがよかったので、このあとも台湾ビールを必ずいただくことになりました。
 台中、台南と南へ下っていきます。先の地震で被害を受けた台南駅は市街地から離れているためその様子は窺えませんでした。そして、左営駅に着き、16時半前から高雄市内観光です。連池譚という有名な観光地から見学です。竜虎の塔で有名なところです。かなりの観光客がいました。そして、次に「寿山公園」に行きました。だんだんと夕暮れが迫ってきましたので、ここから眺める灯りが灯り始めた市街地や港湾はなかなかすばらしい景観でした。
 次は、夜市の散策です。有名な高雄の「六合二路」の夜市です。かつて台北で見たのと同じようでしたが、活気に溢れていました。いろいろな物がとても美味しそうでした。自分たちは、その夜市を散策してから夕食場所へ向かいました。「紅毛港海鮮餐庁」というお店でした。あとで、ネットで調べたら「The Queen of seafood」と呼ばれる人気店でした。
 3階の部屋に案内されました。すぐにビールと紹興酒を頼みました。最初に、大きな海老とマグロのさしみのお皿が出てきました。これが、みんなの気持ちをつかんでしまったようで、あまりくどくない味付けの海鮮料理はおいしくて、ビールも、紹興酒も進みました。最初は、頼んだビールを全部の栓を抜かないで別に置いてあったのですが、すいすいと空けていくものですから、あとはテーブルへ出してくれるようになりました。
 この日の飲料代は3,500元ほどでしたが、どのレストランでも、このくらいの費用をかけて飲み物をいただきました。気づいたことは、ビールのサービス価格が日本なみで相対的に高く、紹興酒は相対的に安いことでした。紹興酒は陳年のものをいただきましたが割安に感じました。
 お料理も飲み物もきれいに片づけて、レストランをあとにして、今宵の宿「国賓大飯店(高雄アンバサダーホテル)」へ向かいました。そしてそれぞれの部屋に分かれました。部屋に入ってこの旅行で初めてトランクを開けました。同室の先輩は「じょっぱり」を、自分は「ジャックダニエル」を取り出しました。この夜は先輩のじょっぱりをいただきました。NHKの衛星放送が見られますので、それを見ながら、軽く一杯ずついただきました。やはりお酒は良いものです。台湾にまで持っていった自分の「焼き干し飯」を肴にしました。
 この日の朝は、自分の場合3時起きのように、とても早かったので、眠くなったところで、素直に寝みました。
 (つづく)


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