つきみそう

28年前出版した処女歌集の名

日本最古の詩歌療法

2017-04-21 | 学校

 昨日の放送大学心理学講座のテーマは、日本最古の詩歌療法でした。講師はいつもの小山田先生。万葉集の編集者の大伴家持は、若い時ダメージを受け、大伴池主によって癒されました。家持は、知られているように万葉集第一とも言われる歌人。若くしてエリートコースを歩み、越中国の国守に赴任してまもなく、弟の書持(ふみもち)を亡くします。それから哀傷の歌ばかり詠み、自らも重病にかかり、孤独感と抑欝的な感情の中にいました。そんな中で、大伴池主は、歌や文章を送ります。家持もそれに応え、歌を詠みながら癒されてゆきます。歌と文章の交換によって癒された最古の例と言えましょう。歌はこの他にもあるし、数々の漢詩や手紙も残されています。

世の中は数なきものか春花の散り紛ひに死ぬべき思へば    家持 巻17・3963

山吹は日に日に咲きぬ愛しと我が思ふ君はしくしく思ほゆ   池主 巻17・3974 

 

先週夕刻庭で撮影

白椿ももう終わりかけ

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2 コメント

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詩歌療法 (oko)
2017-04-21 19:22:25
そうでございますか。
初めて学ばせて頂きました。
貴重なお話をありがとうございました。

闘病中、私にとっても指を折りながら慰めとなりました事を思い出します。
okoさま (matsubara)
2017-04-22 07:57:33
いつもあたたかいコメントありがとうございます。
この日の講義は私のためのような内容で本当に
よかったです。

闘病中も歌を作られていたのですね。

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