チューリヒ、そして広島

スイス・チューリヒに住んで(た時)の雑感と帰国後のスイス関連話題。2007年4月からは広島移住。タイトルも変えました。

フードフェスティバル2009

2009年10月29日 23時03分24秒 | Weblog
フードフェスティバルという、考えてみれば実に「そのまんま」なお祭りが毎年この時期、広島城を取り巻く一帯で開かれています。今年で5年目、来場者数82万人という、決してバカに出来ない一大イベントです。

会場案内図はこちら。全部回ろうと思うと、結構な体力を使います。我々もとうとう、中央公園会場だけは行き損ねてしまいました。そのくらい広い。



こちらは三の丸広場。手打ちそばにすごい行列ができていました。テントの下でそばを打っていたので、出来立てを賞味できるとあって、人だかりがすごかったです。


そばを打っているところ。


牡蠣入りたこ焼き。広島のたこ焼きは、キャベツを混ぜて焼くので、ヘビーな食感です。関西のたこ焼きのような、ふわっとした感覚が全然ありません。

広島農大=広島県立農業技術大学校(専修学校)なるものがあることを、今回はじめて知りました。農大生が育てた作物を会場で売っているのです。



ヤクルトのキャラクター「ヤクルトくん」(まんま)。


広島城址公園内を歩き疲れて座った椅子とテーブルのすぐ前に、なんと池田勇人の銅像が。「内閣総理大臣池田勇人君」は広島県出身だったのですね。

しかし、この日のメインは「櫂伝馬」乗船。広島城のお堀を遊覧する催しです。



船から望む広島城。

遠くに見えるは市営住宅です。お堀を30分くらい行き来したでしょうか。漕いでくれるのは、大崎上島町職員櫂伝馬倶楽部・竹原市役所櫂伝馬倶楽部の皆さん。「よいさー」のかけ声と共に、息ピッタリで漕いでいきます。途中で、ムスコも漕がせてもらいました。

櫂伝馬とは、櫂で操作する伝馬船(小型の和船)で、その昔、水軍の襲艇(早船)として使用されたと言われています。管弦祭の御座船を曳航することを本来の任務としていましたが、大崎上島町近隣では、いつしか競漕中心のものとなったそうです。今日、広島県の特に芸南地方で、厳島神社、住吉神社などの夏の祭礼に櫂伝馬競漕が行われるそうです(この段落、会場でもらったプリントのほぼ丸写し)。大崎上島町役場、竹原市役所にある櫂伝馬倶楽部の皆さんが、このお堀遊覧のためにひと肌脱いで下さっているということのようです。実に楽しい遊覧でした。

行ってきました酒まつり

2009年10月24日 21時41分12秒 | Weblog
大学のある町は西条。西条といえば、灘・伏見と並ぶ日本三大酒都。ということで、毎年10月に開かれる西条の「酒まつり」は、全国各地から約900銘柄が集まる、日本最大のお酒祭りです。

これは、広島に住んでいる間に行かない手はない、ということで、夫婦で出かけてきました。

西条は、広島からJRで35分。10時過ぎに広島駅に着いてみると、切符売り場はすごい混雑、西条へ行く列車のホームはさらにひどい混み具合。乗った電車は、地下鉄御堂筋線に負けないほどのすし詰め。どうしてJR西日本はこの日だけでも、4両編成を8両にするとか、もっと増発するとか、策を講じないのでしょうか。

やっとの思いで着いた西条の駅。午前中からもうなんかアルコールの匂いが。駅前通りにはビール片手に歩く人があちこちに。



駅前通りには既に屋台が行列し、祭りの雰囲気全開ですが、我らの目当ては「酒ひろば」。全国から集まった名酒を飲み比べてやろうという強者が次々と会場に吸い込まれていきます。

入口前の塀には、銘柄を地域ごとに紹介する看板が並んでいます。


ちなみに、北海道・東北地方からは148銘柄がエントリー。関東地方は106、中部地方は247、我らが近畿地方は161、地元中国地方は138、四国地方が62、そして九州・沖縄地方が73という具合でした。中部地方はさすがに米どころ新潟、そして長野を擁するだけあって(新潟だけで68。長野が51)、銘柄の多さが目立ちます。もっとも、兵庫県はそれをしのぐ87銘柄。近畿地方の半分以上を占めています。沖縄からは、本醸造「黎明」が唯一のエントリーです。

入場券(前売1300円、当日1600円)を入口で見せると、おちょこを一つくれます。これをもってテントへ向い、お酒をついでもらうのです。


北海道・東北地方のテント。10時半過ぎに着いたら、もうすでに行列、行列、行列。まだ午前中だというのに、吟醸や大吟醸は品切れ状態。いったい何時から飲んでいるのでしょうか??? 

あちらこちらに、すでに宴会状態、酔っ払い状態、ごろね状態の人たちが。


中部地方のテントも大混雑。「どれでもいいからくれぇ!」と叫ぶ、すでに秩序意識を失ったおじさんの声も響いていました。まだ昼前だというのに。


我々も利き酒に挑戦しましたが、そうたくさん飲めるものではありません。味の違いも次第に曖昧に……。二人で手分けして、25種類までは行けました。が、もう限界。適当に食べ物をお腹に入れながらではありますが(金券をブースで買い、食べ物と交換する、教会などでよくやっているバザー方式です)、日本酒はよく回ります。

会場を後にした我々は、酒蔵見学へ。西条の酒蔵はJRの駅近くに多く、祭りの期間中は酒蔵も開放されて、利き酒をやっていたり、料理をふるまっていたり。


賀茂鶴です(リンクをクリックすると音楽が出るのでご注意)。


こちらは福美人。ここで本物の福美人をついに拝むことができました。ほら、


一緒に飲みたいですね。


こちらは賀茂泉。「賀茂」というのは、西条のこのあたりの旧地名だそうです。

酒蔵の通りを散策した我々は午後の早い列車で帰路につきましたが、帰りのJR車内はお酒の匂いぷんぷん。広島駅に着くなり気分が悪くなった人が……(以下削除)。


大学ランキング、へぇーっ

2009年10月09日 22時21分06秒 | Weblog
2009年の世界大学ランキングってのが発表になったそうです。英大学情報誌タイムズ・ハイアー・エデュケーション(THE)と教育情報会社QSというところが作ったそうな(ヤフ―のニュースに出てました)。「ランキングは、世界の大学研究者の相互評価や論文の引用回数などの指標を点数化し、大学の総合力を評価」したものだとのこと。朝日新聞のサイトにも出てました。

へぇーって感じで見るしかないのですが、アジアで一番は東大だそうです。世界だと19位。京大は25位。阪大が44位で、東工大が61位。私学では早大が180位、慶応が214位。評価基準についてあれこれ言えないので、不謹慎ながら、あくまで「へぇーっ」という程度です。

ウチの大学は267位でした。感想は言いづらい。でも、頑張ってる同僚のおかげでこの順位なんだろうなと思います(ランクについてはとくに Engineering & IT 部門の健闘によるようです)。

この種の「ランキング」は色々あって、U.S. News & World Reportsというところが発表している World's Best Colleges and Universities なんてのもあります。こちらは、アジア・中東エリアのランキングってのも発表しています。こっちだとウチの大学はアジア・中東地域で45位、世界全体で259位。まぁ似たような評価です。

ある意味当事者だけど、ある意味野次馬的な関心で眺めていたので、縁のあるスイスやドイツの大学はどうなんだろうってのも、ちょっと気になって。

後者の U.S. News... の方のランクですが、ハイデルベルクが57位、ゲッティンゲンが106位、ボンは264位、ハンブルクは274位。スイスでは、ジュネーブが68位、チューリヒが106位、バーゼルが131位、ローザンヌが161位、我が母校ベルンは192位でした。ってことは、我が勤務校はハンブルクより上? やっぱり基準がよくわかりませんが。

そもそも、論文引用数データベースなど、あまり馴染まない分野もあるだろうし、そもそも英語圏が有利だろうとか、何に価値基準を置くかが国や大学によっても異なって当然だろうとも思うけど、あまり批評はしないことにしましょう。

面白かったのは、Arts & Humanities の分野でのランキングってのも U.S. News... のサイトにあったことで(こちら)、これだと、1位ハーバード、2位UCバークレー、3位オクスフォード、4位ケンブリッジ、5位イェール、6位プリンストン、7位コロンビア、8位スタンフォード、9位シカゴ、10位UCLA、とまぁそんなもんかって感じですが、こちらではハイデルベルクは48位、ゲッティンゲンは95位に上がり、東大は28位、京大は37位に落ちます。逆に早慶はそれぞれ56位と102位に跳ね上がります(U.S. News...の総合ランキングではそれぞれ148位と142位)。ソルボンヌは25位。アジアトップである北京の23位より下です。ウチはランク外でした(上位400位にも入ってないようです)。

こういうのをネタにして、競争を煽られたらたまったもんではない...と思う時点ですでにランク外(「競争的」研究資金なんて名前を聞くだけで引いてしまう)。周りが野山だらけのキャンパスとか、駅から遠いキャンパス、なんてランキングでもあればかなり上位に行けるかも知れませんが(いや、前任校の第2キャンパスには負けるか)。東広島への「移転が決定した当時は、山陽本線西条駅から東広島キャンパスを経由して、東広島駅へ至る新交通システム(モノレール)の建設構想があった」(Wikipedia「広島大学」より)って本当ですか? どうして頓挫したのか(涙)この前京都大学に行った時は、街に近くて感動しました。

そういえば、日本の大学ランキングって本もありましたよね。評価好きな人ってどこにでもいる。こういうランキングで大学の全てを測れるわけじゃないから気にしないけど。ランクを上げるために頑張ったりしたら、なんかおかしい。

新学期

2009年10月01日 22時14分48秒 | Weblog
ついに今日から新学期。朝、広大西口でバスを降りると、昨日までは見なかった人、人、人。

木曜は授業が三つあるので、いきなりの長丁場。学期休みになれた身体が夕方まで持つかどうか心配でした。

研究棟に入ると、廊下の角に見慣れぬものが。



なんとアルコール消毒液。インフルエンザ対策なんでしょうが、急に現れたのでびっくりです。休みの期間中、里帰りしていた学生があちらこちらから戻ってくるので、ウィルスがこの田舎キャンパスにも入り込むことを警戒したのでしょうか。

それにしても、講義棟の入口や事務室の前、トイレの前、とあちらこちらに置かれています。なんとなくおまじないっぽい感じもしてきます。使ってる人を見かけなかったので。せっかくだから、見るたびにちょっと使ってみましたが。

昼前に一つ、専門科目の講義(これは10人足らず)、午後にはドイツ語と一般教養の宗教学。後者には、なんと150人近くの受講者がいてびっくり。オリエンテーション用に準備しておいたプリントが危うく足りなくなるところでした。まだ「お試し期間」なので、今後人数が減る可能性はありますが。嬉しいような、もうちょっと減ってほしいような、複雑な気分です。

90分×3回、教壇に立ったら、今日はもう疲れてしまいました。喋り疲れたとも言えます。帰りの列車が空いていたのが救いでした。