ありがとう通信

北九州市門司区 辻医院からの通信

今年のインフルエンザワクチン

2015-11-16 11:18:54 | Weblog

マスコミでも取り上げられているのでご存知の方もいらっしゃるでしょう。

今シーズン、2015~2016年のシーズンから、日本でも4価の「インフルエンザワクチン」が使われることになり、

流行するインフルエンザのタイプをほぼ網羅することができるようになるといわれています。

≪4価、とはどういうことか≫
 ウイルスや細菌も、ヒトと同じように様々に異なる遺伝子を持ち、色々な特徴を持っています。

ヒトの免疫は、”指名手配書”を使って犯人を検挙するように、外敵のデータベースを基に働きます。
ワクチン接種は、この外敵のデータベースに、新しいウイルスや細菌の情報を追加することを意味します。
そして、「4価のワクチン」とは、4種類の指名手配犯をデータベースに追加できるワクチン、ということです。

≪これまで、日本では4価のワクチンを作れなかった≫
 日本では、「生物学的製剤基準」によって、薬に含まれるタンパク質の上限量が定められています。

この制限は、薬に病原性のあるタンパク質が混入すること等を防ぐために必要なものですが、この制限によって、インフルエンザのワクチンを3株までしか入れることができませんでした。
そのため、B型インフルエンザのうち、主に流行する2つの株から、”今シーズンは、どちらが流行するのか?”を

予測して、どちらか一方だけをワクチンに入れる方法がとられてきました。

 これまで、世界保健機構(WHO)も3価(A型2株 + B型1株)のインフルエンザワクチンを推奨していたこともあり、正しい予測がされれば問題ありませんでした。しかし、最近は2株のB型インフルエンザが同時流行する傾向が増えてきたため、4価のインフルエンザワクチンが求められていました。
 アメリカでは2013のシーズンから4価のワクチンを導入し、A型・B型インフルエンザを予防する際に有効であることを報告しています。

≪ワクチンの接種を受けよう≫
 インフルエンザワクチンの接種には、発症予防や、万が一発症しても重症化を防ぐ効果が期待できます。
小さな子どもさんの重篤な合併症であるインフルエンザ脳症はワクチンでは直接予防はできませんが、脳症は インフルエンザに罹ったお子さんが発症するものです。ですから、インフルエンザにかかるお子さんが減れば、 脳症にかかるお子さんも減ることになります。この点でもワクチン接種の意義が認められています。また、

「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」においても、ワクチン接種が推奨されています。

更に、近年は抗ウイルス薬に耐性を持ったインフルエンザウイルスが出現しています。
こうした状況からも、インフルエンザの予防接種を受けることをお勧めします。


11月通信より

2015-11-11 11:13:34 | Weblog

  お願いいたします!!

最近、有名人の闘病の影響もあり、健康への関心もたかまっているようです。

当院では、主に胃、大腸内視鏡検査希望の問い合わせが増えています。

内視鏡の専門医ですので、出来る限りご希望に応えて行く予定です。

また、在宅療養が推進されていることで、訪問診療の依頼も増えてきて

いますので、12時30分~15時までの時間は、大腸内視鏡検査、

訪問診療を重点的に行うことにしました。

誠に申し訳ありませんが、乳幼児健診は他院へのお問い合わせをお願いします。

また、午後の診療は15時からです。

午後は14時50分まで院内に入れませんので、

ご理解の程よろしくお願いします。


久しぶりに…

2015-11-10 11:01:19 | Weblog

秋の深まりを感じるこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。

 

ふと気づけば、かなり長い時間...ブログから留守していました。

この間も、ブログチェックしていただいていた方もおられるようで

申し訳ありません。

 

当院の変更点もいくつかありますので、少しづつお知らせしていきますね。