つぐちゃんのブログ

つぐちゃんのわははで子育て

その言い方がイヤ

2010-11-09 10:15:39 | Weblog
ある日の夕方、ふと見ると木馬に乗っている5歳のAくんが目の周りを真っ黒にして涙を拭いているのに気がつきました。(真っ黒の理由は・・庭で遊んでどろんこの手を洗わずに中に入り、その手で涙を拭いたからでした。)

大きなAくんが泣くなんてめったにないこと。

「どうしたの?」と聞くと、
「Bちゃんがぼくに嫌な言い方した…」と言うのです。

同じく5歳のBちゃんに、「なんか嫌なこと、言ったの?」と聞くと、
「え~、何も変なこと言ってないよ。私たちがここで図書館ごっこしていたら、Aくんが急に中に入ってきて木馬に乗ったから、そこじゃまだからどいて、って言っただけだよ。」と「こんなことで泣くなんて」とびっくりしている様子。

「でもBちゃん、こわい言い方したもん…」とAくん。
そこで「Bちゃん、どうする?」と言うと、Bちゃん、軽い気持ちで発した自分の言葉に思いがけず傷ついているAくんに戸惑い、自分もちょっとウルウルしながら、
「Aくん、わざとじゃないけどごめんね。」と言い、「いいよ。」とAくんも言って一件落着。

1、2歳の頃、何もしない子を押したり叩いたりしまくっていた(?)Aくんが、みんなと仲良く遊べるようになった一方、これくらいの人の言葉にも傷つくようになったことに私たちもびっくりしました。
そういえばお母さんも、「その言い方、嫌だ。」と最近よくAくんに言われるそうですが、ここで子ども同士がもめたときも、「え~、そんなこと言っちゃいけないんだよ。かわいそうだよ。」なんてAくんが言うこともこの頃よくありました。

「自分」しかなかった子が周囲に気を配ることができるようになったということで大進歩です。
そして、「これくらいで泣くなんておかしいよ。私は悪くなんかないもんね。」とがんばらず、相手の気持ちを考えて「ゴメンネ」が言えたBちゃんもえらいなあと思いました。

育児サークル「わはは」
浜名紹代

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