有限会社 土屋広告デザイン研究所

アウトドア大好きなデザイン会社です!
お問合せは左下のメッセージから!

北岳

2017-08-08 18:23:02 | 日記
【1日目】2017.8.2


未明に自宅を出発。
相棒親子3人をピックアップし中央道から中部横断道へ。
白根インターを下車し芦安温泉経由で夜叉神峠まで上がって駐車(無料)。



ここから先は通年マイカー規制。
ワゴンタクシーを呼び北岳登山玄関口の「広河原」へ。料金5,000円也。

(ちなみに・・・芦安から広河原までバス:一人1,000円。
バスは混雑するし、芦安からの乗り合いワゴンタクシーも満員になるまで出発しません。
だから夜叉神まで上がりタクシー呼ぶのが正解!)



9人乗りワゴンタクシーに4人でゆったり、約30分で広河原に到着。



インフォメーションセンターにて入山届(登山計画書)を提出。



いざ出発!次男くんは初テント泊山行。ウキウキ!



大樺沢雪渓の先、八本歯コルが見えますが、北岳山頂は雲の中・・・。



野呂川に架かる吊り橋を渡ると・・・。



ドキッ! 恐ろしや・・・(汗)



広河原山荘前を通過。大樺沢コースで、先ずは二俣を目指します。



沢音が清々しいね!



登山道のそこここ、湧水。
流石、南アルプス天然水が豊富です!



登山道は徐々に傾斜が増してきます。



大樺沢はヤナギが茂る登山道に変わります。



左岸崩落、右岸に迂回。



雪渓が出てくる頃には、すっかりガスってしまいました。



二俣分岐に到着。
仮設トイレのある休憩ポイント。



二俣分岐からは右俣コースを詰め小太郎尾根へ上がります。キツイ登りです。



辺りがダケカンバに変わってくると、シトシトと小雨が・・・



稜線まで上がりましたが・・・ガスって何も見えね〜!



ようやくテント場に到着。幕営。(1張700円)




テント場のすぐ上が、北岳肩の小屋。(標高はジャスト3,000m)



夕方まで、天空のビアホールで宴会・・・(笑



一瞬、山頂西面に青空が見えるも、東面は常にガス。



テントの中に迷い込んだ虫を退治して、就寝!
明日は晴れて欲しいな・・・おやすみなさい。



【2日目】2017.8.3



夜中、雨がフライシートを叩いていましたが、
ふと起きると、満点の星空に北岳のシルエット。



鳳凰三山の上から御来光です! でも厚い雲が垂れ込めています。



周辺の山を見ると、どうやら標高3,000mから上が雲の中。(写真はお隣の仙丈ヶ岳)



肩の小屋から上もガスの中。



テンション下がりますが、登りましょ!



登り出すとすぐに「オコジョ」がお出迎え。(イタチの仲間です)



両俣小屋分岐付近、眼を凝らして歩いていると、
ありました!「タカネマンテマ」。
キタダケソウのように有名ではありませんが、北岳の固有種です。
(気付かれずに踏まれているのもあったり・・・)



少し薄陽が射してきたかな・・・なんて、期待しながら山頂へ。



期待を裏切り、またガスが濃く・・・



ヤッタネ!登頂オメデトウ!本邦2位の高峰ですよ!



でも・・・周りは何も見えね〜!



さて、とりあえず北岳山荘まで下りましょう!



北岳山荘までは、ドカ〜ンと下っちゃいます。



目の前まで来て、ようやく山荘が見えるような濃いガスに・・・。



暗くなり、雨も振ってきちゃいました・・・。
(山小屋スタッフによると、南下するほど天候悪いようです。)



なんか、ガッカリ・・・



残念ですが、間ノ岳は諦め、引き返します。



再度、北岳を越えて・・・



肩の小屋に戻り、またまた宴会・・・。



おでんにビール、さらにワイン。。。



すると、西の空が青空に!



この雲ならいい夕焼けが見られるかな・・・?



三人で体操中〜? って。



ブロッケンですよ〜〜〜! 万歳〜!



この夕焼けが見られたから、この山行、救われたね!



雲海に浮かぶ富士山も、赤く染まっております。



八ヶ岳です。硫黄岳の後ろに浅間山。(あっ、また浅間山を探してる・・・笑)



【3日目】2017.8.4




深夜、テントから出てみると、満点の星空です。
伊那市街地の明かりも見えましたよ。



そして朝、御来光。
見事な朝焼けでしょ!



皆さん、撮影タイムです!



富士山もクッキリ!



女王「仙丈ヶ岳」と、名峰「甲斐駒ヶ岳」をバックに。



北岳も、スカッと姿を見せてくれました。



3日間、悪天候で飛べなかったヘリが、荷上げに何往復も大忙しです。



ヘリって、メチャ速い!
これにぶら下がれば5分で下山できる。(笑



さて。名残惜しいですが、我々もテント撤収して下山。



稜線下ったら、「草すべり」コースにて白根御池小屋を目指します。



草すべりは草原状の急斜面。
高山植物が咲き乱れるお花畑です。



白根御池が見えてきました。



白根御池小屋のテント場。



またガスが降りてきちゃいました。



白根御池小屋は(雪崩倒壊により)2006年に建て替えられた新しい山小屋です。



ケーキセットがあります。



「御池カレー」をいただきました。



二人とも、お行儀よく食べてます。(笑



白根御池小屋からの下山、前半は小さなアップダウン繰り返し。



後半は、丸太階段を急降下です。



ようやく広河原山荘まで下山。長かった〜!



無事、帰ってきたよ〜〜〜〜!



乗合タクシーで、夜叉神峠駐車場に帰着。

お疲れさまでした〜。



【北岳・植物図鑑(3日間で見た高山植物を紹介します) 】


アオノツガザクラ(テント場周辺にて)


イブキトラノオ(二俣分岐辺りに豊富)


イワギキョウ(肩の小屋前にて)


イブキジャコウソウ


ウサギギク


イワベンケイ


イワツメクサ(岩稜帯に豊富)


ウバユリ(広河原山荘裏手にて)


オオハナウド


オンタデ


キタダケソウ(花は終わりです)


キツリフネ


キリンソウ


キンロバイ


クガイソウ


クサボタン


クルマユリの蕾


クロユリ(肩の小屋周辺に豊富)


コイワカガミ(肩の小屋周辺に豊富)


コウシンヤマハッカ


クルマユリ(右俣コースにて)


コケモモ


ゴゼンタチバナ


コバノコゴメグサ


サワギク


シナノキンバイ(右俣コースに豊富)


シナノオトギリ


シモツケソウ


センジュガンピ(右俣コースにて)


ソバナ


タイツリオウギ


タカネグンナイフウロ(大樺沢から山頂まで豊富)


タカネツメクサ


タカネシオガマ


タカネコウリンカ(北岳山荘手前にて)


タカネヤハズハハコ(3000m岩稜帯)


タカネマンテマ(両俣小屋分岐あたり)


タカネバラ


タカネナデシコ(右俣コースにて)


チョウノスケソウ(北岳周辺)


チシマギキョウ(3000m岩稜帯)


テガタチドリ


チングルマ(3000m付近岩稜帯)


トウヒレン


トウヤクリンドウの蕾(両俣小屋分岐あたり)


ナナカマド


トモエシオガマ


ハクサンフウロ(右俣コースにて)


ハクサンシャクナゲ(北岳山荘手前にて)


ハクサンイチゲ(北岳周辺に豊富)


ミドリハクサンイチゲ(北岳から北岳山荘への岩場)
ハクサンイチゲの突然変異です。


ハイマツ


ホタルブクロ


ハンゴウソウ


マルバダケブキ(右俣コース、草すべり群生)


ミソガワソウ


ミヤマオダマキ(北岳から北岳山荘への岩場)


ミネウスユキソウ(北岳山荘手前、八本歯コル分岐)


ミヤマキンポウゲ


ミヤマシシウド


ミヤマダイコンソウ


ミヤマハナシノブ(二俣分岐辺りに豊富)


ミヤママンネングサ


モミジカラマツ


ヤマハハコ


ヨツバシオガマ


ミヤマアキノキリンソウ


ハハコヨモギ(北岳〜北岳山荘間)

以下、名称不明。






広河原の吊り橋手前登山道案内看板の下