サブプライム問題に端を発し、ここ数週間アメリカ金融界は激動の日々をおくっている。次から次へと連鎖反応のように起きる大手金融会社の破綻、再編劇。 リーマンの倒産、メリルリンチのＢＯＡへの身売り、ＡＩＧへの公的資金投入、そして米銀６位のワシントン・ミューチュアルの破綻そして今はワコビアに人の関心が移っている。アメリカ政府はこの騒動を収めようとして７０００億ドル＝７５兆円の公的資金投入を考えてる。日本の国家予算並みのとんでもない金額であるから、米議会がすんなりとこれを認めるとは思えない。 まだ混迷が続きそうである。 ここ１ヶ月の米国の状況はまるで日本のバブル崩壊をコマ落としで見ているようだ。 公的資金の注入で市場の混乱は落ち着くのだろうか？ こんなに金融界の激変が起きている割りには世の中まだまだ落ち着いている。 そんな多額の公的資金を投入して米国は救われるのだろうか？
新宿で年に一度の人間ドックに行ってきた。しかし誰が考えたのか人間ドックというネーミングもすごいですね。尿検査に始まり採血、肺レントゲン、心電図ときてメインイベントの胃レントゲン撮影に入る。ベッドというか装置というかを背にし、少し粘りのある白い液体の入ったコップを左手に持ち、マイクを通して聞こえてくるレントゲン技師の指示に従いゴクリと飲み干す。 ゲップをこらえながら宇宙飛行士の訓練装置のようなベッドに横になり、技師の言いなりに体を動かす。 最後にアームが出てきて遠隔操作で胃袋をグリグリされる。 私も一度だれかにグリグリしてみたい。 検査の結果はその日のうちに出た。「非常に健康です」とお医者さんに言われてハイになった。 下剤と大量の水を飲み、先ほど入れた白い液体（バリウム）を体外に放出する。 一体どれだけのバリウムが地球に放出されているのだろうか？ 毎年白い糞をする度に地球環境への影響が気にかかる。
陽のあるうちに新宿にきたのは久しぶりで、いつの間にやら見かけないビル立っていた。あとで調べるとモード学園コックーンビルというらしい。 ↓ 確かにコクーン（繭）という感じではある。
これほど、世の中で「事故米」について騒がれているのに、昨夜私と友人Ｙはその「事故米」を使用していたとしてメーカーが自主回収していた焼酎を飲んでしまった。
アサヒビールのホームページによると、・・・・・焼酎原酒の製造に使用した焼酎用麹米の一部に、三笠フーズ株式会社により不正転売された「事故米穀」が含まれていたことが、原酒の製造元である西酒造株式会社（鹿児島県）からの連絡により判明いたしました。つきましては、万全を期して、当該原酒を使用した下記商品を自主回収させていただきます。・・・とな
回収対象の商品には昨夜飲んだ「さつま司」が含まれていた。芋焼酎とはいっても麹米が使われているのだなあ。 まあ原料米の毒性は健康に影響を与えるレベルではないそうだし、原酒からも残留農薬は検出されていないそうであるが。 それにしても情けない。 「さつま司」が自主回収されていたことを知らなかったことが。
新聞を読んでいないとこういうことになるのである。
またかよー。 前安倍内閣に引き続き、福田内閣の唐突に思える総辞職。 一国の首相が、こうも簡単にその職を投げ出すとは実に不可解な国である。
福田さんは、政策の運営に行き詰まり国民のためを思ってあえてこの時期に退陣することにしたと言っている。 連立政権ましてや与野党逆転の参議院という状況では、政策運営がスムーズに行かないのはあたりまえのことである。 ここでまた自民党から他の人に首相の座を譲ったところで基本的な構図はなんら変わらない。 まあこれで福田さんは自民党最後の首相といった汚名から逃れることができることは確かである。 政策運営の行き詰まりを打開しようとしたのであるならば、内閣総辞職ではなくむしろ衆院解散、総選挙に打ってでるべきだった。 もうそろそろ民主党にバトンを渡すときがきているのではないだろうか。
