tsumiya's brog

試したこと。

B&W CM2

2015-07-19 15:52:26 | オーディオ
自作スピーカーばかりやっていると、本当にいい音なのと?疑問になることが
有ります。
前から、キャビネットの補強の入れ方が帆船みたいでかっこいいB&Wはいいのかな?
と思っていました。また内部スピーカーケーブルも世界中で音の良いケーブルを
探しているみたいで、グランド黒ケーブルで日本のオデイヤのケーブルを選んだ
ことも有ったと聞いています。ネットワークの部品でコンデンサはかなり選別されていて
次次とメーカーを発見しています。

このスピーカーはいろいろと工夫があって楽しいです。
まず全面にアルミ板を使用して、箱鳴きのコントロールをしています。
各ユニットはアルミ板には止められておらず、ユニットフレームの
振動が伝わるのを嫌っています。この辺が過去の金属板バッフルを
持つスピーカーとの違いでしょうか。

またLowスピーカーは、低音型F0のふらふらスピーカー(過去の日本製に多い)
と違い、かなり固い腰のある、フルレンジに近いスピーカーです。
古典ドイツスピーカーぽいかな、でボーカルはかなり得意です。
でもクラシックのオケもいける。

かなり楽しいスピーカーです。

改造するとメーカー品じゃなくなるのですが、高域が甘くて、綺麗さが出てないので
Hiスピーカーのグラファイト化をしました。

いつものやつです。アルミはまず黒油性マジックで塗って、その後墨汁で塗ります。
マジックは柔らかいので厚塗りはご法度です。墨汁は層構造になりますし、密度も軽いので
乾かして何度でも塗れます。乾くと固いグラファイト膜ができます。

コンデンサも頑張っていると書きながらも、ネットワークのHi側のコンデンサを
いつものMKPに交換してしまいました。MKPの甘い響きがいい感じ。

メーカー製ですので、内部配線は数多くの圧着端子が使用されています。
この圧着端子(ファストン)の音は、音が薄くなり、響が付く感じです。
半田付けに変更して、音が濃くなり、自然な柔らかさの音になりました。
なぜか自作スピーカーの出音と同じになってゆきます。
メーカー製の意味がなくなってゆくような。

やっぱり、中音はいいけれど、と、Loスピーカーユニットを発注しました。
B&W社がこのユニットでMIDに仕上げていくのが自然な流れと思います。
やはり低音の不満が有ります。
もっとうまくまとめているメーカーもあります。
こんなことすると、CM2でないのが。

Loスピーカーユニットは06LB050-Uです。例の音屋でバーゲンでした。
作りはB&W社の60シリーズぽい作りでして、カー用の箱も購入したので
Lo専用でCM2に足そうと計画しています。また同じような構成法のスピーカ
もB&W社にあります。

06LB050-UユニットはPA用でエッジがカチカチです。
低音が入ったときに、スピーカが動かないようにして
大入力でも歪まない設計です。
家庭用では低音の再生が必要ですので、エッジ交換をしました。
マグネットとフレームが高級なため腰のある低音で良い音です。
この辺がPA用らしい所です。

ますますメーカー製でないような。趣旨がずれています。

サブウーハー的な構成を考えています。
まだサブローのフィルターが入っていませんが、並列で鳴らしました。
いい感じです。
箱はブラックレザーボックスMBB-6BのCAR用で¥3850でした。

サブウーハーのフィルタを作成しました。
ほぼ10mHのコイルです。
ものは、80Wクラスのトロイダルトランスです。
DCRもそこそこ少ないです。
但し、でかい。調整はぼちぼち行います。

サブウーハーの効果がいい感じなので、フィルタを中華で
発注しました。かなりでかいコイルです。
型式はいまウイーンアコースティクではやっている、
低音用フィルタです。中華ですので、パクリですが、
彼らはまあ、耳がいいと思います。
低音は腹で聞くという人がいましたが、腹に来る音になりました。
部品でかいことがいい音の条件かもと。

コンデンサを中華で発注しました。
到着しました。洗濯機用コンデンサです。
でかいです。
安いし、音が良いので「でかい」コンデンサです。
ホーンのスピーカーに比べて音の濁り(歪が多い)がと思っていましたが、
原因がこのネットワークの100Hzフィルタ部品の電界コンデンサの歪でした。
100Hzフィルタでこんなに歪むとは驚きです。
洗濯機コンデンサは素晴らしいです。電界コンデンサは低音でもだめでした。
しかし50μF*4発は、大きさと価格でしんどいですが、
お勧めします。とても濁りの少ない音です。

スピーカーのゴムエッジが硬化していました。
ダイヤトーンほどでは有りませんが低音が少ない感じです。
そこで、エッジをヤフオクで@800円で購入して張り替えました。
柔らかい低音になり、いい音のスピーカと感心しました。
CM2のエッジも硬化して音質低下します。エッジ交換をお勧めします。

ネットワークのLo側の1.2mH空芯コイルが気に入らなくて、ネットワークを
発注しました。届いてからですが、中抜けの配分を変更する予定です。
いくらかかるんだろうこのスピーカー、まるで自作スピーカと同じのジレンマです。
ネットワークは高いです。ではその後。

ネットワークが届きました。たぶん何かの製品のネットワークです。
謎の国 中国から買いました。60ドルです。
18dB型のヨーロッパタイプのネットワークです。
聴き始めました。中抜けは収まっています。
この18dB型のネットワーク設計は只者のでは有りません。
ヨーロッパのスピーカーネットワーク設計は凄みがあります。

良い音になりました。聴いていて、時に、はっとする美しさがあります。
音が良くない時には、次のスピーカーを作ろうかとか思っていましたが、良い音は
飽きが来ません。いいスピーカーです。
B&Wの箱、ユニットは良いです。でもORIGINALは足りないものが有ります。
引き付けるものが必要です。

ネットワークを更に改造しようと、コンデンサを発注しました。
いいスピーカーになりました。改造が楽しみです。

一部の電界コンデンサをフィルムにしました。上品な音になって、びっくりです。
MKPはLOW Passに使ってもいいですね。

デジタルアンプの発振対策中に事故でスピーカー焼けました。
しかし、純正は手に入らないし高価なので、06LB050-Uユニットでの
修理です。このユニットはソナスファベルで使用しているSCAN SPEAKSのユニットと同じで、
違いはPA用にFixエッジになっていることです。そっくりさんですが、PAに使うとは
なんとも中国です。

結局CM2じゃなくなって、ネットワークはウイーンアコーステック(切り方)で、LOWユニットは
ソナスファベル(もどき)で、キャビネットとツイータがB&Wの混ざったスピーカーが誕生しました。
まるで、妄想の産物。やっぱりこう成るかと。

ツイーターですが、高音の伸びに満足できずに、Tymphany XT25TG30-04を購入しました。
ソナスファベルの使用で有名なツィーターです。
自作でも有名な方々が、多用されています。
高音の伸びが素晴らしいです。
特にバイオリンの音色が良いです。脂が飛ぶような音です。


スピーカー インシュレーターを購入しました。いままでゴム製の製品を使っていましたが、
B&Wにはねじがあらかじめ切っているので、金属性のインシュレーターです。
ゴム製では変化がなかったですが、この金属性のインシュレーターは音がワイドレンジになり
素晴らしいです。高音がこうも変わるとは、試してみないと分らないものです。

CM2のツイーターをVifa XT25TG30-04からNFJ販売のS0061@300円に変更しました。
コストダウンが目的では有りません。他スピーカーでこのツイーターを使用して
素晴らしく凛々しい音なので変更しました。素晴らしいツイーターです。

S0061から今度はSeas 22TAF/Gに変更しました。
元のゴムフランジに埋め込んでいます。
このゴムフランジはツーイータの防振をしていて、フィンランドバーチの固い
キャビを通して音が濁るのを防止しています。
低音は固いボックスでないと腰が砕けますが、高音は混変調が起こりやすいです。

固いフィンランドバーチの箱の為、高音での箱鳴きが多くて、響が多く付きます。
響の影響でステージの遠近が出にくかったです。
この対策でナイロンクロスを箱に張り付けました。
百均ナイロンクロスですので、高級フィンランドバーチ外観が”あーあ”の外観に変貌です。
しかし音はすごくよくなり、Willsonオーディオのサーシャになったのか?の変貌です。
低音の為には固い箱が必要です。しかし高音では、箱の共振は不要です。
スピーカユニットのみの音は素晴らしいです。
キャビネット共振音は雰囲気が有ったりしますが歪が多いです。
ソナスファベルの革張りも同じ効果が有ると思います。
また日本のユニウエーブの追究でカーペット張りが有りますが、安物くさいです。
馬革や羊皮、合成でも車の内装材やランドセルのクラリーノの考察で
デザインの完成度が上がると思います。スピーカーを革屋に持ち込んでも、少しは研究してほしいです。

更にナイロンクロスをフロントアルミバッフルに張りました。ツーイーターが更に綺麗になりました。
Willsonオーディオが、箱鳴りを抑えて、ユニットのみの音に専念させる意図が分かりました。
ユニウエーブの意図もわかりますが、Onkyoで油井さんが試みた以上の工夫が世間では見られず残念です。
しかし後はツーイーターの更なるフローティング接続と
ウーハーはやはり箱を強固に駆動するためにフローティング以外の方法が必要です。

ナイロンクロスとか馬革とか少し外観に振った工夫もまた必要です。
チープなユニウエーブの起毛張りは外観の改善が必要です。
また何も考えずに、ピアノフィッシュとか改善の放棄と同じです。
音を聴いているのかと疑います。
しかしこの手の製品は多いです。

ツーイーターをNFJで販売しているPeerlessツーイーターに変更しました。
Seas 22TAF/Gより空気感の表現が優れています。それとふわっとした音です。
またバイオリンの綺麗な音が魅力です。
NFJですので1個1000円以下です。

中域が薄いために、3WAYへの変更も視野にいれて、ツイーターから
10cmフルレンジ8001 TangBand W4-1052SD に変更して、
スピーカーネットワークはそのままで聴いてみました。
2WAYそのままで、中域の薄さは改善され、低音の押しもでました。
ルックスもB&Wぽくて、ちょんまげツイーターを付ければミニチュアの感じです。

高音が少々汚い為に、Tanban W4-930SDに変更しました。汚さは改善しました。
しかし紙コーンのため高音不足です。
そこで、いつもの同軸構造にて、ツイーターを追加して、3WAYです。
プラバンにて、ツイーター保持フレームを作成しています。
同様にナイロンウエスで共振防止をしました。きれいな高音です。




JAHE MONHEIT Taking a Chance on love がいい感じ

Jacintha Autumn Leaves がいい感じ