今度、どこ登ろうかな?

山と山登りについての独り言

十二ヶ岳・中ノ岳

2006年02月07日 | 山登りの記録 2004
平成16年5月12日(水)

 天気予報は余り芳しいものではない。そこそこ晴天になる様なことを言っているが、南から湿った空気が入り込む…というもの。つまりはそれ程期待できない。そんな状況では遠くの山に行くわけにもいかない、県内で軽い山を探します。結局十二ケ岳にした。小野子山と子持山には登ってたけど、ここはまだだった。展望がいいらしいが、天気からそれは期待薄だ。

 小野上村の国道から案内ガイドのとおりに右折、少しまごついたが十二ケ岳登山道というりっぱな標識があっちこっちにある。小野上村の水源地に上り詰める林道峠線というのに入り、4号橋まで入り込む。ここに5,6台の車が停められる駐車場があった。なんとそこに既に3台も車が停めて有るではないか。
 信じられない、野田なんてナンバーの車まであるぞ。いつからこの山がそんな有名山岳になったんだろう…静かな登山が楽しめる、とかあるガイドブックに書いてあったはず…それも平日なのに?

 晴れてきて、夏のような陽射しが照りつける中を、車止めされた林道は一直線に急角度で上っていた。それを登っていくのだが、陽を遮るものも無く、暑い事この上ない。全身びっしょり汗をかいてしまった。30分ほどで林道を離れ、沢沿いの道に入る。杉の暗い登りは涼しくていいな。途中の林道でご年配の夫婦を追い抜いたが、まだ先に一杯いるんだろうなあ。
 こういう山は距離こそ短いけど、急角度で上る道は結構きつい。1時間ばかりで稜線に着いた。樹間から中ノ岳が直ぐそこに見えている、ここも登っていないからついでに登っておこう。ここで道は二分する、左は直登する男坂で右は樹林の中を巻いていく女坂となっている。

 男坂をたどる、岩混じりのかなり急傾斜だが、特に危険という程ではない。下り坂に向かっている天気で、霞んでいる景色はだんだんベールに包まれたようになりつつあり、頂上でも良い展望の望みはない。直ぐ向かいの榛名の山並みも白い帳の向こうにぼやっとしてきた。十二ケ岳の南面は岩場になっていて山頂から胸壁状に張り出してなかなか見応えのある山容だ。山頂の方から子どもの声がするので、イヤな予感がした。

 何と!頂上は幼稚園の団体が占拠していた。その他にも年配グループが休んでいた。平日になんでこんなに人がいるんだろうか?何枚か写真を撮って直ぐに下山した。そのまま中ノ岳に向かう、その途中でも山菜採り?のおじさんと単独のおばあさんにすれ違った。
 中ノ岳の頂上は雑木の林の中だった。もとよりこの天気では展望は無い、山頂の標識がある小山の下が、感じのいい平地だった。そこで昼食にした。誰もいない静かな時間を楽しむ。
 しかし帰る仕度をしていると、またここにもハイカーが団体で押し寄せるのだ。そんなわけでこの日は思いがけず平日にもかかわらず人の多い山行だった。いつからこの山が人気の山になったのだろうか?

 帰りは小野上温泉センターに寄って帰った。ここの温泉は昔の温泉旅館の浴場の雰囲気があってなかなか良かった。山はイマイチでも、温泉は○でした。

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