T.Shimada's Diary

日々の話題、過去の話題から。

仙台(9) - 瑞鳳殿

2007年08月06日 23時59分08秒 | 出張・旅行
 るーぷる仙台で周った最初の見どころは、「瑞鳳殿(ずいほうでん)」である。瑞鳳殿は伊達政宗の霊廟であり、その近辺には歴代仙台藩主の霊廟や墓所がある。



 るーぷる仙台「瑞鳳殿前」を降り、案内板の地図にしたがって進むと、すぐに急な上り坂に入った。この日は小雨の降る、観光にはあいにくの天気のため、少々滑りやすくなっていたが、5分もかからず瑞鳳殿の入り口に辿り着いた。そこからさらに石段を上り、瑞鳳殿の案内所に到着。ここで入場料を支払った。なお、るーぷる仙台の1日乗車券を所持している場合は、提示するといくらか割引される。大人料金の場合、ここでは通常550円かかるが、1日乗車券により450円に割引される。


 案内所の隣には、瑞鳳殿の入り口である涅槃門がある。この門は、伊達政宗の命日など特別な日にのみ開門されるといい、通常はその隣の通用口から瑞鳳殿に入る。

 涅槃門から石段を登ると霊廟前に建物があり、それをくぐるとようやく瑞鳳殿が姿を現す。


 瑞鳳殿は伊達政宗の霊廟であるが、その扉には伊達家の家紋である「竹と雀」の紋と「九曜」の紋が入っている。建物は黒地に金や様々な彩色の装飾が施されており、何とも壮麗である。また、この霊廟の周りには、ゆかりの家臣たちの墓も置かれている。


 瑞鳳殿を出て、西側にある歴代仙台藩主の墓所も見に行くことに。順路の途中には、戊辰戦争で命を落とした仙台藩士を供養する忠魂碑も。

 
 歴代藩主のうち、2代目、3代目までは霊廟がある。2代藩主・伊達忠宗の霊廟は「感仙殿」(左)、3代藩主・伊達綱宗の霊廟は「善応殿」(右)と呼ばれる。建物の形や装飾は、基本的に瑞鳳殿と変わりないが、家紋など異なる部分もある(たとえば善応殿は「九曜」でなく「三引両」、など)。

 なお、4代目以降は霊廟方式から仏式の墓所、あるいは神式の墳墓となっているという。うち感仙殿の北側には9代藩主周宗、11代藩主斎義の夫妻の墓碑があり、妙雲界廟と呼ばれている。


(つづく)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。