父の生前中、よくお前が寿子の話をすると寿子が慌てて夢にでてくるなあと父は言っていたが私はわからなかった。
昨日父の話をすると今朝父が鮮明に夢に出てきた。亡くなる時の夢だった。良い香りのするパジャマを着た父が私の腕に抱かれて亡くなる夢だった。
現実は汚いパジャマを確か下ズボンは着替えが必要と言われていたような着替えしていない同じ上着だけのパジャマを着せられていて私は看護師さんにガッカリしました。着替えを持っていきたくても持っていけなかった。後期高齢者になってからどれだけ医療費をおさめているのよ!それから2重構造か何かででひっきりなしの封書の量、パジャマの1,2枚ぐらい補ってもらえると思わざるを得なかった。私は唇の病気になってしまって病原菌が父の脳の傷に移ってはいけない。病院へ行って父に会わずにパジャマや着替えを渡して帰ろうかとも思ったが勘の良い父は気付いて余計に悲しむに違いない。病院に電話だけは入れておいた。ちょっと寒かったから父が寒くないようにしてくれ、私は風邪で病院に行けない。
それで家では父が退院してくるまでに曲を作らなくてはいけない、5曲。というのは父と一緒に生活をしている時にメロディーが浮かんでそれを五線紙に書き留めていたのをそろそろ曲にしておかないといけないから、父が退院すると智子智子攻撃で出来なくなるからだ。
病院に行こうとすると雷ごろごろ、作曲の方に力を入れる事にする。きちんと持ち物準備万端にしてあったが、又ある日、父に一刻も早く会いたいと思う。外はビュウビュウ風が吹いている。作曲をなんとなくしてしまう。又ある日は病院の近くの知人と一緒に、断りやはり作曲に力を入れてしまう。そして唇の病気になってしまう。看護師さんはひげそる剃刀を持って来いだのシャンプーを持って来いだの若い看護師さんがしきりに言うが言っておくが嫁と娘はちょっと
違うのだ。嫁はその家に嫁いで仕える役目がある。娘は娘の天命があるのである。おむつや着替えの制度があったが要項が理解できなかった。後期高齢者になってから裕に市民税なども一気に跳ね上がり15万円ほど余分に払っているのに・・・私は納得できない。
父は安らかに亡くなったのだろうか?「アラビアのロレンス」このビデオを見てから不安になっている。捕虜が君たちが想像もつかない
残虐な扱いを受けるという話が出てきたからである。突然病院で亡くなると安楽死と言う言葉では済まされない余計な疑念が沸き起こる。
だからやってはいけない行為であると私は思う。
でも、ここの所だけは医者と看護師さんと宗教を信じたい。この時はまだ父を宗教会員にしていたので・・・