How are you?と声をかけられたらI'm fine thank you.と答える。これさえ知らなかったが、みんなFine!とか答えているので、でも、こんな問いかけ、自由の侵害だと感じていました。誰ともしゃべりたくない人間はどうすんのよ？だいたい、こんなバカみたいなフレーズを必ず最初に言うなんて、バカになってしまいそうと思っていた。あと名前を呼びやすく省略するので、ジョンとかマイケルとかデビットとか決まっていて、顔も分類できるような似た顔がある人間ばかりで、確か強気な女性達に私はいつも日本ではいじめられてばかりだったのに、そのお高い輝かしい自信の持ち主の女性達がトローンと外人によろめくのがとても不思議でした。
カフェテリアで黒人の女性が私を目ざとく見つけて、You are welcome.と声をかけてくれてもニコリとするだけで言葉が全く出ない。
頭の中はウエルカムのカムがむつかしい日本にはない感じの発音といつも思っていたのです。モーツァルトが説教受けている時に,曲に置き換えて説教を聞いていたような立派な感じだったら良かったのですが・・
みんな必死で働いています。勉強もしています。でも、上の人に認められるように、或いは低く評価されないように頑張っている人間に感じてしまいました。私も私の父もそういう序列に上手に対処できないし、従わないし、私こそ、私の父こそ高慢だと思います。きっと序列に従っていたら、なんにも出来ないからだと思います。。
自由にしなければ、何一つ良い所も威厳も持てないで、猫ちゃんのような人生で終わってしまう所だったのです。私がみんなや社会と上手に
溶け込むように無理をすると、きっと威厳の持てないまま、バカ殿志村みたいにふざけて見せて、人生を終わっていたと想います。アメリカで本音を出すのは今しかないと思ったのです。だから、すさまじい批判は受けたが、あれが私の正直な気持ちだったので、そういう点では悔いはないです。父も性格が悪い所があるのでケンカばかりしていたが、それが私の正直な気持ちだったという点では悔いはないです。
ただ、神様に祈るとしたら「愛深い人間になれますように！」一番幸せな人間は愛すべき誰かの為に生きたいと願って生きている人だと思います。私は零点です。だからこう願うのだと思います。
