再考したら、私はリストの曲は手が小さいから無理である。私は手が小さい事にあきらめ過ぎて、手が小さい事すら忘れてしまって、意識がなかった。中年になって街中に小さいバスが嫌味のように走り出した頃、唐突にいわゆる学歴だけは高い人に、思い切り「あなたは手が小さいわよね！」と憐みのように、はっきり念を押された。そう言えば、ピアノを弾く時、私はずっと意識の下に埋めていた事に気付いた。
ある音楽家が、テレビで’手が小さいなんて言い訳’と言っていたので、何故、あきらめていたかを説明しようと思う。耳の穴をほじくって聞いてほしい。
起立してみて下さい。腕、手を下に垂らした状態で、思いっきり手を広げてみよう（指と指の間をしっかり広げるように）全然、広がらない。ピアノの先生は手が小さい人は一杯いるし、その内、自然に指と指の間は開いてくると言っていた。私は起立して腕を下に垂らした状態の手の自然に膨らんだ状態で弾くと、始めのレッスンで教わったのである（高校入試の為の神戸布引の先生に）
これが、実は私にとっては大変な間違いだったのである。妹先生はショパンも手が小さかったと手形を見せてくれた事があった。それで、手が小さい事はあきらめているが意識の外に置く事にはなった。でも、腕をまるで’あら、まあ！’とびっくりするように顔の下あたりで、指と指の間を広げてみると結構、開く事に50才も過ぎた最近になって気が付いた。こちらを知っていれば、私はあきらめを意識の下に置く事はなかったかもしれない。指と指の間が開いてくると言われる度に、私は「そんなわけない」と実はあきらめてしまっていたのである。
おまけに腕の力もあまりない。特に右腕、決して障害者ではないが、障害者なら障害者手当がもらえるので良いと思う。
金網たわしとスポンジが合体している、台所用品で洗い物をする。
卵の記事をよく見るので、思い出したので書く。シカゴのアパートで自炊をするのでスーパーでよく卵を買っていた。
黄身双子が７個目までそうだったのは、はっきり覚えているが、気味が悪くてその後はあまり覚えていない。確か全部10個双子黄身だったと思う。
これは何の意味かしら？と私は考えたがあの時はとても良い暗示には思えなくて、もしかして不吉なんてよぎっていた。
