Cosmos Factory

地方は終焉を迎え、無秩序な空間は途方もなく宇宙まで続く。

“ファースト”

2017-08-18 23:41:41 | つぶやき

 「アメリカファースト」を唱えて大統領になったドナルド・トランプ。アメリカ第一主義かと思えば、そうでもなく、白人ファーストの様相を見せるこのごろ。オバマ大統領が生まれた反動なのかどうなのか、自由の国アメリカだからこのくらい当たり前と思えばその通りだが、最も積極的だったアメリカが自ら梯子を外した太平洋パートナーシップ協定のことなど、アメリカがこうも変わるものなのだと実感している。しかしながら「アメリカファースト」以降、日本にも主旨は異なるのだろうが「ファースト」のブームが到来している。何といっても「都民ファースト」だろうか。都議選において都民ファーストの会が圧勝した際に、あらためて気になっていた。東京都といえば既に日本の中心というよりも、周辺地域を含めると人口の3分の1を占めている。かつて首都機能移転などという話もあったが、もはやその状況ではない。しかし、いっぽうで首都圏において大地震が発生した場合の不安は大きい。にも関わらず膨らみ続ける東京。その東京都のトップが「都民ファースト」を唱える。どこかトランプ大統領に似ている。日本人が集まって多数決をしたら、もはや東京に勝てる要素がなくなりつつある。ということはどういうことかと言えば、財政的に潤っている地域の人々の視点で物事は選択されるということ。地方は都民の方を見ながら政策なり、施策を作り上げていかざるを得なくなる。ようは都会の人々の視線で山の中も捉えないと生きていけないということだ。その上に「都民第一」と言われると、地方はいかなることになるのか、そんなことをあの都議選の際に思った。

 その後、都民ファーストの思想は国政にも広がる様相だ。全世界が自分たちがファーストだと掲げる傾向がある。もちろん政治はもともと選挙によって成立するもの。選挙はそもそも自分たちへの利益誘導に重きが置かれる。選挙制度そのものが第一主義といっても過言ではない。とすれば当たり前の思想なのだと理解できるが、日本にはそれとは異なった日本人らしさもあった。その一つに「忖度」もあったのだろうが、もはや他人のことを推し量ることすら「悪名高き」といった雰囲気すら漂う。

『政治』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
« 「新盆」 | トップ | 盆明けの草刈 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

つぶやき」カテゴリの最新記事

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL