Cosmos Factory

地方は終焉を迎え、無秩序な空間は途方もなく宇宙まで続く。

ヤブガラシ

2016-08-18 23:14:13 | 自然から学ぶ

 沖縄県ではサトウキビがヤブガラシの発生で減収してしまうということで、県農林水産部がヤブガラシ類の防除マニュアルなるものを出している。藪を覆って枯らしてしまうほどの生育の旺盛さからその名がついたとも言われるヤブガラシ(実際のところ、アレチウリやクズほどの旺盛さはない)。別名をビンボウカズラ(貧乏葛)とも言うらしい。ウィキペディアには「その意味としては、庭の手入れどころではない貧乏な人の住処に生い茂る、あるいはこの植物に絡まれた家屋が貧相に見える、またはこの植物が茂ったことが原因で貧乏になってしまう、などの意味に解釈されている。」とある。ヤブガラシに「絡まれた家屋が貧相に見える」、ウィキペディアにあったこの解説でわたしも初めて知ったところだが、ヤブガラシが気になっていたのもそんな風に見えると自ら感じていたからかも。実は我が家の庭にはこのヤブガラシが生えている。駆除が困難な雑草で有名らしいが、それほど近在でよく見られるというものでもない。何に混ざってやってきたのか解らないが、ここに宅地を造成した当初にはなかったように思う。盛んに目立つようになったのは5年ほど前からだろうか。最初はヤブガラシだとは知らなかった。ふつうに草取りをして、取った草はほかの雑草と一緒に畑の一部に集めて枯らし、腐らせていた。ところがこのヤブガラシ、根っこを抜いたとしても、その根が容易には枯れないのだ。取った雑草を重ねたうえで腐らせるようにしておいても、その重なったところで根を伸ばし、結果的には雑草として処分した山の中で芽を出して、さらに地下の根を伸ばしていってしまう。ということで、草取りをしたために、逆にヤブガラシの生息域を増やしてしまったのだ。ヤブガラシは地下の根が長く、引っこ抜いても根が残ってしまうのが普通。したがって掘り起こして根をすっかり除去しなくてはならないのだが、完璧に除去するのは難しいのが現実。

 我が家ではこのヤブガラシが垣根につたって伸びるので、その長さは数メートルレベルに達する。これほど厄介なものは、放っておくとどんどん増えるのか、と思うのだが、その生体はよくわからない。常に除去するように注意していると、弱まる根もある。ようはどんどん増幅していくというわけでもないようだ。もちろん放っておくと増えるのに間違いはないが。何より当初引っこ抜いた根をほかの雑草とともに腐らせようと積んで処理していたのがいけなかった。今は引っこ抜いた根をからからに乾かして二度と芽が出てこないように枯らすようにしている。コンクリートとかアスファルトとか、そうした上に干すのが一番。

 さて、ネットに「ヤブガラシを駆除するには」というものがあった。そこに次のような記述が。

このヤブガラシを切らずに木から解くんです。
伸ばしてみると、2.5mほどありました。
普通は、このまま手で抜いてしまうと思います。
それをくるくると巻き、そっと地面に置くんです。
それはまさに頭に巻く王冠のように!
そして、心の中でつぶやくんです・・。
「もうお前の役目はここでは終わったよ・・・。もういいんだよ。」
これで、ヤブガラシはいなくなるんです。

と。ようは蔓を解いて王冠のようにくるくると巻いて地面に置けば良いというのだ。この通りにやってみたのだが、すでに1ヶ月近くになるが、まったく弱ったという雰囲気はない。1ヶ月くらいすると茎が黒々としてくるというが、その気配はなく、どうもこの方法は疑問だ。前述したように、地下に根が残っていても、根の中には弱ってくるものもある。この雑草の生体を研究している人はいるのだろうか。

 

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