Cosmos Factory

地方は終焉を迎え、無秩序な空間は途方もなく宇宙まで続く。

竿石の上に載った祠

2016-10-11 23:51:34 | つぶやき

小布施町押羽上下諏訪神社 秋葉大権現(右側)

 

長野市武井神社「金刀比羅社」

 

 小布施町「押切」で触れた押羽の上下諏訪神社の本殿横に、興味深い碑が立っていた。3メートル近く高いところに木祠が掲げられ、その下の竿は石造となっている。ここでは秋葉大権現が祀られているというこの木祠、この形を見て思い出すのは、松本市神林町神の「御柱」である。以前「これも御柱で触れたわけであるが。神林では木の四角い柱の上に木祠が祀られ、小正月の間木祠を高く掲げる。その高さ約3メートル弱というもので、上下諏訪神社の秋葉大権現に似ている。もちろん竿の部分が石造のうえ、「御柱」とは異なって常に安置されているから、臨時的なものではない。とても印象深かったので惹かれたわけであるが、実はこの手の石造物が、北信には多いようだ。先日の長野市湯福神社の御柱で、前回の御柱が実施されたという武井神社を訪れて、その際の御柱を見学した。その際、携帯の西の隅に建つ同じような石造物に出会った。こちらは木祠ではなく、竿石の上に安置されているものも石祠と、完全な石造物である。高さ的にはそれほど高くなく、2メートル程度であるが、いずれにしても竿石の上に安置するタイプの石造物が目立つ。このような石造物が中信や南信では見かけない。

 押羽上下諏訪神社の秋葉大権現は、「嘉永六年癸丑四月」(1853)の造立。

 

小布施町松村「庚申塔」

 

 さて、前回小布施を訪れた際に“角に文字を彫った「庚申塔」”を記した。あえて角ばった部分をセンターにして、接する両面に「庚申」を刻んだものだったわけであるが、今回も同じような「庚申」を見つけた。県道中野小布施線の松村地積の三叉路の分岐点にその庚申は立っていた。「観世音」と文字が掘られた石碑の両脇に「庚申」と刻まれた碑が立っているが、向かって左側に立つ「庚申塔」は、“角に文字を彫った「庚申塔」”の際に紹介したものほどではないが、「庚申」の文字が真ん中を折れ線に添わせ、2面にその字は別れて彫られている。ちなみにこの「庚申塔」は、昭和42年に公会堂の前から移転されたものといい、もう1体の庚申塔と一緒に移転したという。「寛政十二庚申十一月」とあり、1800年造立にあたる。「庚」の文字の部分は欠損している。

 

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