Cosmos Factory

地方は終焉を迎え、無秩序な空間は途方もなく宇宙まで続く。

揺り籠

2017-06-14 23:45:14 | つぶやき

 このところ仕事で何度となく足を運んでいる現場は、道路を掘り返して埋設物の問題個所を見つけるというもの。10年ほど前埋設した構造物に問題が起きたため掘り返したのだが、この道路、かつては県道で現在は市道。幻の国道と言われて国道が行き止まりだった時代は迂回路へ通じているため国道とも言われた道だ。今は新しい国道ができて市道に格下げされたが、今もって道端に立っていると大型車が短時間に何台も通過する幹線的道路だ。しかし市道に格下げされたとおり、センターラインが引いてはあるが、その割には幅員は少し狭い道路。

 掘り返して気がついたのは、舗装の下の「赤土」。まさに赤土で、粘性が高い感じ。とても水が浸透するような土質ではなく、掘り返した反対側を大きな車が通過すると地響きがするような音ともに上下に揺れる。埋設された構造物に問題が起きても不思議ではないほどの揺れ。しかし地中から現れた構造物に思ったほど損傷らしき損傷はない。何に問題があったかはっきりしないまま、手当を施して再び埋設したわけだが、同じような症状が出ないよう祈るばかり。

 それにしても道端にいると地響きとともにやってくる振動はなかなかのもの。周囲には家が建っているような場所で、これほど揺れるということは家も揺れているはず。地震と間違っても不思議ではないほど、大型車が頻繁に通るし、場合によってはそれほど大きくない車が通っても地響きと風と音と、といった具合に揺り籠状態。掘り返した際に見えた舗装を見ると、かつて県道だったというのに、アスファルトは表層のみ。本来は基層と言われる部分があっておかしくないのだが、表層の5センチのみ。路盤も測ってみると30センチほど。あらわわれた「赤土」の姿をみるにつけ、おそらくまともな舗装だったら、表層+基層のアスファルト10センチに、交通量から推定すれば、最低でも50センチの路盤があっておかしくない。さらに「赤土」だからふつうなら置換層といわれる砕石層がさらに50センチくらいあって、掘り返したところに「赤土」が見えないくらい砕石があって不思議ではないはず。これでは揺り籠になって当然なんだろう。よくぞ道端に「家を建ったもの」、とは周囲の人たちには言えないが、心の中でそんな言葉が出たしだい。

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