Cosmos Factory

地方は終焉を迎え、無秩序な空間は途方もなく宇宙まで続く。

最近の台風

2017-08-07 23:25:39 | 自然から学ぶ

 列島縦断のように進むと見られていた台風5号は、気象庁のホームページで確認していても、予報円があるから必ずしも真っ直ぐ進むというものではないが、その真ん中を進めば長野県の中央部を進むような図をずっとアップしていた。そんななか、「台風5号の進路 日本アルプスの影響で再び意見分かれる」という見出しがウェブ上のニュースに踊ったのは午後になってのこと。その二つの予想とは、1)北陸方面へ北上し日本海に抜けていくコース、2)関東方面へ南下し太平洋に抜けていくコース、というものだった。そして記事には次のように書かれている。

台風は上陸後、勢力を弱めるため、進んだ先の日本アルプスを乗り越えられず、地形の抵抗を大きく受けるからです。

結果、台風本体の雲がアルプスの北と南に真っ二つに分かれる可能性があります。
2つになった雲の塊のうち、どちらを台風とするのか。
その判断が各機関で異なり始めており、進路予想の違いに影響しています。

 結果的に北陸の方に曲がったが、近年の台風は山岳地帯を前に曲がっていくものが多い。というかわたし的には、曲がらなくても雨をもたらす雲は長野県を避けるように渦を巻く。今回も飯田市南信濃において短時間に多くの降雨を記録した時間があったが、あくまでも周縁部でのこと。ちょうど長野県の県境ラインに沿って雲は流れ、県内へ入っても「弱まる」という印象は最近の傾向だ。かつて台風で大きな被害を受けたことは何度もあって、けしてずっとそういう傾向があったということでもないのだが、最近はどうしたことか。

 そもそも伊那谷では多量の雨量を観測したことが近年記憶に少ない。たびたび触れているように、多量な降雨によって災害でも発生すると仕事が忙しくなるのが常だけに、災害とわたしの生活には方程式のようなものがある。したがってわたしの記憶はに間違いはなく、そして近年そこに蓄積するような災害は発生していない。

 なぜ雨雲は長野県を避けるのか。景観として気がつくのは、川の光景だ。近年川の中が木で覆われる傾向だ。出水による河川内の氾濫が発生しないため、川の景色が変わらなくなった。というよりも川の中にある木々がますます枝を伸ばし、川を覆い尽くしているのだ。花崗岩の巨石が川の中を真っ白に埋め尽くしていた景色は過去のものとなっている。そして、今や天竜川というとりわけ大きな川の景色さえ、木々の目立つ川と変化してきている。

 台風がやってくると、それに合わせたように、わたしの日記へのアクセスは過去の災害の記録に集中する。昨日、今日と、昭和56年や58年の台風を扱った記事がたくさん閲覧された。

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